1月第1週の市況

2023/1/3    火

米国市場では、主要3指数がいずれも値を下げた。アップルとメタ・プラットフォームズは値を上げたが、マイクロソフトとAmazonは前日に続いて続落。半導体関係も、需要に対する懸念から下落。Taiwan Semiconductor Manufacturingが2%値を下げたほか、NovantaやMicron Thecnologyも1%以上値下がり。電気自動車メーカーのNikola Corporationは劣後転換社債を発行し、1.25憶ドルの資金を調達し、株価は10%近く下落。中国系の電気自動車のLi Autoは、12月の出荷台数が増加し、株価も約5%上昇

2023/1/4    水

米国市場では、Teslaが四半期の出荷見通しを下回り、株価が2020年8月以来の水準に低下。アップルも日経アジアがiPhoneの需要が弱いことを報じ、株価は下落。そのため、全体としての株式市場も低迷した。欧州では、Novo Nordisk, AstraZeneca,Novartisなどの大手製薬株が2.8%ほど上昇し、また、ドイツでは12月のエネルギー価格の下落によりインフレが緩和されたことを受けて株式市場は上昇。また、ユーロ圏の製造業のデータを見ると最悪期は脱したとみられている。ドイッチェバンクはリストラが計画通りに進んでいることを公表し、2025年の目標を維持したことから、株価は1.6%上昇

2023/1/5    木

米国では前回のFOMCの政策会合議事録が公表され、インフレを抑制することから、経済成長に対するリスクを低減する方向が示されたことから、株式市場は値を上げた。金利に感応度の高いテクノロジー株は値を下げ、銀行株は値を上げたが上昇は限定的。前日大きく値を下げたTeslaは5%の値上がり。Bath & Body Worksはブローカーが目標価格を引き上げたために株価は10%上昇。クルーズ関連では、Carnivalが4月乗船分からの価格引き上げを公表し、9%の株高。同業他社も値上がり。欧州市場では、フランスのインフレが予想以下となり、株式指数のCAC40は2.3%の上昇。ビジネス活動指数も予想していたほど低下しなかった。中国関連のLVMHやRichemontも上昇し市場を引き上げた

2023/1/6    金

米国市場では、ADP労働レポートが好調な雇用統計を公表し、NASDAQを中心に値を下げることとなった。また、新規失業保険申請者数も減少。セクター別では、債券の代替機能がある、不動産が2.9%、公益が2.2%それぞれ値を下げた。倒産を含めた選択肢を模索すると公表したBath & Beyondが約30%の値下がり。欧州市場では、英国の教育関連のPeasonsが、バンクオブアメリカが評価を引き下げ、5.9%下落し。米国市場の労働市場が堅調なこともあり、市場全体で値下がり。ファースト・アブダビ・バンクから買収提案を受けたスタンダード・チャタード銀行は6.8%株価上昇

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