生活支援世帯のライフプラン分析【その2 リスクを可視化する】

ライフプラン分析

ファイナンシャルプランナー(FP)が行うライフプラン分析とは、ライフプランを分析して、リスクを明らかにし、その対処法をアドバイスすることが中心です。あるいは、具体的な対処法が明らかにならなくても、将来の見通しが立つだけで、心理的な負担から解放されることもあります。

ライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」はそういったFPのニーズに応える目的で開発されました。今回の研修でもリスク要因を考えて、そのリスクが顕在化したときにどのような状態になるのかを考えています。

相談業務

FPの業務は相談業務が中心です。そこで大切なのは、FPが中心になるのではなく、クライアントが中心になるということ。クライアントの話に耳を傾け、問題を整理することを支援することが大切です。FPがえらい先生になってもいけませんし、話を聞くこともそこそこに自分の提案を押し付けるのもNGです。

相談業務には、「問題解決」という軸と、「寄り添う」という軸があります。この2つの軸はいずれも大切ですが、時に、相反することがあります。いずれかに偏るのではなく、『クライアントに寄り添いながら問題解決を図る』という姿勢が求められるのです。

次回のビデオ研修は、5月1日(金)14時からです。参加を希望される方は、「5月1日の研修参加希望」と記載してお問い合わせください。(双方向の研修のため定員があります。参加できない場合もあることをご承知ください。)

生活支援世帯のライフプラン分析【その1】

生活支援世帯の分析を行ったわけ

ファイナンシャルプランナー(FP)はお金持ちだけを対象にしているといわれることがありますが、現在では、FPを特に必要としているのは、従来からの富裕者層に加えて、生活にあまりゆとりがない人たちではないでしょうか。一言でいうと、FPに対するニーズは2分化しているといってもよいでしょう。
数十年前と比べて、非正規で働かざるを得ない人が増えるなか、限られた収入の中でどのようにやりくりしていくのか。毎月のやりくりだけではなく、数年、数十年といった長い期間で世帯のリスクを洗い出し、その処方箋を考えるのがFPに求められる役割です。
この動画では、そういった世帯を「生活支援世帯」と呼んで、分析を行っています。2020年4月からのしくみにつても言及しています。よろしければご覧ください。

ファイナンシャルプランナー(FP)・生活困窮者自立相談支援員のみなさまへ

ライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」は、4月に予定していた、東京、名古屋、大阪での研修をキャンセルし、Skypeを使用したビデオ研修を行うことにしました。今回の動画は、その研修のレジュメの一部を用いたものです。

次回のビデオ研修は、5月1日(金)14時からです。参加を希望される方は、「5月1日の研修参加希望」と記載してお問い合わせください。(双方向の研修のため定員があります。参加できない場合もあることをご承知ください。)