6月第4週の市況

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2017/6/19    月

米国市場では住宅統計と消費者信頼感指数が予想以下となったが、アマゾンがWhole Foods Marketの買収で合意したと公表しAmazonは2.5%値を上げ、Whole Foodsは29%値を上げたが、食品小売り指数は5.1%値を下げた。金融緩和を維持した日銀の政策会合の決定はFedの会合と好対照となり、円は値を下げた

2017/6/20    火

米国ではアップル、マイクロンテクノロジーなど大手テクノロジー株が大幅にリバウンド。Fedの高官が利上げにタカ派的なコメントを発し、米ドルとイールドは上昇。MSCIが中国の国内向け株式(A株式)をグローバル指数に入れるかどうか、火曜日の市場終了後に発表。香港株は先走って値上がり。欧州ではマクロン大統領が議会の過半を制し、BNPパリバ、ソシエテジェネラルなど大手銀行株を中心にフランス株式が上昇

2017/6/21    水

原油価格が43ドル以下になり、欧米市場で原油価格と、エネルギー関連株が軟化。米国では消費耐久財株や工業株、通信株などが軒並み値を下げ大幅な値下がりとなった。欧州でも資源関連株に引きずられて市場は軟調

2017/6/22    木

米国の在庫が高水準でリビアの生産が再開される中、原油価格が43ドル以下に下落。エネルギー関連株が2か月来の安値を付け、トランプ政権が薬価へのスタンスを緩和させその結果バイオ関連株の株価上昇でも相殺できず米国市場は下落。欧州では、英国の銀行であるProvident Financialが大きく値を下げる、一方で、不良債権問題に進展があったイタリアの銀行株が上昇

2017/6/23    金

原油価格は相変わらず安値で低迷しており米国市場では43ドルを切る水準。共和党から提出されたオバマケア廃止のための法案は4年で500億ドルの追加出費が必要になるものであった。そのためヘルスケア関連株が上昇。イールドが低下して金融株は軟化したため、SP500は値を下げ、NASDAQは上昇。欧州市場ではノバルティスがけん引してヘルスケア関連株が堅調となり市場を下支え

6月第3週の市況

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2017/6/12    月

米国市場では市場をけん引してきたテクノロジー株が大きく値を下げNASDAQは1.8%下落。ダウ、SP500も二中最高値を付けたものの下落。欧州市場では方向性のない市場となった。ポンドが下落した英国では、アントファガスタやBPといった輸出関連株が値を上げ、マーク&スペンサー、ロイズなどの国内関連株が値を下げた。

2017/6/13    火

欧米市場でテクノロジー株がバリュエーションの観点から値を下げた。アップルが2.5%値を下げ、マイクロソフトも0.8%値を下げた。その他、サムソンやASML、欧州市場ではSTMicroが10%、Dialog Semicondutorが7%超下げるなどテクノロジー株が大きく値を下げ、テクノロジー株のウェイトの高いNASDAQも下落。原油価格が値上がりしたエネルギー株や通信株は値を上げた

2017/6/14    水

昨日下落したテクノロジー株が欧米市場でリバウンドし、米ドルは下落。Fedは明日の政策会合で利上げを決定する見通し。欧州では、Dialog Semiconductor,Infinion,ASMといったテクノロジー株が値を上げ、イタリアでは銀行の救済に目途が着いたと大臣が発言し銀行株が上昇。債務問題にめどがついたギリシャ株も上昇

2017/6/15    木

欧州では4月の工業生産が伸びたが、その後公表された米国のインフレと小売り統計が予想以下となり市場に負のインパクト。Fedは予想とおり金利を引き上げ。イエレン議長は短期的にインフレの鈍化があっても金利引き締めを継続することを示唆。米国では債券が上昇し、大型株を中心としたDOWは値を上げ、引き続き中心となるテクノロジー株が軟調だったNASDAQと小型株は値を下げた

2017/6/16    金

米国では昨日に引き続きテクノロジー株が軟調で、原油価格も7か月来の安値となり資源関連を中心に値を下げた。昨日のFedのコメントがタカ派的なものであったことから、イールドと米ドルが上昇。不動産・公益株関連が値を上げる。欧州では英国のインフレが上昇し消費支出を直撃。原油価格の下落の影響のあるエネルギー関連に加えて、消費関連株も値を下げる