DCニッセイワールドセレクトファンド(株式重視型)

ファンドの特徴

このファンドは、ニッセイアセットマネジメント株式会社が運用するファンドです。ファンドは、ファミリーファンド方式を採用しており、ニッセイアセットマネジメント自身が運用するマザーファンド(国内株式インデックスマザーファンドほか3ファンド)に投資する仕組みです。

このファンドの、基準ポートフォリオは国内株式40%、国内債券15%、外国株式30%、外国債券10%、短期金融資産5%となっています。各資産クラスへの投資割合は±5%の範囲で見直しされます。10月末時点の実際のアロケーションも目標配分比率から大きく外れていません。新NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の投資対象ファンドとして届けられています。

運用パフォーマンスについては、過去5年間のデータからリターンとリスクを推定すると、それぞれ、8.93%、11.02%(いずれも年換算)となっています。東証株価指数(TOPIX)と比較するとリスクは低く、リターンは上回っています。

TOPIXとの相関係数は0.93です。株式への投資比率が高いので相関係数がくなっていると思われます。三井住友DSアセットマネジメント株式会社が運用する三井住友・DC年金バランス50(標準型)とシャープレシオ、ソルティノレシオを比較すると、いずれもこのファンドが上回っています。

2023年11月末時点で入手可能な情報に基づいて記入しています

ポートフォリオ

2023年10月末時点のポートフォリオは、国内株式40.8%、国内債券14.9%、外国株式29.7%、外国債券10.2%、短期金融資産4.4%になっています

運用体制

ニッセイアセットマネジメント株式会社

アクティブ/パッシブ

パッシブ運用

販売会社

auカブコム証券、SMBC日興証券、松井証券など

資産残高の推移

ファンドは2003年12月に設定。設定以後、ファンドの純資産残高は、ほぼ右肩上がりで増加していますが2020年2月ごろから大きく純資産残高が増えています。2023年11月末時点で、約401億円の純資産残高になっています

 

購入時手数料等

ノーロード

信託財産留保額

なし

信託報酬

年0.154%

収益分配金

ファンド設定以来収益分配金は支払われていません

このファンドに対するコメント

NISAなどのスキームを使って、長期的に資産を増やしていきたい投資家に向いたファンドです。株式への配分割合が70%に達していますので、TOPIX(東証株価指数)と連動性が高くなると思われます。25%は債券に資産配分されているので、分散投資の効果から、TOPIXよりリスクが低くなると予想されます。

本来は、確定拠出年金向けのファンドですが、一般の投資でも投資可能になっており、新しいNISAになっても、つみたて投資枠、成長投資枠いずれでも運用が可能になっています。比較した三井住友・DC年金バランス50(標準型)も同じように、本来は確定拠出年金向けのファンドが一般向けの投資でも投資可能になっているファンドです。これらのファンドは、確定拠出年金向けに安い手数料が設定されていますので、コストパフォーマンスの良いファンドといえるでしょう

いちよし日本好配当株&Jリートファンド(年4回決算型)

コア投資戦略ファンド(成長型)

セゾン資産形成の達人ファンド

世界経済インデックスファンド

野村世界6資産分散投信(成長コース)

HSBC ワールド・セレクション (安定成長コース)

三井住友・アジア・オセアニア好配当株式オープン(椰子の実)

のむラップ・ファンド(やや積極型)

ダイワファンドラップ ヘッジファンドセレクト

ひふみプラス

グローバル・バリュー・オープン

JP4資産均等バランス

のむラップ・ファンド(普通型)

トレンド・アロケーション・オープン

楽天資産形成ファンド

東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)

ブラックロック・インデックス投資戦略ファンド

のむラップ・ファンド(積極型)

LOSA長期保有型国際分散インデックスファンド

ファイン・ブレンド(毎月分配型)

シュローダーYENターゲット(1年決算型)

野村世界6資産分散投信(成長コース)

BNYメロン・リアル・リターン・ファンド Bコース(為替ヘッジなし)

DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型)

eMAXIS 最適化バランス(マイ ストライカー)

スカイオーシャン・コアラップ(成長型)

世界経済インデックスファンド

セゾン資産形成の達人ファンド

マネックス資産設計ファンド<育成型>

JP4資産バランスファンド 成長コース

ピクテ・マルチアセット・アロケーション
・ファンド(クアトロ)

