老後保障とは、毎月の生活費をまかなうために収入を増やすという意味です。そして、その前提は、シニア世代の家計は毎月赤字になっているということです。
そこで最初に考えておきたいのは、収入と支出の内訳を考えることです。老後保障を少なくしたいということは、毎月の赤字額を縮小したいということと同じなのです。
赤字を縮小するためには、収入を増やすか、支出を減らすか、いずれかになります。
収入は公的年金のほかに企業年金や事業所得、あるいは、給与所得などが考えられます。支出を見積もるときには租税公課(所得税・住民税や固定資産税など)、社会保険料(国民健康保険料など)も考えるようにしましょう。