10月第1週の市況

2016/10/3    月

ドイチェバンクへの制裁金が140億ドルから半分以下の54億ドルになりそうだと報じられ株価上昇。その他、コメルツバンクの従業員カット、RBSの訴訟、クレディスイスの経費削減、ウェルズファーゴのCEOの辞任などに対して概ね楽観的な見通しが支配し、米国市場では銀行株がけん引して市場は上昇。安全資産の国債、金は価格低下

2016/10/4    火

米国ではISM製造業指数が大きく上昇し、Fedの利上げの可能性が上昇。ただし、金融株は上昇していたので調整となった。株式市場も債券市場も軟化。英国では芽衣首相が来年のEU離脱を表明し、ポンド安。英国の超大手、グラクソスミスクライアン、ロイヤルダッチシェルなどは恩恵を被り上昇。ドイツは祝日で、EU市場は幾分上昇

2016/10/5    水

ECBが債券購入プログラムを減速させるという懸念から欧州では債券安、ユーロも安い。米国でも利上げ観測から銀行株が値上がりし、公益株、通信株が軟調。ドイチェバンクは2.7%上昇し、英国ではBreixtの影響でポンド安になり中型株を中心に上昇

2016/10/6    木

ISM指数が堅調であった米国ではFedの利上げ観測が強まり2年の債券イールドは過去1か月で最高に。欧州ではECBが債券購入のペースを減速させるとの見方から債券価格が下落。欧米市場とも公益株が軟化。米国では原油価格が上昇してエネルギー関連が上昇

2016/10/7    金

金曜日の労働統計の公表を前に、米ドルが上昇し国債が下落。原油は50ドルを超える水準にまで上昇。欧州では収益の低下からEasyjetが大きく値を下げ、ブリティッシュエアウェイズの親会社IAGやライアンエアも値下がり。Unicreditやドイッチェバンクが値上がりした銀行株は堅調

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9月第5週の市況

2016/9/26    月

サウジアラビアが来週の会合は生産調整の話ではないとコメントし原油価格が下落。米国市場ではウォールストリートジャーナルに使用時間の水増し公表が報じられたFBとドイツのGfkにiPhone7の販売が不振であるアップルが下落。市場全体も軟化。欧州市場ではドイチェバンク、サンタンデールなどが大きく値下がり

2016/9/27    火

ドイチェバンクに対してドイツメルケル首相は政府の支援を否定。同行は新株発行が必要とみられ株価は史上最安値に下落。欧米市場で銀行株が大きく軟化。サウジはOPECでの原油の減産に言及し、原油価格が上昇。債券のイールドが低下し、日本円が上昇

2016/9/28    水

米国市場ではカンファレンスボード指数が2007年以降最高になり、テクノロジーや小売関連に上昇。イランが原油の増産意向を表明し原油価格は下落。米ドルも下落して国債が値を上げた。欧州では、ドイチェバンクの制裁金が安くなるかもという期待があり同株は横ばい、市場全体としても横ばい

2016/9/29    木

OPECが8年ぶりに減産に合意し、指標であるWTI5.3%上昇。資源価格も上昇。欧州市場ではドイチェバンクのCEOが新規資金の必要性を否定しリバウンド、RBSもモーゲージ関連の補償費用が確定し上昇。米国ではエクソンやシェブロンなど原油関連が上昇し、カナダドル、ブラジルレアルなどの資源通貨も上昇

2016/9/30    金

OPECが減産に踏み切ったことで原油価格が47ドル以上に上昇。欧州市場ではエネルギー関連が上昇したが、コメルツ銀行は配当の支払いを凍結し軟化。市場全体では横ばい。米国市場上場のドイチェバンクは市場最安値まで下落。JPモルガン、ウェルズファーゴなども下落。米ドルと米国債が値を上げた

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月間騰落率

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