分散投資は弱者の戦略

【POINT】

資産運用は将来の予測に自信が持てるのであれば資産運用は難しくありません。しかし、多くの人は予測をしても自信が持てません。そういったときに、特別な知識がなくても、最悪のシナリオを回避するための手段が分散投資なのです。分散投資は弱者の戦略といえるでしょう。

 ◎資産運用は将来の予測

個人がポートフォリオを考えるときに問題となるのは、これから先のことを考えないといけないということです。将来の資産クラスごとの騰落率の比較があらかじめできるのであれば誰も苦労をすることはありません。問題はこれから先どうなるかわからない市場をどう組み合わせるのが良いのかわからないということです。

もし、投資家が自信に満ち溢れており、たとえば、「日本株式が絶対もうかる」と断言できるのであれば全く問題ありません。すべての資産を絶対もうかると思う資産に投資してしまえばよいのです。

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世代によって異なるライフプランの考え方(1)

ライフプラン分析が重要な理由は、私たちの関心事である住宅取得や老後の生活、あるいは、こどもの教育プラン、仕事、さらに、いざというときの保障などの中心にライフプランが存在するからである。だから、ライフプラン分析を行うことなく、住宅の取得計画を立てたり、老後のための資産運用を実践することは止めた方がよい。

図表1 ライフプランの重要性

…それでも、30歳の人が65歳の自分をイメージして、老後のことを考えるのは大変であろう。わからないので、ライフプランは大切だと思いながら、目の前にある問題だけを処理するということになっているのではないだろうか。

人生を3つの期間に区切る

一般的に、ライフプランというと現在から亡くなるまでの一生涯というイメージである。だから、「ライフプランを考えよう」というと、重荷に感じるかもしれない。50代の人に退職後の生活をイメージしてみましょうというのとは可能であったとしても、30代の人に「あなたが年金を受け取るときのことをイメージしてみましょう」といっても難しい。わからないから、とりあえず平均的な数値を入れておいて作成する。これが現実である。

平均的なものを入れる代わりに、『ライフプラン=一生』という枠組みを取り払ってみてはどうだろう?イメージできるのは、せいぜいこの先20~30年程度と考えれば、一生を三分割できる。分割のイメージは、30代くらいまでの期間(壮年期)、40代からリタイアまでの期間(中年期)、リタイア以降の期間(高年期)の3つの期間である。たとえば、結婚したばかりの世帯であれば壮年期について考えてもらう、リタイアを直前に控えた世帯であれば高年期について考えてもらうという具合である。

図表2 人生を3つの期間に区切る

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