1月第2週の市況

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2018/1/8    月

アップルがMacやiPhoneにセキュリティホールがあると公表したが、同株はほかのIT銘柄とともに値上がり。米国では非農業就労者数の増加が予想以下であったが、Fedが2018年中に複数回利上げするとの観測から金利上昇。株式主要指数は引き続き上昇。欧州ではスイスや英国の株式市場で史上最高値を更新。フィアット・クライスラー、プジョー、フォルクスワーゲンなどの自動車銘柄や金融株が堅調

2018/1/9    火

ドイツの工業受注が予想外に7月以降初めての下落。米ドルが値を上げユーロは値を下げた。米国のイールドはほぼ横ばいで、市場は週末から始まる四半期決算に注目

2018/1/10    水

米ドルが値を上げ、日銀が長期債の購入を削減すると発表し、米国のイールドが2.5%をはじめて超えた。SP500は9日連続で値を上げ、ダウは史上最高値を更新。ユーロ圏では失業率が2009年初め以来の低水準。欧州市場は景気循環株にけん引されて上昇

2018/1/11    木

米国株式はヘルスケアと不動産が値下がり、SP500は新年に入って初めて値を下げる。10年物国債の入札は堅調でイールドは横ばい。中国が米国債の購入の速度を落としている。カナダ政府は米国がすぐにNAFAからの離脱を宣言するとコメントしカナダドルは軟調

2018/1/12    金

米国株式は資源関連株と産業株にけん引されてリバウンド。米ドルは軟化して、米国債のイールドは2.6%を下回る水準にまで下落し、30年物のイールドも低下。企業物価指数が下落したことから金利引き上げ懸念が後退。欧州ではECBの債券購入プログラムの終了が早まるとの懸念から債券が下落し、ユーロは上昇し株式は下落

1月第1週の市況

前週の市況はコチラ

2018/1/2    火

米国では市場終了の最後の15分でマイナスの領域になった。アップルは旧型iPhoneのバッテリー問題で1.1%値を下げ、ゴールドマンサックスは新しい税制で50億ドルの利益が発生すると公表したが値を下げた。トランプ大統領は米国の郵便サービスはAmazonに対してもっと郵送料を値上げするべきと発言。Amazonの株価は1.4%値下がり。欧州市場では、FTSEが0.2%値を上げて史上最高値を更新

2018/1/3    水

米国ではアップル、アルファベット、マイクロソフトなどの大手IT銘柄が上昇し、NASDAQは史上初めて7000台を超えた。小売り関係は減税法案で恩恵を受けるとの見方から値を上げ、ヘルスケア、エネルギー、素材なども1%以上値を上げた。欧州では、英仏での新車や販売が苦戦で自動車銘柄が軟調。IAGによるLCCの買収によりルフトフハンザが値下がり

2018/1/4    木

米国市場はテクノロジー銘柄が堅調でSP500は初めて2700を超える水準に上昇。NASDAQ,DOWも史上最高値を更新。ISMサービス指数は堅調の上昇。欧州では、アルゴリズム投資などにも適用されるEuropean MiFIDⅡという投資ルールが適用となり、仏独市場では1%近く上昇した

2018/1/5    金

ユーロが上昇し米ドルが軟化。米国株式市場ではDOWが初めて25000を超え、NASDAQ、SP500も史上最高値を更新。ADPレポートは民間部門の雇用の堅調な上昇を報告。欧州市場では、PMIサービス指数が7年来の高水準となり、サンタンデール、BNPパリバ、INGなどの金融大手が上昇。また、米国の12月の自動車販売が堅調であったことからドイツの自動車メーカーが値を上げ、英国のFTSEも史上最高値を更新