6月第1週の市況

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2017/5/29    月

米国株式はSP500とNASDAQはわずかに上昇し史上最高値を更新したが、ダウは値下がり。第1四半期のGDP成長率は年率1.2%と速報値から上方修正され、コストコなどの消費関連は依然として強い。欧州市場では石油関連と銀行株が値下がりして市場全体も値下がり

2017/5/30    火

米国、英国、中国の市場が休日のため薄商い。欧州では、イタリアの選挙が早まるかもしれないという懸念から国債が下落。銀行株も大きく値を下げ、欧州市場全体も下げた。個別企業ではブリティッシュエアウェイズを配下におくIAGがコンピュータートラブルで1000便以上欠航となり、株価が大きく値下がり

2017/5/31    水

米国市場では原油・天然ガスの価格が値下がりし、イールドも低下。NASDAQはテクノロジー株が好調であったので史上最高値を更新したが、銀行やエネルギー関連が値を下げたためにSP500は値下がり。欧州では、英国のBreixtの交渉が始まり、イタリアほかの戦況動向が懸念されるため利益確定売りが入り、銀行株を中心に値を下げる。スペインのサンタンデール、BBVAが大きく値下がり

2017/6/1    木

原油の減産が長引きそうということで原油価格と石油関連株が欧米市場で下落。米国市場ではJPモルガンが収益の大幅な減少。ドイチェバンクなども影響を受けて大幅安。米国市場ではディフェンシブな銘柄とテクノロジー株が下支えしたが市場は軟化。欧州では、低いバリュエーションが魅力であったが、バリュエーションは既に過去の平均てな水準に復帰。その後の材料が乏しく市場は横ばい

2017/6/2    金

米国では民間の労働統計が予想以上となり株式市場は堅調。SP500、NASDAQともに史上最高値を更新。米ドルが上昇し、日本円、国債、金といった安全資産はねさがり。トランプ大統領のパリ協定からの米国の離脱宣言は市場に影響を与えず。欧州ではイタリアのGDP成長が予想以上となり、銀行株を中心に値上がり。個別銘柄ではNokia、フィアットクライスラーも高い

5月第4週の市況

2017/5/22    月

米国では、企業の業績がよかったDeere&CoやAutodeskなどにけん引されてSP500、ダウはともに上昇。ただし、トランプ政権の選挙にロシアが関与していたことを調査する動きが報じられると、上げ幅の半分は下落した

2017/5/23    火

サウジアラビアがOPECの会合を前に減産の強化を主張し原油価格は上昇。メルケル首相がユーロは弱すぎると発言しドル安。トランプ大統領がサウジアラビアから大型の軍事受注を取りつけたことから、ボーイング、ロッキードマーティンなどが上昇。Amazon、マイクロソフトなども強く米国株式は上昇

2017/5/24    水

米国では原油価格が上昇し、株式市場はテクノロジー株とイールドの上昇により恩恵を受けた銀行株にけん引され上昇。欧州では、安い通貨や相対的に魅力的なバリュエーションを背景にPMIが堅調。アップルとの著作権の紛争に目途が付いたノキアが大きく上昇。銀行も強い

2017/5/25    木

米国ではFedの前回の議事録が公開され、インフレは抑制されているものの利上げが近いということでSP500は史上最高値を更新。欧州市場では、銀行株がけん引して市場は値を上げたが、ドイチェバンクはトランプ大統領関連の情報をロシアに流したかどうかを米国の上院民主党から質問を受け値を下げた

2017/5/26    金

OPECがウィーンで開催していた会合が終了したが減産は予定されていた以下で原油価格が下落。米ドルは上昇し、米国市場はBestBuyなどの業績が好調であったこともあり、SP500、NASDAQ、DOWともに史上最高値を更新。欧州では、BP、Total、Eniなどの大手石油関連株が軟化したが、個別企業の行政期は好調で、市場は方向性のない動きとなった