10月第3週の市況

2016/10/17    月 

米国の小売販売が堅調で米ドルは7か月来の高値。債券イールドも上昇。Fedのイエレン議長はスピーチをするも新たな示唆は示さなかった。JPモルガン、シティが予想以上の業績で銀行株が上昇だが、米国市場全体は横ばい。欧州では、米当局との交渉がまとまりそうなドイチェバンクとM&A関連で値を上げたイタリアの銀行がけん引して銀行株が好調

2016/10/18    火

OPECが減産を守れず、米国が増産に踏み切ったことから原油価格は50ドル割れになり、米国市場ではエネルギー関連株が軟化。ニューヨーク地区の製造業指数が悪化し米国株式は軟化。欧州では個別企業が低調で、M&A関連からイタリアの銀行株が上昇したものの、市場全体としては下落

2016/10/19    水

米国ではコアインフレ率が予想ほど上昇しなく、米ドルは4か月来の高値水準から下落。原油価格は再び50ドルを超え、米国市場ではゴールドマンサックス、Ntefliexなどの個別企業の業績により市場は上昇。欧州でも、商品・エネルギー関連を中心に値上がり

2016/10/20    木

米国の原油生産が予想外に低下し、サウジアラビアが多くの産油国がOPECの減産に同調したがっているとコメントして、原油価格は上昇。欧米市場は個別企業の動きが中心。モルガンスタンレーが予想外によい決算を公表し、欧米市場で銀行株が上昇。欧州では、カルフールやZalandoなどの小売りが好決算で堅調

2016/10/21    金

ロシア最大の石油会社が増産を表明し原油価格は下落、ECBのドラギ総裁は金融刺激策の延長が議論されていないことを明言。ユーロは下落。欧州市場では中国や中東の投資家に買い支えられたドイチェバンク、米銀等の取引が好調であったRBSやバークレーズなどが値を上げた

img7-oct2016

img6-oct2016

 

10月第2週の市況

2016/10/10    月

米国の労働統計は失業率が5.0%に上昇したが影響はほとんどなかった。ロシアがOPECとの協調を否定したために原油価格が下落。英ポンドが大きく値を下げたが英国株式は輸出株が上昇。ドイチェバンクはカタールの大口投資家が保有を維持することを表明し上昇

2016/10/11    火

プーチン大統領がOPECの減産協調に同意の意向を示し、欧米市場では原油価格が上昇し、エネルギー関連株を中心に値を上げる。英国では、ポンドの下落がインフレを誘発するとの懸念からイールド上昇。オーストリアの財務省がドイチェバンクは問題を乗り越えられると発言し値上がり

2016/10/12    水

ロシアの態度が不鮮明なため原油価格は1か月来の高値から下落。個別企業の決算ではアルコアが予想以下の業績となり下落。Fedの議事録公開を前に投資家は高金利を求めイールド上昇。欧州ではエネルギー関連が軟調であったが、LVHMが予想以上の売り上げとなり株価上昇、その他の高級品関連も上昇

2016/10/13    木

米国では前回のFOMCの議事録が公開され、Fedが利上げを緩やかに行う意向であることが確認された。米ドルが上昇し、債券イールドは4か月来の高水準。欧州ではネットワーク機器のエリクソンが業績不振で20%の大幅安。競合するCisco、Nokiaも安い。イタリアの銀行は中核資産の健全性が回復しているとして上昇

2016/10/14    金

中国の輸出が2月以降の大幅な下落となり、欧米市場で資産はリスクオフ資産に移動。国債や円が値を上げた。原油については在庫が減少したことから50ドルを超える水準にまで値上がり。欧州市場では中国の影響を受けやすい資源関連とブローカー格付けが下がった銀行が軟化

img5-oct2016

img4-oct2016