3月第3週の市況

2026/3/16    月 

米国市場では、トランプ政権がロシアの原油輸出制限を一部緩和したが、ブレント原油は1バレルあたり100ドルを超え、株式市場は主要3指数はいずれも値を下げ、小型株中心のRussell2000は年初来の安値を更新した。また、第4四半期のGDP成長率は下方修正された。AdobeはCEOの退任を公表し株価が7.6%下落。Meta PlatformsはAIモデルの「Avocado」の延期を公表し、株価は3.8%下落。欧州市場でも中東の紛争の影響から株式市場は軟化。金銀銅の価格が値下がりしたことを受けて、鉱業関連は値下がり。契機に感応度のい銀行株は中東関連のウェイトが高いHSBCやStandard Charteredを中心に値下がり

2026/3/17    火  

米国市場では、AI関連の株式が値を上げ、株式市場全体も大きく値を上げた。MetaはAIインフラへの大規模投資と引き換えに少なくとも20%の人員削減を目指していると公表し株価は2.3%上昇。Nvidiaは新しいAIコンポーネントを公表し株価は1.6%上昇。台湾のFoxconnは、好調な四半期収益予想を公表し、Micron Technologyは台湾で2件目となる工場設置計画を公表し株価は3.7%上昇。欧州市場でも原油価格の値下がりを受けて株式市場はリバウンド。不動産とエネルギーが1%以上値を上げた。UniCreditが保有比率を引き上げることを公表したCommerzbankは9%株価上昇

2026/3/18    水

米国市場では、Fedが政策会合を開始したが、原油価格の上昇や労働市場が弱いことから金利は据え置かれるものとみられている。企業関連では、DeltaやAmerican Airlinesが今四半期の売り上げ予想を引き上げ、イラン関連で低迷していた株価がリバウンド。主要3指数も上昇。旅行・レジャー関連で、Norwegian Cruise Line Holdings やExpedia Groupなども株価上昇。来年に28都市でロボタクシーを運行すると発表したUberは4.2%株価上昇。金融関連ではBlackstone、Apollo Global、KKRといった運用会社株が上昇。欧州市場でも、欧米の政策会合を週後半に控え、ドイツではZEW指数が予想以上に下落したが、株式市場は値を上げた。原油価格が依然として100ドルを超える中、エネルギー関連が値を上げ、公益株も値を上げた

2026/3/19    木

米国ではFedが金利を据え置くと同時に、今年の利下げ見通しを0.25%としたことから、株式市場では主要3指数はいずれも値を下げた。テクノロジー関連は強く、AMDはSamsung Electronicsとの戦略的な提携を拡大することで合意し株価上昇。市場終了後に決算を公表するMicron ​Technologyも値を上げ、また、SanDiskも値上がり。一方、中国で2番目の性能の半導体を販売する承認を得たNvidiaは株価値下がり。創業者が会社と争っていたLululemonは取締役が退任することになり同株は値上がり。百貨店のMacy’sは関税の影響が少なく、利益も予想を超えたことから、株価上昇。欧州市場では、イランへの攻撃が原油価格を引き上げる結果になり、株式市場は軟化した。日用消費財が2.7%と大きく値を下げ、ヘルスケア関連も2%下落。最近値下がり傾向にあった銀行関連はリバウンド

2026/3/20    金

米国市場では、Fedは予想通り金利を維持したが、パウエルFRB議長のコメントでもイラン紛争に起因するインフレ懸念に言及があり投資家心理を引き下げた。Micron Technologyは四半期の業績を公表したが投資家を満足させる水準ではなく株価は3.8%下落。Nvidiaも同じく値を下げた。Teslaについては運輸当局が同社の完全自動運転システムに欠陥があると指摘し、同株は3.2%値下がり。⁠NewmontやFreeport-McMoRanといった鉱業関連は、資源価格の下落から値を下げた。欧州市場ではECBが金利を維持したが、イスラエルがイランの石油施設を攻撃した後、イランが湾岸諸国の石油施設を攻撃し、ECBはイラン紛争によるインフレへの警戒を発し、株式市場は2.4%と大きく値を下げた。イングランド銀行も金利を維持した。ウェイトの高い金融機関が値を下げたほか、金価格が下落したことから鉱業関連は4.2%値を下げた。
 

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