5月第2週の市況

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2017/5/8    月

米国の労働統計が公表され就労者数の増加は予想以上、失業率も低下してSP500、NASDAQは史上最高値を更新。賃金上昇は緩やかであったことから、債券価格は横ばい。原油価格がリバウンドしてエネルギー関連が堅調

2017/5/9    火

米国の3月の消費支出の伸びは緩やかで、工場出荷も予想以下。財務省が30年超の国債の発行に前向きなコメントで、イールドは上昇。トランプ大統領が銀行を投資銀行と商業銀行に再分割することを考えている発言。NASDAQは史上最高値を更新したがほかの株式指数は下落

2017/5/10    水

原油価格が下落し、素材関連が軟化。SP500は値を下げたがNASDAQは史上最高値を更新。Fed高官が利上げについて強気な発言をしたことからドルは値上がり。欧州株式は、David CampariやNetsといった企業の興行性が市場を上昇させた

2017/5/11    木

米ドルが下落、原油価格は上昇し、米国株式は上昇した。ダラス連銀の総裁が今年の利上げのペースに言及し、金が下げ止まり上昇した。エネルギーとテクノロジー株が堅調。VIX指数は低いまま。欧州ではギリシャ株式が上昇し、ギリシャのイールドが低下。INGやドイチェバンクなどの銀行株も堅調

2017/5/12    金

米国債と金は上昇。米国株式は、Marcyが値を下げたこともあり、小売り関連株が軟調で市場全体も値下がり。原油価格は48ドル超まで値を戻し、欧州株式はスペイン株を中心に値を下げる

5月第1週の市況

2017/5/1    月

米国の2017年第1四半期のGDP成長率が年率0.7%と過去3年で最も緩やかなものとなった。SP500、ダウは下落したが、アルファベット、アマゾンにけん引されてNASDAQは史上最高値を更新。原油価格は50ドルを回復し、米国債は値を上げた

2017/5/2    火

米国では3月の消費者支出がそれほど伸びず、工場受注は上昇。マヌーチン財務相が30年超の超長期債券の発行に前向きな発言をしイールド低下。原油価格は1か月来の安値となる。トランプ大統領が商業銀行と投資銀行の再分離について言及。NASDAQは史上最高値を更新

2017/5/3    水

米国では原油の在庫が増加し原油価格が下落。アップルはiPhone販売の不振から2.3%値を下げた。市場では3日に公開されるFOMCのコメント待ち。日本円は6週間来の安値を付ける。欧州では、工場活動指数が6年ぶりの高水準となり、金融、産業株の上昇に支えられて市場は上昇

2017/5/4    木

FOMCはインフレは目標値の2%近傍にあるとして利上げを行わず、ドル高、イールド高の様相。イールド高により金融株が上昇。ADPレポート、ISM非製造業指数が上昇するなど好材料があるが、銅価格は2015年以来の大幅な下落。欧州市場ではアップルのサプライヤーを中心に値を下げ、BHPビリトン、アングロアメリカンなどの資源関連も下落

2017/5/5    金

原油価格が6か月来の安値を付け、米国市場ではエネルギー関連が軟調。欧州市場ではこれまで決算を公表した企業のうち8割が予想を超える収益を計上しており、HSBCも好決算のため2.9%値を上げた。石油関連のStatoil、ロイヤルダッチシェルも原油価格の値下がりがあったが決算が好調であったために株価上昇。市場全体でもDAXが史上最高値、CAC40は9年来の高値となった