ライフプラン分析~30歳・世帯【その1】

ライフプラン分析~30歳・世帯【その1】

現在の家計からライフプラン分析を始めます

ご主人が30歳の家族のライフプラン分析を行います。

世帯主 川口 拓也さん(30歳) 配偶者 美咲さん(28歳) お子さま 夕夏さん(0歳)

最初に、現在の家計について確認しておきます。現在、美咲さんはお仕事を止めて専業主婦です。拓也さんの収入は手取りで毎月30万円、ボーナスは年間で65万円と仮定します。

支出は、下記のようになっているものと仮定します。

図表1 家計の内訳

支出の大きな項目を見ると、食費は7万円になっています。世帯主が30代の平均的な食費より少し割高になっています。住居費は12万円。住居費は平均値は少し修正が必要なのですが、やはり、一番金額が高くなっています。そのほか、通信交通費で4万円。平均と比べて少し低い金額になっています。

図表2 ライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」家計簿から作成したキャッシュフロー表【簡易版】

このキャッシュフロー表は、ライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」で作成した、簡易的なキャッシュフロー表です。

キャッシュフロー表自体は、もっと長期間のもので、その世帯に合わせてカスタマイズされたものとなるのが一般的ですが、この表は、家計簿と本格的なキャッシュフロー表の中間のような存在だと考えてください。

図表3 家計簿からキャッシュフロー表へ

家計簿の作成に熱心になりすぎないように注意しましょう。家計簿は出発点であり、ゴールではありません。ゴールはあくまで、ライフプラン分析です。

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3~5歳児は幼児教育・保育は無償ですが、キャッシュフロー表を作るときは気を付けて!!

2019年から、3~5歳児は幼児教育・保育の無償化が始まっています。

ところで、3歳児とは何歳のお子さまを言うのでしょう?

満3歳の子ども?ではありません。満3歳の誕生日を迎えた次にやってくる4月1日から、翌年の3月31日までの期間の子どもが3歳児です。

それでは、ライフプラン分析を行うときに使うキャッシュフロー表の3歳はどう定義されているのでしょう?回答は、1年間の終わりの日の年齢です。キャッシュフロー表は、いつ始まって、いつ終わるという決まりがないので、年度末(3月31日)に終わることにするのか、年末(12月31日)で終わる1年にすることが一般的です。

年度末に終わることにしておけば、幼稚園・保育園の年齢とサイクルは同じになりますが、年齢は1歳ずれることなります。

ところで、9月に入学することになると…ちょっと、複雑なことになってしまいますね