8月第5週の市況

2025/8/25    月

米国では、パウエルFRB議長が利下げに対して前向きなスピーチをしたことを好感し、株式市場はダウが史上最高値を更新するなど大きく値を上げた。フィラデルフィア半導体指数は大型株の値上がりもあって2.7%の上昇。Teslaは6.2%株価上昇。小型株中心のRussell2000は4.1%値を上げた。政府が10%の株式を保有するとみられるインテルは5.5%株価上昇。暗号資産関連のCoinbaseもパウエル議長の発言により株価は6.5%上昇。欧州市場でもパウエル議長の発言に反応し、株式市場は5か月来の高値となった。自動車と旅行・レジャーのセクターはそれぞれ、1.4%と1.3%値上がり。一方、ドイツの第2四半期のGDPは当初公開されたよりさらに縮小幅が広がった。アクティベストの株式保有が判明したAkzoNobelは6.8%株価上昇。Standard Charteredは米国司法省より銀行に都合の良い判断を受け、株価が4.2%上昇した

2025/8/26    火

米国市場では、SP500が値を下げたが、今週四半期決算を予定しているNvidiaが値を上げたことで下落幅は限定的となった。NASDAQは値を上げ、ダウは値を下げた。またブルームバーグは3年間のiPhoneのハードとソフトの整備プランを計画していると報じられたAppleもわずかに値を上げた。飲料メーカーのKeurig Dr Pepperは、オランダのコーヒーメーカーJDE Peet’sを180億ドルで買収することを公表し、Keurig Dr Pepper株は11%以上値を下げた。欧州市場でも金曜日の上昇の反動で値を下げた。独仏の加阿武式市場ともに値を下げ、英国の株式市場は休場であった。建築・素材、公益などの分野で株価下落。米国がロードアイランド州でのOrstedのプロジェクトに停止をかけたために、Orsted株は17%下落。同業のVestas Wind、EDP Renovaveisなども値を下げた。Keurig Dr Pepperに買収されたJDE Peet’sは17.5%の株価上昇

2025/8/27    水

米国では、トランプ大統領がFedのクック理事を住宅ローンに関して不正を働いたと主張し解任すると公表し、Fedの独立性が危惧されている。株式市場では四半期決算を公表したNvidiaが1.1%株価上昇。市場全体も値を上げた。Eli Lillyは減量薬の実験で良好な効果を得られたと公表し、株価が約6%上昇。Regeneron Pharmaceuticals IncやHenry Schein Incも影響を受けて株価上昇。カンファレンスボード指数は前月より低下したが、予想していたほどの下落にはならなかった。欧州市場では、フランスの少数派政府が来月にも崩壊しそうなことになり、また、米国のFed理事解任問題を受けて株式市場は値下がり。フランスの株式指数CAC40は1.7%下落。フランスの銀行BNP ParibasとSociete Generaleは4.2%と6.8%それぞれ株価値下がり。British American TobaccoはCEOの辞任を受けて株価は1.9%下落。米国の風力発電政策に関して前日大きく値を下げたOrstedは5.8%リバウンド

2025/8/28    木

米国市場では四半期決算を前にNvidiaが株価の上下を繰り返し、Alphabet、マイクロソフト、Amazon、Meta Platormsなどもまちまちの動きとなったが、SP500は史上最高値を更新。NASDAQとダウも上昇。デパートのKohl’sは年間の利益予想を引き上げ、株価は20%以上上昇。データベース開発のMongoDBは第2四半期の決算が予想を超え、年間の予想も予想を超える水準となったことから株価は30%以上上昇。欧州市場でもNvidiaの決算を前に市場は上昇。ただし、ウェイトの大きい銀行は、ぼろーかあーの評価下げにより、ドイッチェバンクとコメルツバンクがそれぞれ、3.4%と4.9%値を下げたために銀行株指数も下落。スイスのSwatchはCEOが米国の高関税の影響を緩和できると発言し、株価は6.3%上昇

2025/8/29    金

米国では、Nvidiaが四半期業績を公表し、市場の高い業績予想には及ばなかったため株価は2.9%下落したが、AI関連のインフラ需要が依然として高いことを示す結果となり、他のAI関連株の値上がりにつながり、株式市場ではSP500が連日の史上最高値を更新し、NASDAQやダウも値上がり。AI関連では、マイクロソフト、Metaなどが上昇。データ分析のSnowflakeは2026年の販売予想についてAI関連で上昇すると予想し、株価は20%以上上昇。HPはパーソナルコンピューターの販売がAI関連で伸び四半期業績が予想を超えたことから、株価上昇。欧州市場では市場は軟化した。Nvidiaの四半期決算に関して、関連するASMLは値を下げ、BESIは横ばい、InfineonとASM Internationalは株価が上昇とまちまちであった。スピリッツメーカーのPernod Ricardは予想より販売の落ち込みが軽度であったことから株価が1.4%上昇し、同業のRemy Cointreauも値を上げた。Sanofiが1.4%株価が下落したため、ヘルスケアセクターも下落

