12月第4週の市況

2025/12/22    月

米国市場では、消費関連株が値を下げたが、AI関連がリバウンドして、主要株式指数はいずれも上昇。Micron Technology’sは昨日に引き続き値を上げ史上最高値を更新し、Nvidiaも3.9%の値上がり。TikTokの中国系オーナーが米国でのショート動画関連を含めた事業を売却したことでOracleは6.6%の株高になった。Nikeは中国市場での不振から10.5%株価下落。Lamb Westonはフライドポテトの需要が停滞していることから株価は26%下落。欧州市場では防衛、銀行株がけん引して市場は史上最高値を更新した。英国の銀行Standard Chartered、Barclays、HSBCが0.9%ないし1.4%の株価上昇で銀行株は値上がり。一方で米国のNikeが値を下げたことに連動して、Puma、Adidas、JD Sportsなどが値を下げた

2025/12/23    火

米国市場では主要3指数がすべて値を上げた。中国の顧客向けに2番目に性能の高いAI半導体を輸出する協議に入っていると報じられたNvidiaは1.2%株価上昇。Micronも3.8%株価を上げ、フィラデルフィア半導体指数は1.1%上昇。また、金属価格の上昇になり、素材やエネルギーセクターが上昇。マスクCEOへの2018年の支払いがデラウェア最高裁で復元されたことからTesla株は2.5%値を上げた。欧州市場は英仏独の市場ともに値を下げ、市場全体でも値下がり。中国の輸入規制の影響を受けて、世界最大のスピリッツ製造のDiageoが3.7%値を下げたほか、同業のPernod RicardやAnheuser-Busch InBevも2.9%と2.5%それぞれ値下がり。金価格が1オンス4,400ドルを超え、銅価格も史上最高値を更新したことから鉱業関連は値上がり。米国のEli Lillyが買収に乗り出すrと報じられたAbivaxは15%株価上昇

2025/12/24    水

米国では、第3四半期のGDP成長率が公表され、年率4.3%を予想を上回るペースで成長していたことが分かった。株式市場では、グロース株を中心に値上がりし、主要3指数はいずれも値上がり。Nvidia、Amazon、Alphabet、Broadcomなどの銘柄がいずれも1%以上の株高になった。そのほかの統計では消費者信頼感が雇用や所得といった要因が低迷し下落したほか、工場生産はほぼ横ばいであった。スタートアップ企業のArmisを77.5億ドルで購入することを決めたソフトウェア開発のServiceNowは1.9%の株価下落。銅価格が史上最高値を更新し、ブローカーの評価が上がったMiner Freeport-McMoRanは2.6%株価上昇。欧州市場では、ヘルスケア関連がけん引して史上最高値を更新。Novo Nordiskは米国のFDAから減肥薬の承認を得て株価が9.2%上昇。また、銀価格が1オンス70ドルを超えたことから基礎資源株は1%上昇

2025/12/25    木

米国市場では、休日で短縮化された市場の中、SP500とダウは史上最高値を更新。NASDAQも値を上げた。先週に強気な見通しを公表したMicron Technologyは3.8%株価上昇。NikeはアップルのティムクックCEOが300万ドル相当の株式を購入したことから、株価が4.6%上昇。欧州市場では短い時間の取引で薄商いとなる中、株式市場は史上最高値付近でほぼ横ばいの動きになった。Richemont、LVMH、Keringなどの高級品株がおおむね1%上昇した。また、原油、金銀銅の価格が上昇する中、鉱業株も堅調であった。BPはCastrolへの出資を投資会社に売却することで合意し、BP株は1%以上値を上げた

2025/12/26    金

欧米市場はクリスマスのため休場


 

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12月第3週の市況

2025/12/15    月

米国では、利下げの後にイールドが上昇し、また、OracleとBroadcomの株安がAI関連バブルへの懸念を引き起こし、主要3指数はいずれも値を下げ、特に、SP500とNASDAQは1%以上の値下がりとなった。Broadcomは将来の利益率の低下を予想し株価が11.4%値を下げたほか、Oracleは前日に引き続き4.5%の株安になった。AI関連企業の収益力に疑問符が付く形になっている。フィラデルフィア半導体指数は5.1%の下落になった。アパレルメーカーのLululemon Athleticaは年間の利益予想を上方修正し、株価は9.6%上昇。欧州市場では堅調に推移したが、米国市場が開場すると、AI関連株の値下がりの影響を受け、最終的には市場は値を下げた。AI関連では ASML、Schneider Electricがそれぞれ5%、4.2%値を下げた。リスク回避的な動きから銅価格が値を下げ、基礎資源関連も値下がり

