4月第4週の市況

2025/4/21    月

欧米市場は休場

2025/4/22    火

米国では、トランプ大統領がパウエルFRB議長に対して激しい非難を浴びせたことから、主要3指数はいずれも多くく値を下げた。特に、マグニフィセント・セブンと呼ばれる大型株の下落からNASDAQが最も大きく下落。セクター別では一般消費財とテクノロジーが最も下落した。Huaweiが中国の顧客向けにできるだ早くAI関連の半導体を大量供給することを計画している報じられ、Nvidiaは4.5%株価下落。Teslaは廉価版モデルの生産が遅延していると報じられ株価は5.8%下落。欧州市場はイースター・マンデーで休場

2025/4/23    水

米国市場では、四半期決算の集中し、ベッセント国務長官が米中の関税戦争の鎮静化に期待を示したことなどから、値を上げた。トランプ大統領は2026年5月までの任期のパウエルFRB議長の解任を含めた非難を続けている。3Mはオーガニック製品が好調だったこともあり四半期決算の業績が予想を超え、株価は8%上昇。新しいデータセンターへの投資を保留にしていると発表したAmazonの株価は4%上昇。欧州市場では、フランスのロレアルが第1四半期の売り上げが予想を超えたことを公表し株価が6.3%上昇。金融や金属資源の価格高騰により基礎資源といったセクターが値を上げ、市場全体も幾分値を上げた。IMFは米国の関税を理由に米中ほかの国々の成長予想を下方修正。スイスの保険会社HelvetiaとBaloiseは、合併する計画を公表し、株価はそれぞれ2.6%と4.7%上昇。ライバルのEli Lilly’sが減肥薬の実験に成功したことから、Novo Nordisk は株価が7.4%下落

2025/4/24    木

米国市場では米中関税戦争の緩和の兆しから、株式主要3指数はいずれも上昇。特に、NASDAQが上昇した。Teslaは第1四半期の利益が70%下落したことを受け、マスクCEOが政権での仕事を大きく減らすと発言し、株価は5.3%上昇。ボーイングは予想していたより多くの飛行機を出荷し、第1四半期の損失が予定より少なく済んだことから株価は6.1%上昇。General Dynamicsは防衛部門で堅調であったが、プライベートジェット部門が芳しくなく株価は3.3%の下落となった。欧州市場では米中の関税戦争が緩和する兆しがあったことで3週間ぶりの高値となった。特にドイツのDAXは3.1%の上昇。ドイツのSAPは第1四半期の業績がアナリストの予想を超え株価は10%を超えて上昇。米中関係の緊張緩和の兆しから銅価格が上昇し、基礎資源セクターも3.3%の大幅な上昇。また、銀行セクターも3.8%の上昇となった。ソフトウェア会社のTemenosは第1四半期の売り上げが予想以下となり株価は7.1%の下落

2025/4/25    金

米国市場では企業決算の動きを見ながら米中の関税戦争のサインを見る展開となり、テクノロジー関連が値を上げ、市場全体も値上がり。特に、AI関連のServiceNow’sが好調な決算であったことからNASDAQが上昇。P&G,ペプシコ、Chipotle Mexican Grill、アメリカン航空などが消費者の動向が見通せないとして業績の見通しを引き下げ、あるいは、公表しなくなった。欧州市場では自動車や素材などを中心に値上がり。フランスのルノーは第1四半期で売り上げが少し伸びたことから株価が4.4%上昇。BNPパリバは四半期決算の内容がまちまちで株価は2.1%下落。フィンランドのNokiaも四半期決算の結果が予想以下にとどまり株価は9.4%下落。一方で、ドイツのアディダスは予想を超える四半期決算となり株価が2.9%上昇

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