1月第4週の市況

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2018/1/22    月

米国株式は消費関連にけん引されて上昇。ナイキ、フィリップモリス、ホームデポなどが上昇したが、通年の利益予想が芳しくなかったIBMや初めて四半期決算で赤字を計上したアメックスなどが下落してダウの値上げ利幅に上限を付けた。欧州では、アディダスやSEBといった消費関連が値を上げ、中国の影響を受けて金属価格が値を上げたため資源関連株も上昇

2018/1/23    火

米国では上院で政府機関の閉鎖を回避するための法案が可決され米国株式は上昇。フランスのサノフェと米国のGelgeneの合併の話がバイオ関連の株式を引き上げた。WTIと金は上昇し、米ドルは対ユーロで軟化。欧州ではスペインのサンタンデール銀行が上昇し銀行株を引き上げ、オレンジとドイッチェテレコムの合併をル・モンドが報じいずれも上昇

2018/1/24    水

銅価格が下落したがWTIは62ドルを超えたNetflexが10%、トラベラーズは5%値を上げたが、ジョンソン&ジョンソンが4.3%値を下げ、減税法案で136億ドルの課金が発生するP&Gも3%値を下げる。トランプ大統領は中国や欧州に対して、洗浄機やソーラパネルの関税を承認。欧州ではカルフールが3.2%値を上げ、コスト削減によりLogitechは8%上昇。Easyjetが収益良好により5%以上値を上げ、ハンガリーのLCC Wizz Airがイタリアのアリタリアを買収すると報じられ5.3%値を上げた

2018/1/25    木

SP500は方向性ののない市場となり横ばい。ロス商務長官がダボスで中国の知的財産権について発言、ムニューシン財務長官が弱いドルを歓迎する発言。GEは売り上げが5%下落し赤字に転落。収益の増加速度が緩和したテキサスインスツルメンツが8.5%値を下げる。NASDAQと米ドルが下落

2018/1/26    金

ムニューシン財務長官が昨日弱いドルを歓迎したが、トランプ大統領が強いドルを主張して市場は混乱したが、ダウとSP500は史上最高値を更新。トランプ大統領の発言でイールドは上昇。個別銘柄では3Mやインテルなどが値を上げ、キャタピラーやスターバックスが値を下げた。いずれも四半期決算関連の動き。欧州では、ドラギ総裁が2018年に金利は上げないとコメントし、欧州株式は軟化

1月第3週の市況

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2018/1/15    月

ユーロが3年来の高値水準となり、中国元も4か月来の高値となり、米ドルが下落。消費者物価指数は、賃料の上昇などから予想外の上昇となったが、イールドは横ばい。株式市場ではJPモルガンが減税により利益が上昇すると公表し値を上げ、小売販売も堅調であったことから値を上げる。ドイツではメルケル政権が連立の合意に至ったが市場への影響は少なく、株式市場は値上がり

2018/1/16    火

米国市場は祝日のため休場。欧州市場では景気循環株に引きずられて市場は軟化。英国では、Carillionが取引停止となり関連銘柄も含めて値下がり。フィンランドの鉱業銘柄Metsoは業績悪化で10%近く下落。ドイツの小売りMetroもロシアでの売り上げが芳しくなく値下がり

2018/1/17    水

原油価格と金属価格が下落したため、エネルギー・素材関連が値下がりし市場全体も下落。週末に迫った連邦政府の資金期限に対するDACAの妥協案にトランプ大統領が拒絶。市場では国債が上昇し、日本円は6日連続の値上がり。欧州市場でも、鉱業・石油関連が値を下げたが、Hugo BossやPSAグループが値を上げ市場はほぼ横ばい

2018/1/18    木

ダウは300ポイント以上上昇して史上初めて26000を超えた。半導体関連銘柄も堅調でNASDAQも史上最高値を更新。米ドルが上昇し、国債と金は下落。バンクオブアメリカは予想を上回る決算となり銀行株が上昇。アップルは減税法案により数千億ドルの海外資金を国内に還流するとみられ、ベージュブックは”緩やか-堅調”な経済成長を報告。欧州ではバーバーリーやピアソンといった銘柄が軟調

2018/1/19    金

米ドルと原油が下落し、米国債の10年ものイールドは2.6%を超えた。中国の2018年の株式市場の見通しがよいと報じられ銅価格が上昇。海外での収益を米国に移転すると公表したアップルは配当や株式買戻しなどにその資金を充てるとみられ株価上昇。欧州では景気循環株がリバウンド。Geberitやカルフール、インフィニオンなどの銘柄が個別企業の動きで上昇