9月第3週の市況

2023/9/11    月

米国市場では主要3指数が少し上昇。中国関連で2日間大きく値を下げていたAppleは少しだけ値を上げた。原油価格が上昇したことからエネルギー関連も値上がり。ディフェンシブなセクターでは公益が値を上げたが、不動産は値下がり。小売りのKrogerは四半期利益が予想を上回ったことから株価が3%上昇。製薬会社のGilead Sciencesはブローカーの評価が上昇したことから株価が2.8%上昇。欧州市場ではわずかに値上がり。ここ8日間で初めてLVMHが値を上げた。旅行・レジャー関連も3日間下落した後初めて値上がり。ドイツでは8月のインフレが低下したが、第2四半期が低迷したためドイツ経済は予想より低成長になるとの予想も民間会社から公表された

2023/9/12    火

米国市場ではTeslaがモルガンスタンレーから評価を引き上げられ株価が10%上昇し、MetaがAI関連で業績が伸びるという報道があり、株価が3.25%値上がり。マイクロソフト、Amazonも上昇し、NASDAQは大きく上昇。ディズニーはケーブルテレビへプログラムを提供することで合意し、ウォルトディズニーが1.2%、 Charter Communicationsが3.2%上昇。セクター別では、一般消費財が2.8%、コミュニケーションサービスが1.2%の上昇となった。欧州市場では、中国での需要回復を見込み、多くのベースメタルで価格が上昇したことから鉱業株が値を上げ、市場全体も上昇。Tesla株が値を上げたことを受けて、自動車株も上昇

2023/9/13    水

米国市場ではクラウドサービスのOracleが四半期の売り上げ予想が予想を下回ることを公表し同株は13%下落。原油価格の上昇がインフレ懸念につながっている。イールドが上昇したために、Amazonやマイクロソフトなども1%以上の値下がり。新型iPhoneを公表したアップルではあるが、競合のHuaweiが主力品の出荷目標を20%引き上げたために、アップルの株価は1.8%下落。セクター別ではエネルギーが2%以上上昇したが、情報テクノロジー、コミュニケーションサービスなどが1%以上値下がり。欧州市場では、米国のOracleの値下がりに連動して、ドイツのSAPが値下がり。市場では米国のインフレ動向と週後半に控えるECBの政策会合に注目が集まっている。欧州市場では株式市場は下落したが、英国では労働統計が弱まり、週後半のイングランド銀行の政策会合を前に不透明感が漂い、株式市場は値上がり

2023/9/14    木

米国市場では、インフレが年率ベースで抑えられた上昇となったことから市場は好感し、Tesla、Meta、マイクロソフト、Amazonなどが1%超える株価上昇となりSP500とNASDAQは上昇したが、ダウは値を下げた。アップルは前日に引き続き1.2%の株価下落。フォードはハイブリットタイプのF-150の生産を倍増する計画を打ち出し、株価は1.5%上昇。市場の不透明感が増す中、ディフェンシブな公益株も1.2%上昇。欧州市場では、BPのCEOが突然辞任し同株が2.8%値を下げたほか、鉄道関連のAlstomがブローカーの評価の引き下げにより3.9%株価下落。ECBの政策介護を前に欧州市場は値下がり。ユーロ圏の7月の工業生産は予想以上の下落となった

2023/9/15    金

米国では、8月の小売販売が予想以上に上昇し、株式市場に好影響を及ぼす。ソフトバンクArmはNASDAQに上場し、上場初日に25%値上がり。企業物価指数は予想以上の上昇となった。主要3指数はいずれも上昇。バクスシャーハザウェイが5.5億株を売却したHPは1.8%の下落。欧州当局が新型コロナのワクチンの新薬の更新を推奨したモデルナは3.9%上昇。欧州市場では、ECBが金利を4%に引き上げたが、金利上昇終焉が近いことを示唆し、株式市場は上昇。イールドは下落。原油価格は2023年の最高水準になりエネルギー株は2.4%上昇。資源のウェイトの高いFTSEが2%上昇。中国はECが中国の電気自動車に対する補助金が保護貿易主義的とみなしていることに調査することを公表し、メルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲンなどが値を下げる

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