11月第3週の市況

2021/11/15    月

米国市場ではミシガン大学のミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が10年来の低水準となったが株式市場は上昇。ジョンソン&ジョンソンが2社に分割することを公表し株価は1.2%上昇。TeslaはマスクCEOが6億8700万ドルの株式を追加で売却し2.8%株価が下落。ライバルのRivian Automotiveは5.7%株価上昇。中国のアリババは独身の日の売り上げが史上最低となり0.6%株価下落。欧州市場では株式市場は史上最高値を更新。Richemontは利益が予想を超えたため株価は10.9%上昇。LVMHは中国で初めてデューティーフリーショップを開店し株価は2.5%上昇。ルノーはモルガンスタンレーが評価を引き上げたことから4.4%の株高になった

2021/11/16    火

米国市場ではイールドが上昇しテクノロジー株が軟化。ダウはボーイングが上昇したために下落幅が縮小した。エミレーツ航空が2基のボーイング777の購入を発表し、サウジアラビア航空がワイドボディー機の交渉中であることが報じられ、ボーイング株は5%の上昇。中国の不動産業界が弱含みであることから、主要な鉱業銘柄が値下がり。Dollar TreeはアクティベストのMantle Ridge LPが5.7%の株式を保有していることを公表し、同株は13.7%の値上がり。欧州ではラガルドECB総裁が、インフレは予想していたものより大きかったが、来年には収束するとコメントし、株式市場は史上最高値を更新。フランスでは、エアバスがインディゴ・パートナーズから255機のA321の購入を受領したために株価上昇。RDSは本社をオランダから英国に移して株価は2.1%上昇

2021/11/17    水

米国市場では、Fedがインフレに対してより積極的な対応をとるのではという懸念があるが、10月の個人販売が1.7%増と予想を上回り、Home Depotは5.7%の株高になった。ウォルマートも堅調な決算を公表したが、サプライチェーンに対する懸念などから株価は2.6%の下落。ドイツのBMWが次期の運転支援システムでQualcommの半導体を利用することなったことから、Qualcomm株は7.9%の値上がり。米中の緊張緩和の雰囲気の中で、中国のTencentの株主であるドイツのテクノロジー会社Prosusが4.2%値を上げ、高級品ブランドのKeringも4.4%上昇

2021/11/18    木

米国市場は下落。Targetは利益が予想を上回ったが、サプライチェーンの問題への懸念から株価は5.2%下落。Lowe’sは通年の売り上げ予想を上方修正し株価上昇。同業のHome Depotも火曜日に好調な決算を公表していた。Amazonが英国で発行されたVISAの手数料が高すぎるとして利用を停止すると発表。欧州市場はインフレの懸念はあるものの好調な企業収益が下支えして6日連続の史上最高値の更新となった。ドイツのシーメンス・ヘルスケアはM&A関連で5.6%上昇。スイスの高級品Richemontはブローカーからの適正株価の引き上げで史上最高値を更新

2021/11/19    金

米国ではニューヨーク連銀のウィリアムス総裁がインフレは思っている以上に広範囲になっていると懸念を表明したが、半導体のNvidiaが予想を超える決算と好調な見通しを公表し株価が5.8%上昇。SP500とNASDAQは何とか史上最高値を更新。一般消費財の分野では、Macy’sが27.1%上昇し、Kohl’sも10.8%値を上げたことから同業他社にも影響。セクターは1.5%上昇した。シスコは今期の売り上げが予想以下になると公表し5.5%株安になった。欧州市場では、原油価格と金属価格が下落したことにより商品関連の株式が下落して市場全体も下落。DAXもCAC40も日中にかけて史上最高値を更新したが、市場終了に向けて値を下げた。ダイムラーはブローカの評価の上昇で1.7%の上昇。ティッセンクルップは来年の利益が倍増する見込みであることを公表し6.3%の株高に。

