7月第1週の市況

2017/7/3    月

米国市場では産業と耐久財の各セクターがけん引してSP500は上昇。NASDAQは横ばい。生産過剰の懸念が後退した原油価格は上昇。欧州市場は方向性のない動きで最終的には下落。個別銘柄ではBayerが通年の収益見通しを引き下げ下落し、イタリアの銀行Unipolは不良資産を特別ファンドに移管して値上がり

2017/7/4    火

米国では独立記念日の祝日を前に取引時間が短縮され薄商いとなった。工場統計がよかったために米ドルが値上がりし、銀行株も堅調。原油価格が上がったためエネルギー関連も堅調であったが、テクノロジー株が軟化してNASDAQは値下がり、ダウは史上最高値を更新。欧州市場ではイールド上昇を見込んで銀行株が強く原油関連も大幅に値上がり。

2017/7/5    水

米国は独立記念日で祝日。欧州市場も取引は薄商いとなり市場は全体としては値を下げた。その中で、WorldpayがVantivとJPモルガンから買収を打診され同株は27.7%上昇。デンマークやドイツの同業のNetsやWirecardも4%以上値を上げる。ポルトガルの電力会社EDPがスペインのNatural Gasと合併するとの話が上がりEDPは1.6%上昇

2017/7/6    木

米国ではFedの議事録が公開され、幹部の間でFedの資産縮小のタイミングが議論されていた。米ドルは上昇。テクノロジー株がリバウンドしてNASDAQは大きく値を戻す。欧州では、OPECの輸出増と米ドル高により原油価格が軟化したが、アディダスやCHR Hansenなどの小売り関係の個別業績に支えられて市場は上昇

2017/7/7    金

米国ではADPレポートの数値が芳しくなかったためドルが下落。SP500はここ7週間ではじめて50日の移動平均以下に下落。イールドが上昇し、通信や不動産といった高利回り株が軟化した。欧州ではECBが議事録を公開し、いつでも債券購入プログラムを中断する用意があることがわかり市場は下落した

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