10月第4週の市況

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2018/10/22    月 

米国では、金利引き上げと中国との関税戦争など市場は好転しなかったが、プロクター&ギャンブルが売り上げを大きく伸ばしたことから同株が8.8%上昇。そのため、SP500は幾分値を下げたが、ダウは値を上げた。9月の住宅販売は下落した。その他、個別銘柄ではPaypalが好調な決算を公表し9.4%上昇、ハネウェルインターナショナルは、中国での減速と関税によるコスト増の影響を受けると公表し1.1%値下がり。欧州市場ではほぼ横ばいであった。タイヤメーカーのミシュランは売り上げ見通しの下方修正を行い、ブローカーの評価も下がり11.2%と大幅な値下がり。競合会社のコンチネンタルも4.5%の下落

2018/10/23    火

米国市場ではイールドが低位で安定して金融株が下落。ハリバートンやシュレンベルジェといった石油開発会社が大きく値を下げてエネルギー関連も軟化。その結果、ダウとSP500は値を下げた。NASDAQは値を上げた。欧州では、ムーディーズがイタリアのアウトルックを据え置いたために、イタリアでは国債の代理変数となっている銀行株が上昇。また、フィアットクライスラーは部門を売却することで62億ユーロを確保し、株価は3%上昇。その他、イタリアの靴メーカーのサルバトールフェラガモではオーナー創業者が死亡して株価が8.7%上昇

2018/10/24    水

米国ではキャタピラーが2018年の利益予想をすえおいて7.6%値下がり。3Mは利益予想の下方修正を行い4.4%値下がり。また、サウジアラビアが原油の増産意向を表明したことからエネルギー関連株も値下がり。産業関連銘柄は、借り入れコスト上昇と、賃金値上がりによる負担、関税の引き上げにより軟化。欧州市場でも大きく値下がり。ドイツのDAXは2.2%値を下げた。IT関連のAMS、Atosなどが大きく値を下げたほか、スウェーデンのSaabやフィンランドのWartsilaも大きく値下がり

2018/10/25    木

米国市場では住宅販売が低調で、さらに、半導体関連でテキサスインスツルメンツが8.5%、インテルが4.7%値を下げるなど大きく値下がり。VIX指数は4.52ポイント上昇して25.23ポイントと2月の水準にまで上昇。欧州市場でも半導体関連が弱く、需要減を公表したSTMicroelectronicsは10%以上値を下げ、第4四半期の予想を引き下げたAMSも昨日に引き続き12.2%の大幅な下落。ドイッチェバンクは第3四半期の利益が減少し4.8%の値下がり

2018/10/26    金

米国ではマイクロソフトが好決算を公表し5.8%値を上げた。その影響もありNASDAQは3月以来の大幅な上昇。フォードやVISA、ツイッターなども好調な決算を公表し、Amazonやアルファベットの下落を補う形となった。欧州市場では方向性のない市場となったが最終的には市場は上昇。ECBのドラギ総裁は、ユーロ安により輸出が好調なこと、イタリアの不安定化などをコメント。ベルギーのビール大手インベブは配当を半減させ株価は10.4%下落

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2018/10/15    月

米国市場ではテクノロジー株を中心いリバウンドして市場は値を上げた。アップルやマイクロソフトは3%以上値を上げ、一般消費財や消費財関連も2%以上値を上げた。Netfliexが5.7%値を上げ、Amazonも4%値を上げた。四半期決算が公表された銀行では、JPモルガンが値を下げたがシティやウェルズファーゴは上昇。欧州市場では市場全体をリバウンドさせる上昇は見られなかったが今週軟化が続いていたテクノロジー株がリバウンドした

2018/10/16    火

米国では、連邦政府が2012年以来の大幅な赤字になると公表され、アップルは中国での需要が低下する兆しがあると報じられ2.1%値を下げる。テクノロジー株が中心になって市場は軟化。バンクオブアメリカは第3四半期ローン残高の伸びが低調ということもあり1.9%値を下げる。欧州では、米中の関税戦争のほかに、Brexit、イタリアの財政問題など懸念材料が山積みになり、株式市場は22か月来の安値水準になる

2018/10/17    水

米国市場では、四半期業績への期待感から市場はリバウンド。テクノロジー株に加えて、ジョンソン&ジョンソンやユナイテッドヘルスケアが好決算を公表したヘルスケア関連が好調。原油については米国のイランへの制裁により供給が低下したのがマイナス要因、米国のシェールガス生産が引き上げられたのがプラス要因。米国では原油価格が値下がりし、欧州では上昇。欧州でも企業収益への期待感から市場がリバウンド。英国では賃金がここ10年で最高の伸びになり、英ポンドが上昇

2018/10/18    木

米国ではFedがさらなる利上げの必要性を公表し、市場では利上げ懸念から株式市場は冷え込んだ。金融関連は値を上げたが、素材関連が値を下げた。個別銘柄では視聴者数が増加したNetfliexが5.3%、第3四半期の業績が予想を上回ったユナイテッドエアラインが6%値を上げた。欧州市場ではゴールドマンサックスが出したレポートの影響で、ルノー、プジョー、フィアットクライスラーなどが3%以上値を下げ、市場全体も値下がりした

2018/10/19    金

EU委員会がイタリアの予算に対してEUルールを無視していると警告を発したこと、ムニューシン財務長官がサウジでのカンファレンスをキャンセルしたことなどから、米国市場では、主要株価指数が1%以上値を下げた。特に、テクノロジーと一般消費財の値下がりが大きい。欧州市場でもテクノロジーセクターは2%以上値を下げ、スペインでは銀行が住宅ローンに対して印紙税を納めるよう命じられ全面安。ハイデルベルグセメントが材料費の高騰から利益予想を下方修正し8%以上値下がり。その他の建築関連銘柄も値を下げる

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