生命保険会社の人に、老後保障という言葉を投げかけると、年金保険という言葉がやまびこのように返ってきます。
年金保険が老後保障のための保険であることは、保険のしくみを見ればわかります。年金保険では、老後の始まりは、年金受取り開始時期として設定されます。そして、毎月不足する生活費を補てんするためのお金が毎月の年金額。受け取る期間は、あらかじめ決まった期間で設定することも、一生涯として設定することも可能です。
資金の運用については、通常の保険では、予定利率という形であらかじめ決められています。一部の保険では、運用利回りが変動するタイプのものもあります。
低金利の現在では、年金保険で自分の要望とおりの、受け取り開始時期、年金額、受取期間を設定すると、ビックリするくらい高い保険料になってしまうのが現実です。