8月第1週の市況

2025/7/28    月

米国では、EUとの間で関税問題の合意があり得るとの期待感から株式市場は値を上げ、SP500とNASDAQは史上最高値を更新。フットウェアのDeckers Outdoorは好調な四半期決算を公表し株価は11%上昇。一方、インテルは四半期の損失が予想以上に拡大すること、雇用を削減することを公表し、株価は8.5%値下がり。Charter Communicationsは、5Gでの通信における競合の激化から、購入者がより減少し、株価は18%下落。欧州市場では、株式指数は下落。プーマは予想を下回る四半期決算を公表し、年間の予想も下方修正したことから、株価は16%下落。そのためJD Sportsも0.7%値を下げた。一方、LVMHの四半期決算では中国市場の回復が見られ、株価は3.9%上昇。高級品セクターとしても値上がり。CEOが関税対策としてコストカットが進展すると述べたフォルクスワーゲンは4.6%の株価上昇

2025/7/29    火

米国とEUが関税問題で合意に達し、米国株式市場ではSP500がわずかに値を上げ6日連続の史上最高値を更新し、NASDAQも史上最高値を更新。ダウは幾分値下がり。Nikeはブローカが評価を引き上げたために株価上昇。原油価格が2%以上値上がりしたことを受けてエネルギー関連が値を上げた。Teslaはサムソンと165億ドルの半導体の契約をしたことを公表し、Tesla株は4%値を上げた。欧州市場では米EUの関税合意があったが、市場は方向性のない動きとなり、株式指数は下落した。Pernod RicardやAnheuser-Busch inBevは、飲料関連について関税合意が含まれなかったこともあり、それぞれ、3.5%と3.6%値を下げた。Heinekenも8.5%値を下げた。関税が免除されるとの予想の元、半導体機器製造のASMLは4.9%株価値上がり

2025/7/30    水

米国市場では、決算発表のあった企業収益が芳しくなく、株式市場全体も値下がり。UnitedHealthは数十億ドルに上る追加コストが発生するとして年間の収益見通しを下方修正し、株価は7%近く下落した。旅客機の出荷が復活したボーイングは、予想より損失は小さくなったが、株価は下落した。製薬会社のMerckは中国向けのワクチンの出荷停止が続いており、株価下落。UPSも四半期決算を公表し、年間の見通しを下方修正。株価は10%以上下落した。欧州では、デンマークの製薬会社Novo Nordiskが、主力の肥満薬でライバルと競合が激化しているとして、通年の予想を引き下げたために、株価は23%下落した。ただし、欧州市場全体では、金融や防衛といった銘柄が堅調で、市場は上昇

2025/7/31    木

米国では、水曜日に公表されたGDPが年率3.0%増と予想以上の成長となった中、FOMCが金利の維持を決めた。ただし、2名の理事が利下げすべきであると反対した。また、民間部門の雇用統計では、7月の雇用は6月の下落から一転して上昇した。金曜日には政府の雇用統計が公表される。株式市場では、ダウとSP500が値を下げ、NASDAQは値を上げた。市場は、取引市場終了後に公表されるMeta Platforms、マイクロソフトの決算と、木曜日に公表されるAmazon、Appleの決算を待っている。オートメーション関連のTeradyneは好調な決算を公表し、株価は18.7%上昇。欧州市場では、株式市場はおおむね横ばい。対米関税の問題でアディダス、ポルシェ、Aston Martinなどが米国での価格引き上げの可能性を表明。ポルシェは1.6%、Aston Martinは10%株価下落。4200億ドルの意の影響があるとしたMercedes-Benzも3.4%株価下落。銀行関連ではスイスのUBSが四半期利益が前年の倍増となり株価は1.1%上昇したが、英国のHSBCは上半期の利益が予想を下回り、株価は3.8%下落

2025/8/1    金

米国市場では、マイクロソフトが堅調な決算を公表し株価が4%上昇し、また、Meta PlatormsもAI関連で通年の予想が上向きで10%以上株価上昇。そのため、NASDAQは値を上げたが、ダウとSP500は値下がり。AI関連ではNvidiaやBroadcomが値を下げた。欧州市場では、企業収益が芳しくなく、市場は1週間来の安値になった。Ferrariは年間の売り上げ見通しは維持したが米国の関税の影響で競争力が低下するとコメントし、株価は11.7%値下がり。製薬会社の Sanofiは収益が予想以下となり株価が7.8%低下した。Societe Generaleは年間の収益見通しを上方修正し株価は6.9%上昇し、BBVAも第2四半期の決算が予想を上回ったことから、株価は7.9%上昇

過去の市況を確認しよう!!