グローバル財産3分法ファンド(毎月決算型)

GW7つの卵

結い2101

アライアンス・バーンスタイン・財産設計 2040

投資のソムリエ

たわらノーロード バランス(8資産均等型)

リスク抑制世界8資産バランスファンド
(しあわせの一歩)

野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信
(通貨選択型)米ドルコース(毎月分配型)

eMAXISバランス(8資産均等型)

のむラップ・ファンド(普通型)

トレンド・アロケーション・オープンの投資戦術と資産運用の推移

12月第1週の市況

2023/11/27    月 

米国市場では休日で開場時間が短縮される中、ほとんど動きはなかった。Nvidiaは中国向けの米国規制適合のAI半導体の開発に遅れがあるとロイターが報じたことから、同株は1.9%軟化。IrobotはAmazonが買収についてEU当局から無条件での承認を得られたことを公表し、Irobot株は39.1%上昇。欧州では、ドイツの第3四半期のGDPが幾分縮小したが、株式市場は上昇。ドイツのBASFはアブダビ国営石油公社が一部の買収を行うと報じたことから、BASF株は0.9%の上昇。自動車部品のForviaとContinentalは、ブローカーの評価引き上げにより、それぞれ2.5%、2.0%の上昇

2023/11/28    火

米国では感謝祭の後の市場でNASDAQはわずかに上昇し、ダウとSP500は値下がり。サイバーマンデーの小売りの売り上げはadobeの推計で120億ドルに達した。小売りのセクターは0.9%上昇。Amazonやウォルマートは、それぞれ、1.3%、0.6%上昇。支払いシステムのAffirm Holdingsはボローカーの評価引き上げにより株価が11%上昇。市場では12月の政策会合でFedは政策金利を変更しないとみている。欧州市場では全体としてはヘルスケアセクターを中心に値を下げたが、小売株が上昇し、市場の下落は限定的となった。ヘルスケア大手はいずれもブローカの目標株価の引き下げによって株価が下がったもの。BASFはブローカー評価の引き下げにより株価が1.3%下落。負債に苦しむフランスの小売り Casinoは買収の意向を受け、株価は6.3%下落

2023/11/29    水

米国市場では主要3指数はほぼ横ばい。Fedのウォーラー理事が金利が十分に高いと発言し数か月先の利下げにも言及。一方で、同じくFedのブラウン理事はさらなる利上げの必要性を強調した。また、11月のカンファレンスボード指数は予想以上に上昇となった。欧州ではECB幹部が翌年の利下げを否定したこともあり、株式市場は下落。Novo Nordiskは3.1%、 LVMHは1.8%下落。ベルギーの製薬会社 Argenxは出血性疾患の試験が目標点に到達せず株価は10.1%下落。ドイツの再生エネルギーRWEはグリーンエネルギーに550憶ユーロ投資することを公表し株価は3.1%上昇

2023/11/30    木

米国では、Fed幹部が利上げへの可能性に言及したが、第3四半期のGDPの2次推定で年率成長率が4.9%から5.2%に上方修正されたことから、株式市場は上昇。セクター別では金融や不動産が上昇し、コミュニケーションサービスが下落した。GMは100億ドルの自社株買いを公表し株価が10.2%上昇。フォードも3%値上がり。サイバーセキュリティ会社のCrowdStrike Holdingsは第4四半期の収益が予想を超え、株価は10.1%上昇。欧州市場ではドイツのインフレが予想以上に低くなり、イールドは下落し、株価は上昇した。全体としても値上がり。セクター別では不動産やテクノロジーが1.5%上昇。米国のGMに連動して自動車会社のStellantisは5.1%上昇

2023/12/1    金

米国市場では、ダウは値を上げたが、SP500とNASDAQは値下がり。Salesforceは予想を超える好決算となり、株価は7.9%上昇。セクター別ではコミュニケーションサービスが大きく値を下げた一方、ヘルスケアが上昇。また、フォードは通年の新たな労働関連のコストが88億ドルになると公表し、株価が3.7%下落。欧州市場では、11月のインフレが対前年同月比2.4%と10月の2.9%から低下。欧米でのインフレの収まりを受けて株式市場は上昇。イタリア市場では、15年来の高値を付けた。ドイツでは11月の小売販売が予想以上に好調で、失業者数は予想とおりの水準となった。ドイツ市場は0.3%株高になった。  

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