3月第4週の市況

2026/3/23    月

 米国とイスラエルのイラン攻撃が長期化し、市場ではインフレ懸念が拡大し、株式市場では主要3指数はいずれも大きく値を下げた。SP500は過去6か月来最低の水準を記録。Nvidia、Teslaが3%以上値を下げたほか、Alphabet、Meta Platorms、マイクロソフトなども2%以上株価下落。セクター別では公益や不動産といったセクターが値を下げた。Super Micro ComputerはAI関連の中国への密輸関連で共同創業者を含む3名が罰金を科せられたと報じられ、同株は33%値を下げることになった。欧州市場では株式市場は大きく軟化した。防衛と公益セクターが3%前後の下落となった。米国のMcCormick & Companyと食品ビジネスでの提携を進めていることを肯定したUnileverは0.5%株価上昇

2026/3/24    火

トランプ大統領がイランの電力施設への攻撃を延期するように命令したことが報じられると原油価格が下落し、欧米市場では期待感から株式市場は値を上げた。米国市場では主要3指数ともに1%以上の値上がりとなった。セクター別では、防衛的なヘルスケアや日用消費財より景気循環の側面が強い一般消費財が上昇。また、小型株中心のRussell2000は2%以上上昇。また、原油価格の下落に伴い航空・海運銘柄が値を上げた。欧州市場では当初大きく値を下げたがその後リバウンドし最終的には0.6%の株高になった。セクター別では、鉱業、金融、旅行・レジャーなどが2%以上の上昇。ブレント原油の先物価格は9%値下がりし、エネルギーセクターは1.7%の下落となった。Poste ItalianeがTelecom Italiaを108億ユーロで買収する提案を行い、Telecom Italiaは4.7%株価上昇。Poste Italianeは7%近く株価下落。ドイツの​Delivery Heroは台湾のビジネスを売却すると公表し7.9%株価上昇

2026/3/25    水

米国市場では、イランに対する戦争の鎮静化への期待と石油価格の上昇への懸念が交錯する中、主要3指数はいずれも値を下げた。国債の販売の関係で2年物イールドが上昇したことも株式市場にとってマイナスになった。エネルギーセクターは値を上げたが、コミュニケーションサービスやテクノロジーといったセクターは値を下げた。また、一部のファンドでは解約を制限する動きもみられる。欧州市場では戦争の鎮静化と長期化する経済な影響への懸念が入り混じった市場となったが、テレコム関係やエネルギー関係がけん引して市場は値を上げた。ユーロ圏全体やドイツでの個人市場の成長が3月に鈍化したことが判明。PuigとEstee Lauderは将来的な統合の話を進めていることがわかり、Puigは13%株価上昇。Estee Lauderは10%の株安。イタリアの電話会社⁠INWITもM&A関連で株価は9.9%上昇

2026/3/26    木

欧米市場ではイランに対する戦争が終結する期待感が高まり、株式市場は値上がり。米国では、主要3指数はいずれも値上がり。原油価格が下落したことからエネルギー関連は値を下げたが、素材、一般消費財といったセクターは値上がり。ソフトバンクが大半の株式を保有するArmはデータセンターの半導体需要から米国上場株が値上がり。Advanced Micro Devices、Intel、Nvidiaといった半導体株も値上がり。SpaceXが今週後半にもIPOの申請を行う見通しで、同株を保有するDestiny Tech100は15%株価上昇。欧州市場でも銀行や鉱業といったセクターがけん引して株式市場は上昇。原油価格が下落したがモルガンスタンレーがエネルギーセクターに強気な姿勢を公表したことからエネルギー関連も値上がり

2026/3/27    金

米国では、トランプ大統領のイランに対する要求に対して、イラン政府高官が拒否的な姿勢を示したことから、原油価格が上昇し、株式市場は軟化した。特にNASDAQは2%以上の大きな下落となった。ソーシャルメディアが子供を害しているという訴訟でロスとニューメキシコでMetaとAlphabetに賠償金を支払うことが命じられ、Meta,Alphabetは7.9%、3.4%それぞれ値を下げた。また、Nvidiaも4%以上値を下げた。欧州市場でも更なる利上げへの懸念から、株式市場は軟調であった。産業や銀行といった景気循環株は、いずれも2%以上値を下げた。原油価格の値上がりからルフトハンザは1%の株安