1か月前の市況 1年前の市況

7月第4週の市況

2025/7/21    月 

フィナンシャルタイムズが、米政府がEU圏に対して15-20%の最低関税を適用する意向であることを報じたが、米国株式市場はほぼ横ばいの1日となった。ミシガン大消費者信頼感指数は将来の価格上昇に懸念を残しているものの、指数は上昇した。3Mは下半期の関税の影響はほぼ変わらないとコメントしたが、株価は下落。Charles SchwabやRegions Financialなどの金融関連が堅調な利益に支えられて株価上昇。欧州市場ではヘルスケア関連が値を下げたが、石油・ガス関連が値を上げ、市場全体としては横ばいであった。スウェーデンの鉱業機器関連Epirocは、四半期の利益が予想を下回り、株価は9.2%下落。スウェーデンの産業グループAtlas Copcoも注文下減少し利益が予想を下回り、株価は7.8%下落。英国の製薬会社GSKについては、米国のFDAが血液がん製薬の推薦に反対を表明し、同社の株価は4.6%下落

2025/7/22    火

米国市場では、水曜日にAlphabetが決算発表するのを前に、同株が2.8%上昇。同じく、水曜日に決算を公表するTeslaは下落。いわゆる”マグニフィセント・セブン”では、そのほかAppleやAmazonも値を上げ、SP500とNASDAQは史上最高値を更新。ダウはわずかに値を下げた。Verizonは年間の利益予想を上方修正し、株価は4%上昇。ハワード米商務長官はEUとの関税問題の収束に自信を示した。9月の利下げについて、市場では五分五分とみている。欧州市場では、方向性のない市場となったが、鉱業関連の値上がりを、ヘルスケア関連の下落が打ち消し、市場全体としては値を下げた。自動車メーカーのStellantisは米国の関税政策の影響を受け、上半期に23億ユーロの損失を計上したと公表したが、株価は値上がり。四半期利益がほぼ倍増したRyanairは株価が5.7%上昇。LufthansaやEasyJetなどの競合会社も1%ほど値を上げる。中国の安定的な成長を受けて金属価格が値上がりし、Glencore、 Anglo American、Antofagastaなどの鉱業関連は3~5%の株価上昇

2025/7/23    水

米国市場では、GMが四半期決算を公表し、SUVやトラックの需要が旺盛で予想を超える利益を上げたものの、関税問題で10億ドルの影響を受けたことを公表し、同株は7.8%値を下げた。競合のフォードも値下がり。Tesla、Alphabetと水曜日に決算を控える株式は上昇したが、Meta Platforms、マイクロソフトなどは値下がり。四半期利益が約8割減少したLockheed Martinは10%以上値を下げた。SP500とダウはわずかに値を上げ、NASDAQは値を下げるなど市場はまちまちであった。欧州市場では、ドイツの株式指数DAXがここ2か月で最大の下げとなり、1%以上値を下げるなど、軟調な市場になった。フランスのバイオテクノロジー関連のSartorius Stedim Biotechは上半期の決算を公表し、株価は8.1%下落した。スイスの香水関連のGivaudanもスイスフランの値上がりから上半期の売り上げが予想以下となり株価が5.4%値下がりとなった

2025/7/24    木

トランプ政権が日本と関税問題で合意に達し、EUとも同様の条件での合意が間近とみられることや株式市場では個別銘柄の値上がりもあって、SP500とNASDAQは史上最高値を更新。電力機器のGE Vernovaは売り上げ、フリーキャッシュフローの予想を引き上げ株価は14.6%上昇。Nvidiaも株価が2.3%上昇。市場終了後に決算を公表するTeslaはわずかに値を上げ、Alphabetは値を下げた。医療機器のThermo Fisherは、下半期の利益・売上が予想を超え株価は9%以上上昇した。欧州市場では、との米国との関税問題の妥結を予想し、自動車関連が市場をけん引する形で株式市場は上昇。Stellantis, メルセデスベンツ、フォルクスワーゲン、ポルシェといった自動車株は6.1%~7.3%上昇。ドイツのSAPは四半期決算が好調であったが、年間の収益見通しを引き上げず、株価は4.1%値を下げた

2025/7/25    金

米国市場では、Alphabetの四半期決算が堅調で、市場はAI関連の大型株に期待を寄せる結果となった。SP500とNASDAQは史上最高値を更新。Amazon、マイクロソフト、Nvidiaなどの銘柄も上昇。Teslaは補助金の打ち切りのために来年に予定されている自動運転サービスの開始前に、厳しい時期を迎えるとマスクCEOが発言し、同株は約5%値を下げた。司法省の査察を受けていることを公表したUnitedHealthは株価下落。欧州市場では、ECBが予想されていたように金利を維持し、また、大手銀行の好調な決算と米国との関税問題に明るい兆しがあることを好感して、株式市場は上昇。ドイッチェバンクとBNPパリバはともに好調な決算を公表し、ドイッチェバンクは9.1%株価上昇

過去の市況を確認しよう!!

1か月前の市況 1年前の市況