2024/9/23 月
米国市場ではSP500とNASDAQは値を下げたが、ダウは幾分値を上げた。FeDexは四半期決算が予想以下になり、株価は15%下落。NikeはCEOが来月辞任し、後任に30年間同社に勤めるElliott Hill氏が後任になると公表し、株価は約7%上昇。業績が芳しくないインテルは、Qualcommが買収の意向を示し、インテル株は4%以上上昇。欧州市場では株価下落。デンマークの製薬会社Novo Nordiskは、肥満薬の効果が市場の予想以下であったことから、株価は5.4%下落。メルセデスベンツは通年の収益見通しを下方修正し株価は6.8%下落。そのほか、フォルクスワーゲンやForviaも、それぞれ、3.4%、8%下落。テクノロジー関連ではドイツのASMLがブローカーからの評価引き下げで株価は4.2%下落
2024/9/24 火
米国市場では、Fedの地区連銀の総裁たちが金利緩和のサイクルにコメントしたことに対するさらなる利下げへの期待感とPMI指数が8月からほぼ変わらず堅調であることが示されたことから株式市場は値を上げた。セクター別ではエネルギーが1.3%の上昇となったが、ヘルスケアは下落。Apollo Global Managementが出資を提案しているインテルは1%以上株価上昇。Teslaは4.7%株価が上昇したが、ブローカーが目標株価を引き上げたMetaは0.6%の上昇にとどまった。小型株中心のRussell2000は下落。欧州市場では、ECBがさらに金利を下げるとの見方から、株式市場は上昇。自動車や小売りが市場をけん引した。BNPパリバなどのフランスの大手銀行が値を下げたおかげで、銀行指数は1.8%の下落
2024/9/25 水
米国ではカンファレンスボード指数が予想外に下落したが、中国の景気刺激策がプラスに作用して、ダウとSP500は史上最高値を更新。素材関連株が市場をけん引。Freeport-McMoRanが7.9%、Southern Copperが7.3%など値を上げた。中国関連の米国上場株のAlibabaは7.9%、PDD Holdingsは11.8%と大きく値を上げた。メガキャップではNvidiaが値を上げたが、マイクロソフトは下落。欧州市場でも、中国の景気刺激策が好影響を与えて、高級品や自動車といった中国関連株が値を上げた。LVMHは3.2%、Richemontは4.1%の株高に
2024/9/26 木
米国市場ではここ数日史上最高値を更新する展開であったが、この日は株式市場は軟化。CEOが自社株を売却したNvidiaは2%の株高。年次のイベントで最初のスマートグラスを取り上げたMetaは0.9%株価上昇。セクター別ではエネルギーが値を下げたが、テクノロジーが上昇。シティ、JPモルガン、バンクオブアメリカなどの大手銀行株が値下がり。欧州市場では、原油価格が下落したことと、ドイツのSAPが2.4%値を下げたことなどから、市場は幾分低下。SAPは米当局から価格維持の疑いで捜査を受けている。ノルウェイのエンジニア企業のValmetはブラジルでの10億ドルの案件を受注し、株価は11.7%上昇
2024/9/27 金
米国では週間の失業者数が予想以下であったこと、半導体メーカーのMicron TechnologyがAI関連の需要が伸びたために第1四半期の売上が予想を超え、株価は15.7%の上昇となった。これらを受けてSP500は史上最高値を更新し、ダウやNASDAQも値上がり。セクター別では素材が最も値を上げた。中国の景気刺激策を背景に銅価格が上昇し、Freeport-McMoRanやArcadiumが、それぞれ、7.5%と9.9%上昇。OPECの生産が増加する予想を受けてエネルギー関連の株価は下落。欧州市場でも中国の景気刺激策を背景に、中国関連株が値を上げ、市場全体も値上がり。LVMHやHermesはともに9%値を上げた。また、米国のMicronの株価上昇に連動してテクノロジー株も上昇