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11月第2週の市況

2021/11/8    月

米国市場では、雇用統計が予想以上に好調だったことに加えて、ファイザーが抗コロナの飲み薬の実験に成功したと公表したことから、市場は上昇。SP500とNASDAQは史上最高値を7日連続で更新。航空やクルーズ運航などの旅行関連が上昇し、エネルギーや産業株も上昇。ファイザーの競合相手であるMerckやModernaは10%前後の下落。また、巣ごもり関連のzoomやNetfliexなどは下落。欧州市場でも、ファイザーの飲み薬の開発に誘発されt旅行業界が上昇。スイスの小売りDufryは10%以上上昇し、ファイザーの競合のアストラゼネカは値を下げた。スペインの銀行Caixa Bankはオーストリアの銀行Ersteグループの保有株を売却し、株価が1.6%上昇。売られたErsteグループは5%上昇

2021/11/9    火

米国市場では、バイデン政権の公共投資予算が承認されたことから幾分値を上げた。産業株や素材株が堅調。キャタピラー、クリーブランド・クリフ、フリーポート・マクモラン、USスチールなどが2.7%ないし6.5%の上昇。TeslaはCEOのマスク氏がTwitterで同氏が保有するTesla株を売却すべきかと尋ね、6割近くの人が売却すべきと回答し、Tesla株は4.9%の下落。Nextdoor HoldingsはペーパーカンパニーのKhoslaVentures Acquisitionとがっぺいしたのちに市場に上場され17%の株価上昇となった。欧州市場では商品関連株式が堅調で市場も上昇。フランスのコングロマリットBouyguesは通信関連のEquansを買収し5.8%の株安に。

2021/11/10    水

米国市場では、ここ数日間続いていた上げ相場に終止符。利益確定の動きとインフレに対する懸念が市場を引き下げた。生産者物価指数が公表されたがFedが目標とする2%を大きく上回っていた。GEは3社に分社化するとアナウンスし、2.6%株価上昇。TeslaはCEOのマスク氏が保有株を売却すべきかTwitterで問いかけ5割を超える人が売るべきと回答して同株は12.0%下落。欧州でも株式市場は、新たな材料を求めて下落。ミュンヘン再保険はコロナ関連の損失が拡大する懸念があり株価は2.5%下落した。英国の保険会社ダイレクト・ラインも四半期の保険料収入が予想以下となり4.2%株価下落

2021/11/11    木

米国市場では消費者物価指数が、予想以上の0.9%の増となり市場に悪影響を与える。アップルとマイクロソフトは値を下げ、Teslaはマスク氏のTwitter発言により下がった株価がリバウンド。欧州市場では、メディアとエネルギー関連がけん引して値を上げた。英国の放送会社ITVは予想以上の広告収入となり株価は15.1%上昇。シーメンス・エネルギーはフリーキャッシュフローが堅調で3.5%株価上昇。米国の消費者物価指数の上昇によりイールドが上昇し、銀行株が堅調。一方、Infinionは予想以上の販売となったが、世界的な半導体不足の懸念から株価下落。米国のDoordashがフィンランドのWolt Entrerprisesを買収ことになり、Hello Fresh、Just Eat Takeaway.comなどの競合他社は値下がり

2021/11/12    金

米国市場では、ベテランズ・ディのため市場は一部のみ。ウォルト・ディズニーは予想以下の収益となり株価は7.1%の下落。半導体のNvidiaはブローカーが目標株価を上げたために上昇し、フィラデルフィア半導体指数は1.9%の上昇。欧州市場では、中国のEvergrandeがデフォルトを免れたことが鉱業関連によい影響を与える。Anglo Americanは5.9%値を上げ、2050年までにゼロエミッションを目指すというロードマップが承認されたBHPは3.9%値を上げた。ルクセンブルクのアルセロールミタルはここ10年以上で最高の四半期利益を計上し4.1%の値上がり
 

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