9月第3週の市況

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2017/9/11 月

メキシコは地震の影響でペソ・株式ともに下落。米国ではハリケーンの影響でWTIが下落。産業用金属も値を下げる。株式市場はまちまち。欧州では、ECBが理事会で緩和策の縮小が必要と合意したと報じられ銀行株が値を上げる。

2017/9/12 火

週末に北朝鮮がミサイルを発射しなかったこと、ハリケーンイルマが予想以下の被害に落ち着きそうであることから欧米市場は急上昇。米国ではSP500は史上最高値を更新し、JPモルガンやトラベラーズといった金融株が強い。新iPhoneの発表を前にアップルも上昇。欧州では、ハノーバーリー、ミューニックリーなど再保険を中心に値を上げ、サンタンデールなどの銀行株も堅調

2017/9/13 水

市場の推進力は前日と同じでおとなしくしている北朝鮮と予想ほどの被害が出なかったハリケーンイルマ。米国ではSP500、DOW、NASDAQがともに史上最高値を更新。アップルはiPhoneの新商品をお披露目し、サプライヤーともども軟化。欧州でも5週間ぶりの高値となり、保険を中心とした金融株が堅調であったのは前日と同じ構造。フォルクスワーゲンがゼロ排気車の開発に200億ユーロを投じると報じられ株価は大きく上昇

2017/9/14 木

ダウとSP500は史上最高値を更新。CPIの数値が高いことが予想されFedの利上げにつながるとの憶測から米ドルが上昇。需要の伸びた原油も値を上げる。アップルの新型iPhoneの販売予想は予想以下でアップルのサプライヤーの株価が欧米市場で軟化。また、欧州ではアップルウォッチの影響で時計が売れなくなるとして時計メーカーの株価が軟化

2017/9/15 金

米国では8月のCPIが予想以上に上昇しイールドが上がり債券は値下がり。イングランド銀行が金利を据え置いたものの、将来の緩和策の規模縮小を示唆し英ポンドは上昇。英国市場のFTSEは値を下げる。原油価格の値上がりなどもあり、欧州市場は5週間来の高値。中国では、7月の小売り、工業生産、設備投資などの経済活動が鈍化。

9月第2週目の市況

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2017/9/4 月

米国では、失業率が4.3%から4.4%に上昇し、新規就労者数もそれほど伸びなかったが、ISM製造業指数が堅調で、ミシガン大の消費者信頼感指数もよかったので市場では株高債券安になった。欧州では、フランスのメディアVidendiが好調な収益見通しを公表し、スウェーデンの車メーカーボルボが営業利益率が10%を超えるとの見通しを公表するなど個別企業の貢献で市場が上昇

2017/9/5 火

米国はLabor Dayで市場は休日。欧州では北朝鮮の核実験が影響して市場は下落。株式市場ではボラティリティが上昇し、資産は金などの安全資産に移動。Randgold、Fresnilloなどの金関連株が上昇。FiatはCEOがM&Aの申し出がないとコメントし同株は下落。

2017/9/6 水

北朝鮮の核問題や米国に次のハリケーンが来襲する予想、さらに、木曜日のECBの理事会の見通しが不透明なことなことなどが相まって、市場では株式から安全資産へ資金が避難した。米国株式は軟調。米国債や金、日本円などが値を上げ、原油や銅も高い。欧州では銀行株を中心に大きく値を下げる展開となった。


2017/9/7 木

トランプ政権と議会に合意が成立しデッドシーリングについて3か月間引き延ばすことになった。ハリケーンに対する救済措置も決まり市場は上昇。イールドは3か月以内のものについては下落、長期のイールドは上昇。欧州では、ファンドが割安な自動車を買いますとの動きがあり自動車株がけん引したが、明日にECB理事会を控えて金融株は軟調

2017/9/8 金

米国ではハリケーンイルマと北朝鮮の問題が懸念材料となったが株式市場は横ばい。欧州では、ECBの政策会合で金利も金融刺激策もそのまま維持されたことから、ユーロは上昇しドルが下落。欧州では、銀行株がまちまち。スペインのSababellやイタリアのウニクレディが値を下げたが、BNPパリバやドイチェバンクは値を上げる