1月第1週の市況

2024/12/30    月

米国市場では、超大型株が値を下げ、主要3指数がいずれも下落。10年物イールドは昨日から7か月来の高水準を維持している。Teslaは5%株価を下げ2日連続での大きな値下がりになった。そのほか、Nviviaが2.1%値を下げ、Amazon、マイクロソフト、Alphabetなども1.5%以上株価を下げた。UnitedHealthとAmedisysは合併交渉のデッドラインを延期したことで、Amedisysの株価は4.7%上昇。UnitedHealthの株価は少し値下がり。欧州市場では、複数の市場が休場で薄商いの中、株式指数は上昇。フランスの銀行が値を上げたことから銀行セクターが市場をけん引。ドイツのDeliver Heroは、台湾における同社の食品配達ビジネスをUberに売却することを、台湾の公正取引委員会が禁止したことから、Deliver Hero株は5.4%下落

2024/12/31    火

米国市場では、薄商いの中、主要株式指数は軟化。SP500ではすべてのセクターで値を下げ、特に、一般消費財の値下がりが最も大きかった。韓国での飛行機事故を受けて737-800の運用が包括的に検査を受けることになったボーイングは株価が1.6%下落。MicroStrategy、Coinbase、MARA Holdingsといった暗号資産関連は3.8-8.2%値を下げた。欧州市場でも、薄商いの中、値を下げた

2025/1/3    金

米国市場では、Teslaが初めて年間出荷台数が減少し株価が6.1%下落。Teslaの影響で一般消費財が最も値を下げたセクターとなった。主要3指数はいずれも値下がり。原油価格が値上がりしたことからエネルギー関連は上昇。中国で競合対応のためiPhoneが割引きで販売されたことを受けてApple株は2.6%値下がり。年末から引き続き、暗号資産関連は株価上昇。欧州市場では薄商いの中、株式市場は上昇。中国の習近平主席が成長を約束するコメントをしたことから原油価格が上昇し、石油・ガスセクターは値上がり。イタリアから新規受注があった風力発電のVestas Wind Systemsは6.7%株価上昇

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12月第3週の市況

2024/12/16    月

米国市場では、SP500は呼ぼ横ばいで、NASDAQは少し値を上げ、ダウは少し値を下げた。Broadcomは四半期の売り上げが予想を超え、今後数年間、堅調な成長が期待できることを公表し、株価は20%以上値上がり。時価総額で初めて1兆ドルを超えることになった。AI関連ではMarvell Technologyも値を上げたが、Nivdiaは値下がりしたが、半導体指数全体は値上がりした。イールドも全体的に上昇し、10年物は3週間で最高の水準になった。欧州市場では、株式市場は値下がり。製薬会社のNovo Nordiskは英国における肥満薬のシェアが低下し、株価は3.9%値下がり。 Munich Reは来年60億ユーロの利益を予想し、株価は5.5%上昇

2024/12/17    火

米国市場ではNASDAQが史上最高値を更新したほか、SP500も値を上げた。ダウは値下がり。市場では、Fedが水曜日の政策会合でほぼ確実に0.25%の利下げを行うとみている。個別銘柄ではAlphabetが4%以上値を上げ、Teslaも5.2%値上がり。そのため、コミュニケーションサービスや一般消費財といったセクターが値上がり。小型株中心のRussell2000も上昇。航空部門を分社化することを検討していると公表したHoneywell Internationalは株価が4.4%上昇。欧州市場では高級品やエネルギーといったセクタが軟調で、また、フランスの格下げの影響で株式市場は軟化。自動車会社のポルシェはフォルクスワーゲン株の評価切り下げを行い、ポルシェ株は2.2%下落。ドイツの景況感指数は11月に上昇したが、依然として、縮小の領域にある

2024/12/18    水

米国では、11月の小売り統計が自動車などの購入により増加し経済が堅調であることが判明したが、株式市場では、Fedの金利決定を前に、金利緩和のペースが鈍化するのではないかと株式指数は下落。イールドは上がったり下がったりしていた。2025年の利益予想が市場の予想とほぼ一致していたPfizerは株価が4.3%上昇。欧州市場では、銀行株とエネルギー株が主導して市場は値下がり。中国の経済統計から需要に懸念が出ているため原油価格が下落し、エネルギー株が軟化。銀行では、SantanderやSabadellといったスペインの銀行が値を下げた

2024/12/19    木

米国では、Fedが予想通り0.25%の利下げを行い、2025年末までに0.5%さらに引き下げると公表し、株式市場は不動産セクターなどを中心に値下がり。利下げの公表発表後に10年物イールドは上昇。個別銘柄では靴製造のBirkenstockが四半期の売り上げが予想を超え、株価は4.7%上昇。年間の利益予想を引き下げたGeneral Millsは3.8%の値下がり。欧州市場では、HONDAとNissanの合併の影響でフランスのルノーが5.2%株高になり、また、テクノロジー株が値を上げたことから市場は上昇。イタリアの銀行ウニクレディはドイツのコメルツバンクの保有比率を引き上げることを公表。コメルツバンクは1.4%、ウニクレディは1.3%の株価上昇。スペインの代替エネルギーGrenergyはチリなどの資産を売却することを合意し、株価は20%上昇

2024/12/20    金

米国では、第3四半期のGDP成長率が上方修正され、株式市場は値上がり。ただし、10年物イールドはここ7か月で最高に上昇。イールドの上昇により銀行セクターが上昇。四半期の売上・利益が予想以下となったMicronは16.5%株価下落。住宅建築のLennarは第4四半期の利益が予想を下回り、株価は4.6%下落。欧州市場では、Fedの利下げスピードの鈍化の予想が影響し、11月以降で最大の値下がりとなった。金利感応度の高い不動産セクターは2.4%の値下がりになった。米国の Micron Technologyの軟化に連動して、ASML、Infineon Technologies、STMicroelectronicsなどは3.7%以上の株価下落。イングランド銀行は金利を維持

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