1月第1週の市況

2022/1/3    月

米国市場では薄商いの中、主要指数は幾分値を下げたが、史上最高値付近で取引を終えた。年間で、SP500は27%、NASDAQは21.4%の値上がり。消費や経済全般に関連した株式が上昇した。エネルギー、不動産、半導体関連などが大きく値を上げた。欧州市場では最終の取引日に市場はほぼ横ばいとなった

2022/1/4    火

米国市場では、Teslaが予想を超える出荷となり株価は10.4%上昇。イールドが上昇したことから銀行株指数は3.1%上昇した。原油価格が需要が回復することを見越して上昇し、そのため、エネルギー関連も2.5%上昇。FDAはファイザーとBioNTechのワクチンを12歳から15歳までに接種を認めたが、株価は下落。AT&Tとベライゾンは1月から予定されている新5Gネットワーク導入の遅延要請を拒否し、株価は、それぞれ3%と0.7%上昇。欧州市場は英国市場は休日であったが、その他の市場では株価上昇。自動車株は積極的な生産計画を背景に株価上昇。ルフトハンザはブローカーの評価引き上げで株価は8.9%上昇

2022/1/5    水

米国市場ではTeslaを含むグロース株の大型銘柄が値を下げNASDAQは値下がり。エネルギー株、金融株、産業株が値を上げたことからSP500はほぼ横ばい。フォードは電気自動車の製造量をほぼ倍増させたことを公表し株価上昇。欧州上では、銀行株指数は3.3%上昇。旅行・レジャー株指数も3.5%の上昇。英国の航空会社が値を上げ、ライアンエアー、IAGは、それぞれ、8.9%、11.3%上昇。Wizz Airは12月の需要が回復したことを公表し12.2%上昇。一方で、スティ・ホームメイア柄のJust EatTakeawayやデリバリーヒーローは値下がり

2022/1/6    木

米国ではFedの議事録が公開され、思っていた以上にFedの金利引き上げのタイミングが早いとみなされ市場は急落した。アップル、メタ・プラットフォーム、Alphabet、Amazonなどは0.5%から2.2%の下落。Salesforceはブローカーが評価を引き下げ5.4%下落。評価が引き上げられたインテルは4.1%値上がり。ADPは民間部門の労働統計を公表したが80.7万人の上昇と、予想の倍の増加となった。欧州では自動車関連が上昇し、市場は上昇。BMWは2021年史上最高の売り上げとなり株価は2.2%上昇。Qualcommがフランスのルノーに半導体を供給することを公表し、ルノーは5.3%の上昇。商品は需要回復の期待から価格が上昇し、鉱業株が値を上げた

2022/1/7    金

米国市場では金融やエネルギーが堅調であったが市場は上下動を繰り返しダウは幾分の値下がり、SP500とNASDAQは幾分の値上がりとなった。メタプラットフォームが4.1%株価を上げ、コミュニケーションサービスが上昇した。イールドは2021年4月以来の高水準となり銀行株は1.8%の値上がり。欧州市場では、Fedの金利引き上げに対するタカ派的な態度と、ドイツのインフレ上昇が緩やかになったといえ、以前ECBの目標水準を超えていることからテクノロジー株が軟化。銀行・保険は値を上げた。M&A関連dねソシエテ・ジェネラルのカーリース子会社やカルフールが株価を上げた

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12月第5週の市況

2021/12/27    月

欧米市場はクリスマスのため休場

2021/12/28    火

米国市場では、オミクロン関連でフライトのキャンセルが相次ぎ航空関連株が値を下げたが、マスターカードがイーコマースの売り上げが堅調でショッピングシーズンの個人消費が8.5%増加したと報じたことから市場は上昇。全米でフライトは800以上キャンセルされ航空指数は0.6%下落し、Norweigian Cruise Line、Royal Caribbean Cruise, Carnival Corpなども1.1%~2.3%値を下げた。Tesla,マイクロソフト、アップル、メタ・プラットフォームなどは0.9%~3.3%値上がり。欧州市場も薄商いの中、テクノロジー、ヘルスケア関連にけん引されて市場は上昇。製薬会社のRocheは、米国のFDAから14歳以下にも自宅で使えるコロナ検査キットの緊急認可を得た

2021/12/29    水

米国ではCDCがコロナによる隔離期間を10日から5日に短縮し、アップルはニューヨークの店舗を閉鎖するという動きがあったが、市場はテクノロジーとコミュニケーションサービス関連が値を下げ、全体としては幾分値を下げた。インドネシアがボーイング737MAXに対する禁止を解除しボーイング株は1.5%上昇。欧州でも、フランスがコロナ関連の規制を強化し、英国とスペインでは感染者数が増加したが、市場はヘルスケア、産業株を中心にほぼすべてのセクターで値上がり。スイスの化学会社ClariantはBASFの北米部門を買収することで合意し、Clariant、BASFともに0.3%の値上がり

2021/12/30    木

米国ではSP500が史上最高値を更新。NikeとWelgreens Boots Allianceが堅調で小売り関連が値を上げた。デルタ航空やアラスカ航空が数百のフライトをキャンセルしたことから航空関連は値下がり。エネルギーと消費サービスも値を下げたが、そのほかのセクターは値上がり。欧州市場では、Novo Nordisk, Novartis, Rocheなどの製薬関連が値を下げ、さらに、テクノロジー関連も値を下げたので、市場は全体として少し値を下げた。独仏西の市場では値を下げたが、オミクロン株への懸念の緩和から原油価格が上昇し、そのため、ロンドン市場は値上がり。ドイッチェバンクは銀行間金利の操作に関して5000万ドルの下記を課せられ株価は1.4%下落。BMWは電気自動車関連で6000名の雇用を増やす計画を公表し、株価は0.6%下落

2021/12/31    金

米国市場では、休日シーズンの薄商いの中、新規失業保険申請者数が減少したが、株価は低下。不動産などのセクターは上昇したが、11のうち7つのセクターは下落。シカゴPMIは63.1ポイントになり予想以上に上昇。Biogenは韓国のサムソン・バイオロジックスが同社の買収について否定し、Biogen株は7.1%下落。欧州市場では、オミクロン株に関する規制が2022年にかけて継続する必要がないとの認識から市場は楽観し、幾分値を上げた。独伊などの市場は休場。
 

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