2020年の米国の株式市場の騰落率を月ごとに見ると、12か月のうちプラスになったのが8か月。マイナスになったのは4か月です。
経済自体はコロナウィルスの影響で大きく落ち込んでいたのですが、米国の株式市場は年末にかけて史上最高値を更新し続けました。巣ごもり需要でIT大手のFANNGが好調だったこと、ワクチンの開発競争が期待感を持たせたこと、政府・中央銀行が景気刺激策を採ったこと等々いくつかの要因があると思いますが、少し期待感先行のような気がします。
このまま順調に企業収益が回復すれば、収益が上昇し、高い株価は肯定されることになります。逆に企業収益が回復しなければ、収益が下落し、PERが高くなり、株価の割高感が強調されることになるでしょう。