10月第1週の市況

2021/9/27    月

米国市場では、Teslaが2.7%、Facebookが2%上昇し、Nikeが6.3%下落した分穴埋めをした。同社はサプライチェーンのひっ迫が年末の配送の遅延を起こす可能性を指摘し、販売予想を下方修正。中国人民銀行が取引や蓄財を禁止したために、Coinbase Globalなどの暗号資産関連は下落。欧州市場では株価下落。アディダス、Puma、JD SportsはライバルのNikeが下落したことで3%前後下落。ドイツのIfo指数はすプライチェーンのひっ迫から3ヵ月連読で下落。メルケル首相の後任を決める選挙を週末に控えドイツの株式指数DAXは0.7%下落。アストラゼネカはがん治療薬の後期テストをクリアしたと公表し株価は2%上昇

2021/9/28    火

米国市場ではSP500とNASDAQは値を下げたが、ダウは値上がり。イールドが上昇したことによりテクノロジー株が下落した一方で、金融、産業株は上昇。小型株や輸送などの経済感応度の高い株式が上昇。Amazon、マイクロソフト、alphabet、アップルは0.6%~1.7%の株価下落。耐久品の新規受注は7年ぶりの高水準になった。欧州市場でも株価は値下がり。てくおろじー株が値を下げ、銀行やエネルギー株が値上がり。総選挙が終わったドイツ市場では左翼政権の可能性が減少したことで株価上昇

2021/9/29    水

米国市場では約2%値を下げた。イエレン財務長官が2021年末までにインフレが約4%になる懸念を表明。そのためイールドが上昇。また、政府の債務限度の交渉がが影響。テクノロジー株を中心に株価は下落。カンファレンスボード指数は2月以来の低水準になり、エネルギー関連以外はすべて株価下落。マイクロソフト、Amazon、アップル、alphabetなどは2.4%ないし3.6%の下落。フォードは韓国企業との合弁で電池プラントを建設することを公表し、同株は1.1%上昇。欧州市場でも株価は2%程度下落。テクノロジー株は4.8%下落となったが、原油価格が80ドルを超えたためエネルギー株は上昇。中国では工業企業の利益成長が鈍化したことが市場に悪影響

2021/9/30    木

米国市場ではダウとSP500は反転したが、NASDAQはイールドが高いままなので下落した。パウエルFRB議長はサプライチェーンの混乱からインフレが上昇していることに不満を表明。中国当局がボーイング737MAXのテストを合格させたことからボーイング株は3.2%上昇。欧州市場では株価上昇。英国の製薬会社アストラゼネカは Caelum Biosiencesを5億ドルを上限に全面子会社化を目指すと公表し、アストラゼネカの株価は4.2%上昇。テクノロジー株は値下がり。ASML Holdingsは金融目標を引き上げたが、株価は2.6%の下落。ASM Internationalは第3四半期の受注が上昇したため株価は3.9%上昇。英国の衣料小売りのNextは6か月で4回目の通年の利益見通しの引き上げとなり3.9%株価上昇

2021/10/1    金

米国では政府支出の上限を撤廃させる法案を上下院が通過させたが市場は大きく下落した。欧州市場では、旅行・レジャー関連が下落したが、鉱業関連が上昇した。イールドは依然として高い水準でグロース株は値を下げる。サプライチェーンの悪化からH&Mは3.4%株価下落。スピリットのメーカであるDiageo Plcは消費者が高級品を購入するようになり株価が1.2%上昇。スウェーデンのクラウド関連のSinchはPathwireを買収により株価が3.1%上昇

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9月第4週の市況

2021/9/20    月

米国市場では、法人税率を21%から26.5%に引き上げる議論に対する懸念から、テクノロジー株主導で市場は軟化。一方、昨日公表された個人販売や、その前に公表された、工場稼働の統計が好調であったことから米国経済自体は堅調と見られイールドも上昇。コロナワクチンのブースター接種については議論があり、モデルナやファイザーといったワクチン製造会社の株価は下落。欧州市場でも株価下落。UBSとモルガンスタンレーが評価を引き下げたAnglo Americanが8.1%値を下げ、基礎資源関連株全体も下落。英国で海外旅行のルールが単純化され、Wizz Air,IAG,インターコンチネンタルホテルなどが2%ないし5%の上昇。ドイツのコメルツ銀行は米国のCerberusが株式の保有を検討していると報じられ株価は1.2%上昇

2021/9/21    火

米国市場では、マイクロソフト、アップル、Facebook、アマゾン、alphabet、Teslaなどが大きく下落しNASDAQやSP500は大きく値を下げた。中国の不動産大手Evergradeが経営危機になったことにより米国債の価格が上昇し、銀行株は2.9%下落。また、エネルギーなど景気に敏感なセクターも3%下落。一方、米国政府が中国、インド、英国などの欧州諸国からの旅行の規制を緩和すると公表し、多くの航空会社の株価は上昇。欧州市場でも中国関連が影響して大きく市場は下落。金属価格が下落したことにより工業株は3%下落。ドイツでは先月の生産者物価指数が予想以上に上昇したことから株式市場は2.3%下落。中国に依存している高級品関連のLVMH,Kering、Hermes、Richemontなどが1.3%ないし3.2%下落。ダイムラーはトラック部門が重要な半導体の供給が希薄になっていることを公表し株価が3.1%下落

2021/9/22    水

米国市場では方向性のない市場となりおおむね横ばいで推移した。ウォルト・ディズニーはSP500とダウで最大の下落となり4.2%の下落。アメリカン航空とJetBlue Airwaysはボストンの連邦裁判所が米国政府といくつかの州が2社に対して反トラスト法で提訴したことを明らかにし、アメリカン航空は2.8%、JetBlue Airways4.8%下落した。欧州市場では株価が上昇。旅行、メディア、鉱業、エネルギーといった株式が上昇し市場をけん引した。昨日、2か月来の低水準になったドイツ株式市場もリバウンド。ユニバーサル・ミュージックグループは新規上場により株価が35%上昇した。米国での旅行規制の緩和によりIAG、Carnival、インターコンチネンタルホテルズなどが2%ないし5%上昇

2021/9/23    木

中国のEvergradeが利払いについて債券保有者と交渉していることを公表し、市場では倒産の可能性が緩和されたとして歓迎。米国市場では、Fedが2日間の政策会合が開催されており、市場ではいつ、金融緩和を縮小するのか注目されている。FeDexは四半期利益が減少したことで株価が8%下落。欧州市場でもフランクフルト上場のEvergrade株が41%上昇。旅行・レジャー関連は続伸して2.5%上昇。ギャンブル関連のEntainはDraftkingsから買収提案を受け、5.1%株価上昇

2021/9/24    金

米国市場はFedが11月までの早い時期に債券購入を縮小させ、2022年の早い時期に利上げに踏み切ることを表明し、市場の予想とほぼ一致したので株式市場は1%以上の上昇となった。FDAは65歳以上に人についてブースター接種を行うことを承認。エネルギーが3.4%、金融が2.5%と大きく値を上げ、不動産や公益株といった債券の代替投資先は値を下げた。Salesforceは7%上昇し、アクセンチュアも2.5%の上昇。欧州市場でも株価は上昇し銀行株は2.2%の値上がりとなった。イングランド銀行はインフレにより利上げを強化することを表明し英国のFTSEは0.1%の値下がりとなった。Evergradeは香港市場で17%上昇。個別銘柄では自動車部品が堅調で、キャッシュフローの予想がよかったフランスのFaureciaが6.7%値を上げたほか、競合他社も値上がり。

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