パターン・ランゲージ

パターン・ランゲージ”という言葉を聞いたことがあるだろうか。

パターン・ランゲージとは

パターン・ランゲージとは建築家のクリストファー・アレクサンダーが提唱した知識記述の方法です。アレクサンダーは、建物や街の形態に繰り返し現れる法則性を「パターン」と呼び、それを「ランゲージ」(言語)として記述・共有することを提案しました。(井庭崇+井庭研究室著「プレゼンテーション・パターン」慶応義塾大学出版会)

先日、パターン・ランゲージを採り入れた研修に参加してきたがとても役に立った。研修というと、私たちは、「参加したいけど参加できないから、レジュメだけ後で見せて」と話すことがしばしばある。レジュメを見れば、研修の内容がわかるというのが、この場合に、私たちが考えていることである。

しかし、私が参加した研修はレジュメを見ても、「はてさて、何の話だろう?」ということになる。実は、簡単なスクリプトが書いてあり、それに対して、参加者が考えたことを発言しあう。最後にそれをまとめる。簡単な内容なのであるが、私たちは、こんな簡単なことが案外できていない

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5月第1週の市況

前週の市況はコチラ

2018/4/30    月

米国では第1四半期のGDP速報が公表され年率2.3%の成長であったが予想を下回った。個人消費の伸びがここ5年で最低であった。一方で賃金の上昇率はここ11年で最高の水準になっている。イールドカーブはフラット化。アマゾンにけん引されて耐久消費財が値を上げたが。エネルギーとテクノロジー関連が値を下げて市場はおおむね横ばい。欧州市場では、スペインの銀行株とテクノロジー株にけん引されて市場は上昇

2018/5/1    火

米国ではヘルスケア関連が軟調で市場を下げた。また、イスラエルノネタニアフ首相がイランが非核化を実行していないと非難し原油価格が上昇。市場では警戒感が強まった。マクドナルドは予想を超える収益を計上し5.8%値を上げたが、合併を公表したT-MobileとSprintはそれぞれ、6.2%と13.7%値を下げた。欧州では、英国のスーパーの合併が市場の引き上げにつながった

2018/5/2    水

中国、ドイツ、フランスなどの市場はメーデーで祝日。米国市場では、ISM製造業指数が減速し、産業株が値を下げたが、アップルが値を上げてテクノロジー株が上昇。市場全体としてもわずかに上昇。10年物のイールドは続伸し3%近傍になり国債の価格は値下がり、米ドルは値上がり。英国の製造業指数も予想以下のレベルとなったが市場は上昇

2018/5/3    木

米国ではFedが金利を据え置いたことがマイナスに作用し、トランプ大統領が中国企業の電子部品の輸入に課税すると発言したことから市場は軟化。業績が予想以下となった就業不能保険のユナムが値を下げ、AIG、プルデンシャル、メットライフといった保険株が値を下げた。一方、業績が予想を上回ったアップルは4.4%と大きく値上がり。欧州でもアップルの供給元企業の業績が堅調。さらに、中国の工場受注が増加したことから銅価格が上昇し、資源株が上昇

2018/5/4    金

米国では企業業績の悪化が市場に影響して全体として幾分値を下げた。原油価格は、OPECの操作と米国によるイランへの制裁の可能性から値上がり。米ドルは方向性のない市場であったが最終的には値を下げた。AIGの決算が予想以下であったことから、同株は5.3%値を下げ、薬の小売りのCardinal Healthは年間の業績予想を下方修正し20%以上値を下げた