2025/12/16    火

米国では遅延していた連邦政府統計の公表が今週末に集中するが、株式市場は方向性のない市場となり、主要3指数はいずれも値を下げた。マスクCEOがロボタクシーをテストしていると公表したTeslaは3.7%株価上昇。スタートアップ企業のArmisを買収する話が進んでいるサイバーセキュリティのServiceNowは12%ほど値下がり。ルンバを製造しているIRobot破産保護を申請し、株価が約7割下落。欧州では中央銀行の政策会合が始まり銀行、保険、旅行関連がけん引する形で株式市場は値を上げた。特にスペイン市場は史上最高値を更新した。ウクライナのゼレンスキー大統領はベルリンで米国のトランプ大統領の特使と会談を続けているが、米国はウクライナにドネツク地方の東部から軍を撤退させることを主張している。防衛関連ではRheinmetallが2.6%、Hensoldtが1.2%それぞれ値を下げた。ウクライナの鉱業関連Ferrexpoは7.1%株価上昇

2025/12/17    水

米国では10月の労働統計が公表され、雇用者数は増加したものの失業率も上昇。株式市場では、Pfizerが2026年の予想を公表したがCOVID19関連の販売が低迷する予想となり株価は5.1%下落。そのため市場ではヘルスケアを中心に軟化し、主要3指数ともに値下がり。CEOの辞任と新規CEOの指名を公表した保険会社のHumanaは5.7%の値下がり。欧州市場ではウクライナの和平交渉に進展が見られたため防衛関連株が値下がりし、市場全体も値を下げた。独仏のPMI指数はドイツでは2か月連続で上昇し、フランスではほぼ横ばい。原油価格の値下がりに比例してエネルギー関連株が値を下げたが、easyJetとLufthansaはそれぞれ3.2%と1.3%の株高。また、UBSについてはブローカーが評価を引き上げたために3.8%の株価上昇。英国のオンライン取引プラットフォームの IG Groupは収益の伸びが2026の予想の中間値程度であることを公表し8.5%株価上昇

2025/12/18    木

米国市場では主要3指数ともに値を下げたが、AI関連がその中心であったためにNASDAQが最も大きく値を下げた。Oracleはデータセンターの建設でパートナーのBlue Owl抜きでミシガン州のデータセンターの構築を行うことを公表し、Oracle株は約5%下落。100億ドルのOpen AIへの出資を検討中のAmazonは0.3%株価上昇。NvidiaとBroadcomは、それぞれ3.4%、5.5%株価を下げた。欧州市場ではテクノロジー関連が値を下げたが、エネルギーや銀行部門がその補填をして市場全体でみればほぼ横ばい。英国では消費者物価指数が予想外に急落し、イングランド銀行が利下げを行う可能性が高まったとして、株価指数FTSEは値を上げた。独仏の市場では株価指数は下落。英国の銀行HSBCはブローカーの評価引き上げで株価は2.7%上昇。銀価格が史上最高値を更新し、金価格も上昇したため、鉱業株が値を上げた

2025/12/19    金 

米国では、11月の消費者物価指数が遅れて公開され、予想以下の数値となったことから、さらなる利下げへの期待感が高まり、株式市場は値を上げた。特に、前日値を下げていたNASDAQが上昇。Micron TechnologyはAI関連の半導体不足により利益が上昇すると予想を発表し株価は約16%上昇。Lululemonはアクティベストが10億ドル投資したことが判明し、株価は4.8%上昇。スターバックスも5.1%株高に。欧州市場でも、米国のインフレ統計を受け、また、ECBが金利を維持したが域内の経済により明るい見通しを持っていることが公表され、株式市場は値を上げた。個別企業ではH&Mが3.6%値を上げたほか、Netsleも0.7%値上がり。英国ではイングランド銀行が利下げをしたが、今後は利下げの速度は低下すると示唆し、英国の株式市場は軟化した

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