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3月第3週の市況

2026/3/16    月 

米国市場では、トランプ政権がロシアの原油輸出制限を一部緩和したが、ブレント原油は1バレルあたり100ドルを超え、株式市場は主要3指数はいずれも値を下げ、小型株中心のRussell2000は年初来の安値を更新した。また、第4四半期のGDP成長率は下方修正された。AdobeはCEOの退任を公表し株価が7.6%下落。Meta PlatformsはAIモデルの「Avocado」の延期を公表し、株価は3.8%下落。欧州市場でも中東の紛争の影響から株式市場は軟化。金銀銅の価格が値下がりしたことを受けて、鉱業関連は値下がり。契機に感応度のい銀行株は中東関連のウェイトが高いHSBCやStandard Charteredを中心に値下がり

2026/3/17    火  

米国市場では、AI関連の株式が値を上げ、株式市場全体も大きく値を上げた。MetaはAIインフラへの大規模投資と引き換えに少なくとも20%の人員削減を目指していると公表し株価は2.3%上昇。Nvidiaは新しいAIコンポーネントを公表し株価は1.6%上昇。台湾のFoxconnは、好調な四半期収益予想を公表し、Micron Technologyは台湾で2件目となる工場設置計画を公表し株価は3.7%上昇。欧州市場でも原油価格の値下がりを受けて株式市場はリバウンド。不動産とエネルギーが1%以上値を上げた。UniCreditが保有比率を引き上げることを公表したCommerzbankは9%株価上昇

2026/3/18    水

米国市場では、Fedが政策会合を開始したが、原油価格の上昇や労働市場が弱いことから金利は据え置かれるものとみられている。企業関連では、DeltaやAmerican Airlinesが今四半期の売り上げ予想を引き上げ、イラン関連で低迷していた株価がリバウンド。主要3指数も上昇。旅行・レジャー関連で、Norwegian Cruise Line Holdings やExpedia Groupなども株価上昇。来年に28都市でロボタクシーを運行すると発表したUberは4.2%株価上昇。金融関連ではBlackstone、Apollo Global、KKRといった運用会社株が上昇。欧州市場でも、欧米の政策会合を週後半に控え、ドイツではZEW指数が予想以上に下落したが、株式市場は値を上げた。原油価格が依然として100ドルを超える中、エネルギー関連が値を上げ、公益株も値を上げた

2026/3/19    木

米国ではFedが金利を据え置くと同時に、今年の利下げ見通しを0.25%としたことから、株式市場では主要3指数はいずれも値を下げた。テクノロジー関連は強く、AMDはSamsung Electronicsとの戦略的な提携を拡大することで合意し株価上昇。市場終了後に決算を公表するMicron ​Technologyも値を上げ、また、SanDiskも値上がり。一方、中国で2番目の性能の半導体を販売する承認を得たNvidiaは株価値下がり。創業者が会社と争っていたLululemonは取締役が退任することになり同株は値上がり。百貨店のMacy’sは関税の影響が少なく、利益も予想を超えたことから、株価上昇。欧州市場では、イランへの攻撃が原油価格を引き上げる結果になり、株式市場は軟化した。日用消費財が2.7%と大きく値を下げ、ヘルスケア関連も2%下落。最近値下がり傾向にあった銀行関連はリバウンド

2026/3/20    金

米国市場では、Fedは予想通り金利を維持したが、パウエルFRB議長のコメントでもイラン紛争に起因するインフレ懸念に言及があり投資家心理を引き下げた。Micron Technologyは四半期の業績を公表したが投資家を満足させる水準ではなく株価は3.8%下落。Nvidiaも同じく値を下げた。Teslaについては運輸当局が同社の完全自動運転システムに欠陥があると指摘し、同株は3.2%値下がり。⁠NewmontやFreeport-McMoRanといった鉱業関連は、資源価格の下落から値を下げた。欧州市場ではECBが金利を維持したが、イスラエルがイランの石油施設を攻撃した後、イランが湾岸諸国の石油施設を攻撃し、ECBはイラン紛争によるインフレへの警戒を発し、株式市場は2.4%と大きく値を下げた。イングランド銀行も金利を維持した。ウェイトの高い金融機関が値を下げたほか、金価格が下落したことから鉱業関連は4.2%値を下げた。
 

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