10月第3週の市況

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2018/10/15    月

米国市場ではテクノロジー株を中心いリバウンドして市場は値を上げた。アップルやマイクロソフトは3%以上値を上げ、一般消費財や消費財関連も2%以上値を上げた。Netfliexが5.7%値を上げ、Amazonも4%値を上げた。四半期決算が公表された銀行では、JPモルガンが値を下げたがシティやウェルズファーゴは上昇。欧州市場では市場全体をリバウンドさせる上昇は見られなかったが今週軟化が続いていたテクノロジー株がリバウンドした

2018/10/16    火

米国では、連邦政府が2012年以来の大幅な赤字になると公表され、アップルは中国での需要が低下する兆しがあると報じられ2.1%値を下げる。テクノロジー株が中心になって市場は軟化。バンクオブアメリカは第3四半期ローン残高の伸びが低調ということもあり1.9%値を下げる。欧州では、米中の関税戦争のほかに、Brexit、イタリアの財政問題など懸念材料が山積みになり、株式市場は22か月来の安値水準になる

2018/10/17    水

米国市場では、四半期業績への期待感から市場はリバウンド。テクノロジー株に加えて、ジョンソン&ジョンソンやユナイテッドヘルスケアが好決算を公表したヘルスケア関連が好調。原油については米国のイランへの制裁により供給が低下したのがマイナス要因、米国のシェールガス生産が引き上げられたのがプラス要因。米国では原油価格が値下がりし、欧州では上昇。欧州でも企業収益への期待感から市場がリバウンド。英国では賃金がここ10年で最高の伸びになり、英ポンドが上昇

2018/10/18    木

米国ではFedがさらなる利上げの必要性を公表し、市場では利上げ懸念から株式市場は冷え込んだ。金融関連は値を上げたが、素材関連が値を下げた。個別銘柄では視聴者数が増加したNetfliexが5.3%、第3四半期の業績が予想を上回ったユナイテッドエアラインが6%値を上げた。欧州市場ではゴールドマンサックスが出したレポートの影響で、ルノー、プジョー、フィアットクライスラーなどが3%以上値を下げ、市場全体も値下がりした

2018/10/19    金

EU委員会がイタリアの予算に対してEUルールを無視していると警告を発したこと、ムニューシン財務長官がサウジでのカンファレンスをキャンセルしたことなどから、米国市場では、主要株価指数が1%以上値を下げた。特に、テクノロジーと一般消費財の値下がりが大きい。欧州市場でもテクノロジーセクターは2%以上値を下げ、スペインでは銀行が住宅ローンに対して印紙税を納めるよう命じられ全面安。ハイデルベルグセメントが材料費の高騰から利益予想を下方修正し8%以上値下がり。その他の建築関連銘柄も値を下げる

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2018/10/8    月

米国では労働統計が公表され失業率は3.7%と49年来の低水準にまで低下。市場では12月の利上げを含めより金利引き上げがより鮮明になったとして10年ものイールドは3.248%にまで上昇。いわゆるFAANG株も下落、Amazonも1.6%ほど値を下げ、インテルやマイクロソフトも値を下げた。TeslaはCEOがSECをTwitterで批判して7%値下がり。欧州市場でも米国の金利上昇の影響が色濃く、ドイツのDAXは1.1%、イギリスのFTSEは1.6%値を下げた。個別銘柄ではデンマークのDanske Bankがエストニア支店で米当局からマネーロンダリングの査察を受け、同株は6.2%値下がり

2018/10/9    火

中国が銀行の預金準備率を引き下げたことから、中国株式と中国元はともに軟化。米国市場でも中国に対する不安感からマイクロソフトやアドビなどテクノロジー株を中心に値を下げる。一方で、ディフェンシブな公益株、消費財、不動産などが値を上げたことから、NASDAQは値を下げ、SP500はほぼ横ばいとなった。欧州市場では、中国に対する懸念に加えて、イタリアの財政に対する不安感から、イタリア株が下落し、特に、イタリアの銀行株は3.7%も値を下げた

2018/10/10    水

IMFが米中の関税を理由として2018年と2019年の経済成長を下方修正した。素材関連は大きく値を下げ、化学会社のPPG industriesはコスト増と中国での需要減のため利益が減少すると公表し10%値を下げた。アメリカンエアラインは、燃料コスト増を理由に収益が圧迫されるたと公表し6.5%値を下げた。ただし、債券イールドが低下したためSP500 はわずかな下落で済んだ。欧州ではウェイトの大きいエネルギー関連株が堅調で、イタリアの不安が緩和されたこともあり市場は値上がり

2018/10/11    木

米国では、Fedが1年以内に複数回利上げをするとみられていることや米中の関税問題への懸念から市場は大きく値下がり。SP500とダウは3%以上、テクノロジー株中心のNASDAQは4%以上値を下げた。ハリケーンがフロリダに近づいているが、原油の需要が減ると考えられ、また、在庫が積み上がっていることから原油価格が下落し、エネルギー関連株も軟化。欧州でも米国の余波からDAXは2%以上値を下げ、中国の消費に対する懸念から、LVMHやバーバリーといった高級品メーカーの株価が大きく下落

2018/10/12    金

欧米市場では前日に引き続き、米国の金利引き上げと米中の貿易戦争に対する懸念から値下がり。米国ではNASDAQの値下がりがSP500、ダウより抑えられたのは、既にかなり下落していたため。ボラティリティ指数も2018年2月来の高水準に上昇。ハリケーンの関係で金融関係の中でも保険株が下落。原油価格の下落からエネルギー関連は最大の値下がり。欧州市場でも全セクターで値下がりとなったが、IngenicoとNatixisの合併の話などM&A関連の話題が市場のプラス材料

 

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