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8月第4週の市況

2025/8/18    月

米国市場では、バクスシャーハザウェイが新たに投資したことを公表したUnitedHealthが12%株価を上げ、主要指数ではダウのみわずかに値を上げたが、SP500とNASDAQは値下がり。経済統計はまちまちで、7月の小売統計は予想以上に堅調であったが、ミシガン大消費者信頼化指数の8月の速報値は芳しくなく、高い輸入コストを受けて7月の製造業の動きが停滞し、7月の工場生産は変化がなかった。半導体製造機器のApplied Materialsは第4四半期の予想が芳しくなく、株価は14%下落。欧州市場では、幾分値を下げた。トランプープーチン会談を前に、航空・防衛セクターは値下がり。米国のApplied Materialsが値を下げたことに影響を受け、ASMLは1%株価下落。半導体関連ではBE SemiconductorとASMIも3.3%と2.8%下落。Antofagastaは半期のコア利益が増加したため株価が1.2%上昇。また、同業のAnglo Americanも2.2%上昇

2025/8/19    火

米国市場では、今週予定されているウォルマートなどの大手小売りの四半期決算の公表とFedが開催するジャクソンホールでの会合を前に動きは少なかった。トランプ大統領とゼレンスキー大統領が会談し、ゼレンスキー大統領はウクライナの安全保障にとても良い会談であったとコメントし、トランプ大統領はプーチン大統領とゼレンスキー大統領との直接会談の可能性を示唆した。トランプ政権が10%の株式の保有を考えているインテルは3.7%株安に。人事管理ソフトのDayforceはプライベートエクイティが買収に乗り出たと報じられ株価は25%以上上昇。SunRun、First Solarなどは米財務省が新たな補助金を公表し、株価が上昇。欧州市場では、トランプーゼレンスキー会談を前に、大きな動きはなく市場はわずかに値上がり。前営業日に値を下げた、航空・防衛セクターが上昇。ブローカーが“優れている”と評価を上げたBabcockは株価を5.2%上昇。FDAから肝臓関係の疾病の治療に承認を受けたNovo Nordiskは株価が6.6%上昇。また、米国財務省の新たな補助金が明らかになったため風力発電のVestasは15%株価上昇

2025/8/20    水

米国市場では、Nvidia,マイクロソフト、Meta Platormsなどの大型株が下落し、SP500、NASDAQはともに値下がり。ダウはわずかに値を上げた。一戸建て住宅の建築許可を含めた数は、低金利を背景に、7月堅調に増加し、そのため不動産セクターは値上がり。Home Depotは四半期決算が予想を下回ったにもかかわらず株価は3%以上値を上げ、ライバルのLowe’sも2%以上株価上昇。日本のソフトバンクが20億ドルの資本注入を受けることになったインテルは6.7%株価上昇。トランプーゼレンスキー会談を受けてウクライナの戦争が終結することに期待感から、欧州市場では5か月来の高値水準になった。イタリアのレオナルドが10.2%値を下げたことを筆頭に、Hensoldt、Renk、Rheinmetallなども値を下げ、防衛関連株の指数は2.6%下落。一方で、自動車や食品・飲料などの消費関連は値を上げた。また、高級品も MonclerやBurberryが5%前後値を上げた

2025/8/21    木

米国市場では、ダウは横ばいであったが、IT関連株の割高感が調整される形でNASDAQとSP500は値を下げた。トランプ政権がNvidiaとAMDについては中国での販売額の一部を政府が受け取る仕組みを提案し、インテルについては株式の一部保有を検討していることについて、市場は懸念を感じており、インテル、Micron Technologyは7%と5.3%値下がりし、Nvidia,AMDも1.2%と2%株価下落。AppleとMetaも1.8%と0.9%株価下落。Targetは5月に引き下げた年間見通しを維持したために株価は6.6%下落。化粧品のEstee Lauderは関税関係が逆風になり四半期業績が予想を下回り株価は4%下落。欧州市場では、テクノロジーと防衛関連が軟調であったが、消費とヘルスケア関連が堅調で市場全体としては値を上げた。英国の7月のインフレは3.8%とイングランド銀行よりも高いものとなったが、株式指数のFTSEは史上最高値を更新。個別銘柄ではNestleが3.6%値上がり。IT関連は米国市場に連動して軟化。Alconは米国の関税に関連して年間の予想利益を下方修正し、株価も9.4%値下がり

2025/8/22    金

米国市場では金曜日のパウエルFRB議長のスピーチに注目が集まっている。市場では9月の利下げ予想が少し後退する中、主要指数は値を下げた。米国の製造業指数は8月、ここ18か月で最大の伸びとなった。そのためイールドは上昇。ウォルマートは顧客の需要が上昇したが、関税の影響もあり四半期の利益は予想を下回り、株価は下落。TargetやHome Depotも下落。Nvidia,Meta,Amazon,AMDなどのテクノロジー関連も値下がり。欧州市場も、明日のパウエルFRB議長のスピーチを前に、市場は横ばい。ウクライナとロシアの交渉関連では、原油価格が上昇しエネルギー関連が値を上げ、防衛関連も値を上げた。ドイツのチケット販売Cts Eventimは第2四半期の業績が予想以下となり株価は16.9%下落。英国の旅行会社のWH Smithも通年の利益予想を引き下げ、株価は42.3%下落した

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