2019年の市況のまとめ

2019年の市況をまとめました。騰落率のグラフは米国株式の円建て騰落率です。

1月 FRBがトランプ大統領の求めに応じる形で利上げを中止。株式市場は好調

2月 米中協議が終結するとの期待感から中国株式が上昇

3月 FRBが2019年に利上げしないと宣言。米国では一時逆イールドに。ECBも利上げの延期を表明

4月 FRBが利下げに向かうとの観測、米中協議への期待感、好調な企業業績が株式市場を引き上げる

5月 パウエルFRB議長が利下げを否定。トランプ大統領が対中関税の引き上げを主張。英国でメイ首相が辞任しBrexitが混迷

6月 市場は米独市場を中心に回復。FRBの2回の利下げを織り込む

7月 FRBは利下げしたが、トランプ大統領が求める大幅なものではなかった

8月 中国が元安の操作を行い、欧米から非難を受ける

9月 米中協議への期待感とECBが金融緩和政策に言及し市場は好感。ただし、米国の消費者信頼感が下落し月末には軟化

10月 中国が元安の操作を行い、欧米から非難を受ける

11月 米中双方が協議の進展を報告し市場は最高値を更新する日が続く

12月 米中が第1段階の合意に至ると公表し、英国の総選挙で保守党が勝利しBrexitの道筋が見えたことが好感され市場は最高値を更新

FP-MIRAI倶楽部のメンバーのみなさまにはPDF版のファイルを用意してあります。ご自由にお使いください。

 

年末年始の取引

2019年の最終日になりました。日本が新年の夜明けを迎えるころ、アメリカの市場の2019年の最終日のデータがそろいます。アメリカは31日まで市場が開いているようです。ちなみにヨーロッパは、ロンドンもフランクフルトも基本的には市場はお休みのようです。New Year Eveと書いてあったので、多少、新年を迎えることを祝っているような気もします。

中国は、ご承知のように、新年明けてから本当の正月(春節)がありますね。来年は、1月24日から30日のようです。もちろんこの間、株式市場はクローズです。

日本は、大納会が12月30日で、年明けは、日本は曜日の関係で6日からですが、欧米市場は2日から営業しています。

世界の市場は、案外、同時にオープンしていることが少ないのです。

レポートを作る側としては、どこで年末として、どこから年始とするのか悩ましいところです。

というわけで、言い訳のようですが、

に掲載する市況データを、年末は12月30日まで、年始は1月6日からとすることにします。