6月第3週の市況

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2018/6/11    月

米国ではヘルスケアと消費財関連の銘柄が堅調で値を上げたが、市場は来週の各中央銀行のミーティングに注目が移っており、取引は薄商い。P&Gやフィリップモリスなどが大きく値を上げた。アップルは今年のiPhoneの製造を予想以下に抑えるとして、同株とサプライヤー関連銘柄が値を下げた。欧州ではドイツ、イタリアが大きく値下がり。イタリアの銀行株は2%値を下げ、ドイツでも合併話が立ち消えになったドイッチェバンクとコメルツバンクはいずれも値を下げた。

2018/6/12    火

米国では、投資家は今秋開催されるFed、ECB、BOJのそれぞれの会合に注目がいっている。米国債はオークションでの需要が高く値上がり。米国の株式市場は幾分値上がり。欧州ではイタリアの新財務相がユーロに留まることを明言し、銀行株とイタリア株はそれぞれ大きく上昇。市場全体も値上がり

2018/6/13    水

米朝首脳会談は米国の防衛銘柄を少し下げさせた程度で市場にはほぼインパクトのないイベントになった。米国では、4月の消費者物価指数がガソリンの上昇もあり0.2%の上昇となった。インフレは予想とおりになっているが、Fedは今回利上げを行う予定であり、焦点は年3回または4回の利上げになるかどうかである。市場はテクノロジー株と公益株がけん引して上昇。欧州市場では、エネルギー・資源関連が軟調で市場全体も下げた

2018/6/14    木

Fedは予想とおり金利を0.25%引き上げ、2018年にさらに金利を2回引き上げると示唆し、金利引き上げに積極的な姿勢を示す。株式市場の主要な3指数はともに下落。タイム・ワーナーを買収するAT&Tは6.2%値を下げ、買収される側のタイム・ワーナーは1.8%値を上げた。その他、コムキャストから買収提案を受けている21センチュリーFOXは7.7%上昇。欧州ではFedの決定前であったが、zaraの親会社であるInditexが業績好調で値を上げ、テクノロジー関連も上昇して市場全体も値上がり

2018/6/15    金

ECBが債券購入プログラムは年末で終了させるが金利を2019年半ばまで引き上げないことを決定し、米国の小売り販売が予想以上となりNASDAQは史上最高値を更新。ECBの金利引き上げが当面ないことからイールドが下落して金融株は軟化。公益、耐久消費財、通信関係は値を上げる。SP500は上昇したが、ダウは値を下げる。欧州市場でもECBの金利の見通しが市場を動かし、自動車、公益といった金利感応株が上昇し、銀行株は軟化した

 

6月第2週の市況

先週の市況はコチラ

 

2018/6/4    月

米国では公表された労働統計が予想以上によく、また、失業率も3.8%と18年ぶりの低水準にまで下落した。アップル、アルファベット、マイクロソフトといったテクノロジー株がけん引して市場は上昇。欧州ではイタリアで連立政権が樹立され、政情不安が低減したことからイタリアの銀行株を中心に値上がり。ドイツ株式もリバウンドしたが、SUVの強化と電気・ハイブリット車開発に90億ユーロを投資すると公表したフィアット・クライスラーは4.5%値を下げた

2018/6/5    火

米国市場では原油価格が下落してエネルギー銘柄が値を下げたが、テクノロジー銘柄にけん引されて市場は上昇。アップルはカンファレンスでiOS12を公表し0.8%値を上げた。マイクロソフトはGitHub Incを買収してこちらも0.9%上昇。ボーイングはフランスの部品メーカーと提携を公表し上昇。一方で、バイオ関連は値を下げた。欧州市場でも株価は上昇。ソシエテ ジェネラルとウニクレディの合併の話がFTで報じられ、ドイッチェバンクも2日連続のリバウンドとなり銀行関連が堅調

2018/6/6    水

米国市場では昨日に引き続きテクノロジー株が堅調。ISMサービス指数も堅調に伸びていることから耐久消費財関連も上昇。しかし、投資家は公益株や消費財関連に流れたためにイールドが低下し、銀行株は値を下げた。NASDAQは2日連続で史上最高値を更新。欧州では、米国のテクノロジー株にけん引されて、ASM、SAP、Infineonといったテクノロジー関連が値を上げたが、イタリアの銀行を中心に銀行株が値を下げたために市場全体としては値下がり

2018/6/7    木

米国では4月の貿易赤字が案外少なく第2四半期の成長率に寄与するとみられ、イールドは2週間来の高値。金融株を中心に値上がり。NASDAQは3日連続で史上最高値を更新。TeslaはCEOが6月末までの生産の維持を表明し9.7%値上がり。欧州ではECB幹部が経済は順調にインフレ目標に向かっているとコメントし、債券購入プログラムの終えんの可能性が高まったとして、ユーロ高、イールド高。銀行株が堅調であったが、ロレアルほかの消費関連が弱く、市場は横ばい

2018/6/8    金

米国ではトランプ大統領がG7ミーティングを前に関税で強硬な姿勢を崩さず、国債が上昇。また、いわゆるディフェンシブと呼ばれる公益、消費財、通信などの銘柄が上昇。マイクとソフト、フェイスブックなどは値を下げ、NASDAQ、SP500は値下がり、ダウは値上がりとなった。欧州では、グッチの親会社KeringやルイビトンのLVMHなどの高級財銘柄が値を下げた。ECBのチーフエコノミストが債券購入プログラムの終了についてもっと明確にすると発言しイールドが上昇し、銀行株が値を上げたが、イタリアの銀行は格下げで値下がり

 

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