月次レポートを活用する

ファンドマネージャーからのメッセージ

公募型ファンドでは月次レポートが発行されています。これは、ファンドマネージャーが投資家に向けて発信している貴重なメッセージです。そして、このメッセージを理解することができて初めて、投資家として安心して投資を続けられるのです。

ファンドマネージャーにとってコミュニケーションの確立が大切

誤解を招くかもしれませんが、ファンドマネージャーといわれる人たちの最も大切な仕事は、お客さまに向かってレポートを書くことです。数年前に、資産運用の入門書を執筆した時、ファンドマネージャーにインタビューさせてもらいましたが、彼らの大半はレポートを書くことがとても大切な仕事であると話してくれました。

レポートを書くというと少し範囲が限定されているようですが、投資家とのコミュニケーションといったほうがよいでしょう。投資家とコミュニケーションを採ることは、運用することと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なことなのです。

月次レポートを継続して読んでおこう

公募型ファンドは月次レポート

ファンドマネージャーたちにとって年金基金や保険会社などの機関投資家が顧客である場合、コミュニケーションの確立は比較的簡単です。誰が投資家であるのかわかりますから、直接説明に出向くことも可能です。

ところが、公募型のファンド(一般の個人投資家に販売している投資信託)になると、コミュニケーションの確立は容易ではありません。なぜなら、誰が投資家であるかわからないからです。仮に投資家がすべてわかったとしても、大きなファンドになるとすべての投資家とコミュニケーションをとることはできません。そこで、ファンドマネージャーはレポートを書くのです。『私たちのファンドは、こういう方針で運用されています。今月の運用の結果はこうなりました。運用がうまく行った理由、うまく行かなかった理由はこうです』

ほとんどのファンドでは月次レポートを発行しています。月ごとの運用の成果を書いたレポートです。だから、この月次レポートを大切にしましょう。月次レポートは、ファンドマネージャーからのメッセージなのです。

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2017年8月の記事で読まれたもの

第1位 終身保険と定期保険+投資信託はどちらがお得か(後段)

ほかのFPの方が書かれていた記事を拝読して、少し論点がずれていると思ったので、同じテーマで自分なりにまとめてみました。

第2位 あなたもライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」をご利用できます

当社で作成しているライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」の紹介の動画です。FP-MIRAIは数か月単位で少しずつ成長し続けています。
無料講習会も開催していますので、ぜひ、ご参加ください

第3位 終身保険と定期保険+投資信託はどちらがお得か(前段)

第1位の記事の前段部分です。前段部分は、比較的当たり障りのないことを書いています。

第4位 エンディングではないノート(後段)

『現役世代のための、エンディングノートのようなもの』を作りたいと思っています。この記事は、週刊インシュアランスに掲載されたものですが、そのコンセプトをまとめたものになっています。