11月第4週の市況

2020/11/23    月

米国では、スティホーム関連株のzoomやNetfliexが値を上げたが、全体としては下落。ムニューシン財務長官が、FEDに貸し出しプログラムの年をまたいだ延長を認めず、4550憶ドルの資金を再配分するために議会に戻すように発言。FDAに新薬の緊急申請を行ったファイザーは1.4%値を上げ、WHOにレムデシビルの使用を推奨されなかったGilead Scienceは0.9%の値下がり。欧州市場では、商品関連の株式が値を上げて市場は上昇。ガス・石油関連は1.5%値を上げ、Glencore, Rio Tioto,BHPなどは1.2%~2.4%の値上がり。英国では10月の個人販売が堅調であった。イタリアでは、Banca EMIIとBanco BPMの合併の話で、両株ともに4%前後値上がり

2020/11/24    火

米国市場では方向性のない市場となったが最終的に市場は値を上げた。コロナウィルスワクチンの開発成功から景気が回復すると見込んでエネルギー、産業株が上昇。月次のビジネス活動はここ5年で最大の上昇となった。ただし、アップルやNetfliexなどは下落。Teslaは株価上昇にいより時価総額が5000億ドルを超えた。アストラゼネカがワクチンについて90%程度有効であったことを公表。欧州市場では市場は下落。アストラゼネカ株はワクチンの有効性がファイザーやModernaに及ぼなかったことから、株価は3.8%下落。英国では、ウェルズ、スコットランド、北アイルランドなどと共同でクリスマスにかけて規制緩和する方針を公表し、国内株を中心に値を上げた。フランスのクレディ・アグリコルはイタリアの銀行に買収提案をし、株価4.1%上昇

2020/11/25    水 

米国市場では、コロナウィルスが年内に初期配布で6400万個投入される見通しになり、バイデン政権への期待感から、ダウは史上初めて30,000を超えた。Teslaは引き続き6.43%の上昇となり、ボーイングはEU当局が737MAXの飛行の仮承認を出したことで株価は3.29%上昇。欧州市場でもほぼ9か月来の高値となった。フランスでロックダウン緩和の動きがあることが追い風。また、ドイツでは株式指数のDAXの構成銘柄が30銘柄から40銘柄に拡大されることになり、同指数は1.3%の上昇。第3四半期のGDP成長が8.5%になったことも寄与。フランスでも株式指数のCAC40は1.2%の上昇

2020/11/26    木

米国市場では2週連続で失業保険申請者数が増加し、ロックダウンの影響で労働市場の回復が遅れていることが明確になり、景気循環株や小型株を中心に値下がり。ダウとSP500は値を下げるが、NASDAQは値上がり。銀行株は0.7%下落。Teslaは9500台のリコールを公表したにもかかわらず株価は3.4%上昇。欧州市場は、市場は幾分低下。ドイツと英国でクリスマスでの人の集まりを緩和する方向になり、フランスではマクロン大統領がコロナウィルス新薬の認可が取れ次第使用することをコメント。EUは英国のEU離脱後貿易協定を結ばないことを公表し、英国では国内株を中心に値下がり。Vergin Mony UKは不良債権の引当金の積み増しで利益が減少し5.5%の値下がり。英国の水会社のUnited Utilitiesは中間配当を引き上げ4.3%株価上昇

2020/11/27    金

米国市場は感謝祭で休場。欧州市場では、薄商いの中、市場はおおむね横ばい。ワクチンへの期待感は残るが、ドイツではメルケル首相が少なくとも12月20日までは規制を強化するとみられているとがマイナス要因。英国では財務相が今年の経済成長見通しについて11.3%のマイナスになる見通しを示したこともマイナス要因

