ライフプランニング~その5
住宅関連の費用を見積もる
住宅関連の費用を見積もっておきましょう。森永様の自宅は、世田谷区内のマンションです。時価は2,000万円ほどと言われたことがありますが、固定資産税評価額は1,000万円です。
固定資産税の税率(1.4%)と都市計画税の税率(0.3%)を用いて、1,000万円×(1.4%+0.3%) = 17万円と計算できます。固定資産税と都市計画税は、不動産を保有していることにかかる税金(地方税)です。毎年の支出と考えればよいでしょう。
マンションの管理費(修繕積立金を含む)は、表1.2で既に見積もって いますので、ここでは、追加として、大規模修繕を見積もることにしましょう。正彦様が70 歳になったときに、300 万円の住宅関連の支出があると仮定します。
住宅関連の費用を見積もると、将来の収支予想は、図1.13のようになります。資産の減少が大きくなっていることがわかります。
図1.13 支出を含めた将来の収支見通し~その3