11月第3週の市況

2022/11/14    月

米国市場ではAlphabetが2%以上値を下げたほか、アップル、マイクロソフト、メタ・プラットフォームズなどが1%以上の株高となり。NASDAQは2%近く上昇した。中国での新型コロナの規制緩和の動きから原油価格が上昇し、エネルギー株は3%以上上昇。ラルフ・ローレンは北米での業績が好調で四半期業績が予想を上回り、株価も9%以上上昇。欧州市場では次期Fedの利上げが小規模にとどまることと中国での新型コロナの規制緩和に対する期待感から、株式市場は幾分上昇。中国への輸出が主流のエルメス、Kering、LVMHなどは2%を超える伸びとなり、Richemontは四半期の売上・利益が予想を超えたので10%を超えて株高にドイツのインフレ率は対前年同月比で11.6%増と依然として高い水準であった。前日好調な業績を公表したドイツのDelivery Heroはアナリストの目標株価が引き上げられ、株価は8.8%上昇した

2022/11/15    火

米国市場ではブレインナード副議長が、金利の引き上げが鈍化するだろうと見通しを示し、不動産や金融といったセクターが値を下げ、市場全体も値を下げた。スイスのロッシュがアルツハイマー薬の実験が不成功に終わり、ライバルのBiogenやEli Lillyの株価が上昇。Amazonは1万人の解雇を計画していると報じられ株価下落。欧州市場では、ドイツのInfineonや英国のInformaがけん引して市場は上昇。イベントを手掛けるInformaは通年の収益予想を上方修正し株価が5.8%上昇。Infineonは長期の金融目標を引き上げ、50億ユーロの工場をドレスデンに建築する計画を公表し株価は7.8%上昇

2022/11/16    水

米国市場では生産者物価指数の上昇が予想より低かったことの影響から市場は上昇したが、後場に入ってポーランドへのミサイルの弾着が市場に影響を及ぼした。ウォルマートは年間の売り上げ・利益の予想の上方修正を行い株価上昇。同業のTargetやCostcoも値上がり。欧州市場では、米国のインフレの鈍化を好感して、テクノロジーや商品といったセクターが上昇。フランス中銀のフランソワ・ビルロワドガロー総裁が、金利を2%を超える水準にまで引き上げるが、一気に引き上げることはないとコメント。EU圏の7-9月のGDPおおむね予想とおりの上昇。独では、消費者信頼感が上昇。ボーダフォンは通年のキャッシュフローの予想を下方修正したことから株価は7.9%下落

2022/11/17    木

米国市場では、小売りやテクノロジーが値を下げて市場全体も下落。Targetはホリデーシーズンの販売の下落を予想し株価が13.1%下落。Macy’sやBest Buyも8%以上値を下げた。Micron Thecnologyは半導体の供給の減少と資本支出の削減を公表し株価が6.7%下落。公益、一般日用品などが値を上げたが、市場全体では下落のほうが大きかった。欧州市場も株価下落。メルセデスが中国での需要が電気自動車にシフトしていることを受け、いくつかのモデルの値下げを行い株価が6.2%下落した。米国のTargetの影響で小売りも下落

2022/11/18    金

米国市場では、前日に引き続き市場は値下がり。セントルイス連銀のブラード総裁が金利引き上げのインフレに与える影響は限定的とタカ派的なコメントを発し、新規失業保険申請者数が下落したこともあり、市場は幾分値を下げた。シスコは、通年の売り上げ・利益の予想を上方修正し株価は5%値上がり。Marcy’sは価格の高い衣服やビューティー関連の堅調な需要から通年の利益予想を上方修正し株価は15%上昇
 

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