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11月第3週の市況

2020/11/16    月

米国市場では、景気感応度の高い景気循環株(バリュー株)が好調で、エネルギー、不動産といったセクターが上昇。SP500は史上最高値を更新。中小型株中心のRussell2000指数も2%以上上昇し史上最高値を更新。ウォルトディズニーはテーマパークの収益は厳しかったが、ビデオ配信が好調で2%上昇。テクノロジー株は利益確定の動きが出てそれほど値上がりしなかった。欧州市場では横ばい。ドイツとフランスの株式指数は幾分上昇した。フランスの公益株のEDFは四半期決算に改善の兆しが見え0.4%の値上がり。ドイツの不動産会社Detsche Wohnenは第3四半期の利益を修正したが1%の値下がり

2020/11/17    火

Modernaがコロナウィルスワクチンの実験に成功したと公表し同株は9.6%上昇。米国市場ではダウとSP500が史上最高値を更新。また、バリュー株、景気循環株、小型株が堅調でRussell2000も史上最高値を更新した。旅行関係もリバウンドして、ユナイテッド航空やカーニバルなどが5%ないし9%程度株高に。不動産大手のSimon PropertyはTaubman Centersの買収価格を引き下げることに成功し、5.7%の株高。欧州市場でもコロナウィルスワクチンへの期待感に加えて、中国で10月の工場出荷が予想以上であったことから、8か月来の高値を更新した。原油価格が上昇した石油関連と銀行が強い。スペインの銀行BBVAは米国事業をPFGに116憶ドルで売却し、株価は16%上昇。英国のボーダフォンは通期の収益見通しが回復しそうで株価は6.7%上昇

2020/11/18    水

米国市場では、コロナウィルスワクチンの期待感がひと段落し、10月の小売り統計が予想以下であったこともあり市場は下落。Teslaが12月21日にSP500に組み入れられることになったことから同株は8.2%の上昇。ウォルマートは同一店舗での利益が予想を超えて6.4%上昇したが、株価は2%の下落。ホームデポも2.5%の下落。ただし、百貨店のKohl’s Corpは四半期決算が黒字になり11.6%の株価上昇。Amazonが全米でオンライン医薬品販売を開始し、競合する、Wellgreen Boot AllianceやCVS Health Corpは9%前後株価下落。欧州市場でも旅行、ヘルスケア、テクノロジーなどを中心に値下がり。Easyjetは12.7憶ポンドの赤字を計上することになり1.9%株価下落。スペインではSababellは資産量でスペイン第2位の銀行になりそうで6.8%株価上昇し、ライバル行のBBVAが4.4%下落

2020/11/19    木

米国ではファイザーとBioNtechがワクチンについて95%の成功率を達成したと発表し、コロナワクチンへの期待は高まったが、コロナウィルスの拡散への懸念もあり市場は値を下げた。ただし、NASDAQはTesla株が昨日に引き続き上昇したため下落幅は小さくくなった。ボーイングがFAAから737MAXの飛行許可を取得し株価上昇。ターゲットはオンライン販売が好調で株価上昇。Lowe’sはクリスマス商戦に向けての見通しが予想を下回り株価下落。欧州市場では、景気感応度の高い、自動車、銀行、鉱業、小売りなどが1%以上値を上げ、市場は上昇。M&A関連も活発で、カナダとデンマークの金融機関Trygが英国のRSA Insuranceに72憶ポンドの買収提案をしてRSAは4.6%株価上昇。ドイツ証券取引所は、企業統治アドバイザーのISSの80%を取得して2.4%、株価上昇

2020/11/20    金

米国市場では、新規景気刺激策への期待とコロナウィルス下でも堅調な半導体関連が堅調で、フィラデルフィア半導体指数は1.6%上昇。エネルギーとテクノロジー株が市場をけん引。ヘルスケア、公益株は値を下げる。Macys’は売り上げが20%減少し、Nvidiaは売り上げが予想を上回る。Teslaは3日連続で株価上昇。欧州市場では、市場をけん引していた景気循環株が2%程度値を下げ、市場全体も値下がり。ドイツのティッセンクルップは5000名の人員削減を公表し3.4%値下がり。Norwegian Airは15.7%の値下がり。

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