9月第1週の市況

2016/8/29    月

イエレン議長はジャクソンホールのスピーチで時期は明言しなかったが利上げに肯定的なコメント。先物価格から考えると12月利上げの公算がもっとも高く、次いで9月。2年物のイールドは大きく下落し、ドル高。SP500は値下がり。欧州市場では、金属価格のリバウンドから資源関連株が堅調。市場も上昇。

2016/8/30    火

米国では個人消費が4期連続で上昇し株価は史上最高値付近まで上昇。ドル高、OPECが価格安定に失敗すると見られている原油は安い。金曜日の米国の労働統計が9月利上げのカギを握る。欧州では英国が祝日で取引が少ない中、ガス・石油の株価が最も軟化

2016/8/31    水

アップルがEUの課税当局から145億ドルの支払いを命じられ同株は0.8%下落。市場全体では幾分軟化したが、カンファレンスボード指数はほぼ1年来の高水準であり、Fedの金利引き上げ観測から銀行株は堅調な株価水準を維持

2016/9/1    木 

米国ではADP統計が予想とおりの増加となったが、米国内の原油の在庫が予想以上に増加し原油価格が下落し、エネルギー関連が軟化。市場全体も幾分下落。欧州ではドイチェバンクとコメルツバンクの合併の話が浮上して両行ともに値を上げる。その他スペインやイタリアの銀行も堅調で市場全体も上昇

2016/9/2    金

米国ではISM製造業指数がここ6か月ではじめて低下し、国債が上昇しドルが下落。株式市場もわずかに下落。原油についてはここ20年で最高の供給があったことから価格下落。欧州では米国の利上げ期待と独の大手行の合併ニュースがある銀行セクターが引き続き堅調だが、米国で薬価高騰に対する批判がある製薬株は軟調。市場全体は横ばい

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8月第4週の市況

2016/8/22    月 

米国ではサンフランシスコ連銀ウィリアム総裁が早期利上げに沿った発言をし、株式・国債ともに低下。米国市場はバリュエーションの観点からも調整。欧州市場では国民投票を控え不良債権問題が顕在化しているイタリアの銀行が軟化

2016/8/23    火

Fedのフィッシャー副議長が、利上げの条件が整いつつあることに言及し、ドル高、商品安、国債安。日銀の黒田総裁は更なるマイナス金利に言及。欧州市場ではシンジェンタが米当局からChemChinaの買収に承認を受け上昇。資源関連は軟化したが市場は上昇

2016/8/24    水

米国では、新規住宅販売が堅調な一方、製造業PMI指数が予想外に落ち込み、Fedは早急に利上げに走らないのではという観測が台頭。SP500は史上最高値付近まで上昇し原油価格も上昇。欧州では、BHP、アングロ・アメリカンなど資源関連株と英国の住宅関連が堅調で市場は上昇

2016/8/25    木

米国では一部の製薬会社の薬価上昇について議員が反発、製薬株が値を下げ、市場全体も値下がり。原油については備蓄が上昇したことから価格下落。欧州では英国のグレンコアが業績不振で値を下げたが、イタリアのUnitCreditが資産売却の影響で2日連続で上昇。銀行株の値上がりで市場全体も堅調

2016/8/26    金

米国では前日に引き続きクリントン候補などから、急激な薬価引き上げについて非難されているMylanが値を下げた。欧米市場ともイエレン議長の金曜日のスピーチ前で小幅な値動きながらリスク資産は売却。ドイツでは8月のIFO指数が芳しくなかった

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