1月第1週の市況

2024/1/1    月

米国市場では、2023年の取引最終日となり、主要3指数はいずれもわずかに値を下げた。セクター別では不動産が最も値を下げ、11あるセクターのうち上昇したのはヘルスケアのみであった。Uber TechnologiesとLyftはブローカの格下げにより、それぞれ、2.5%と3.5%値下がり。欧州の株式市場はわずかに値を上げた。セクター別では金利感応度の高いテクノロジーが最も値を上げた。スペインの製薬会社Grifolsは保有する中国企業の20%の株式を18億ドルで売却することを公表し、株価は8.6%上昇

2024/1/2    火

欧米市場は休場

2024/1/3    水

米国市場では、Appleがブローカーから格下げされ株価が下落、また、イールドが4%を超える水準に上昇し、Nvidia、マイクロソフト、Metaなども値を下げる。主要3指数ではダウは値を上げたが、SP500とNASDAQは値下がり。一方、モデルナはブローカーから格上げされ株価上昇。そのためヘルスケアセクターは値上がり。ボーイングはブロカーの評価が下がり株価下落。シティグループはブローカの評価上昇で株価上昇。ビットコインの価格が2022年4月以来初めて45000ドルを超え、ビットコインのMicroStrategyは株価上昇。欧州市場は幾分値下がり

2024/1/4    木

米国市場では、利益確定売りが先行し、公表されたFedの議事録も市場のもやもや感を払しょくするには至らなかった。主要3指数はいずれも値下がり。金利感応度の高い、Nvidia、Apple、Teslaなどが値下がり。原油価格が上昇したためにエネルギー株は上昇した。金融株では薄商いの中、チャールズシュワブやブラックストンはブローカーの格下げにより株価軟化。欧州市場では全面的に株安になり、3週間来の安値になった。独仏伊の3市場では1%以上の値下がりとなった。LVMHなどの高級品株も値を下げる。複数の旅行代理店がライアンエアーのチケット販売を停止することになり、ライアンエアー株は4.9%値を下げる。オランダ政府が中国向けの半導体の輸出を一部禁止したことからASMLは2.9%株安に

2024/1/5    金

米国市場では、SP500は金融株が上昇し、全体も上昇。Allstateはブローカーの評価が上昇し3.4%上昇し、また、JPモルガンチェースも1.2%上昇し、いずれも史上最高値を更新。保険会社のAIGとハートフォードが0.9%と1.7%上昇し2008年来の高値水準に達したことも金融株の上昇の原因。民間のADPレポートでは新規雇用者数が予想を上回ったことも市場が上昇した要因。一方で、米国で原油の在庫が上昇したことから原油価格が下落し、エネルギー株は軟化。欧州市場でも銀行、公益のセクターがけん引して株式市場は上昇。ヘルスケアセクターも引き続き上昇。英国のJD Sports Fashionは通年の予想を下方修正し株価が23%下落。その影響でAdidasやPumaも3%、5.9%と値を下げた。防衛産業のLeonardoはブローカーの評価引き上げで5.7%上昇

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