2021年9月の終わりに

2021年9月の終わりに、近代セールス社のAさんから久しぶりに電話をもらった。Aさんとは10数年来のお付き合いで、たくさんの原稿や書籍を書かせいていただいている。「久しぶりに」というのは、数年前、Aさんが体調不良になり、担当されていた雑誌の編集長を辞められたというわけがある。

ワクワクして、最寄りの私鉄の駅のバスロータリーから折り返しの電話をした。そこで、今回担当させていただいた通信講座の概要を電話で聞かせてもらった。鮮明に覚えているのは、締め切りが10月末であったこと。文字数にすれば10万字ほどの分量の冊子を1か月で仕上げるというのは、結構、無理難題の部類に入る。現在、社会福祉法人でフルタイムの勤務をしている私にとって使えるのは週末のみ。さらに、9月から始まったFP3級講座の講師業務も重なっていた。

「作成時間を短縮するためには、私一人でなく分散して執筆したほうがよいので、現在、私が仲良くしてもらっている終活・成年後見・生前整理などの専門家にも手伝ってもらってシニア向けのテキストに仕上げてはどうだろう」と私から提案した。それでも、Aさんは、すでにアイデアがあるらしく、後日、会ってAさんの意向を確認することにした。

この後