8月第2週の市況

2016/8/8    月 

米国市場では労働人口が25万人以上増加し失業率も4.9%を維持。予想以上に良い統計でドル高、国債が軟化。原油、銅、金などの資源価格が下落。欧州では取引量が通常の3割減となったが、ヒューゴ・ボスなどの個別企業の好決算で市場は上昇

2016/8/9    火

米国ではWTIの価格が43ドルを超え大きく上昇しエネルギー株が堅調。ただし、ヘルスケア・消費関連株が足を引っ張り市場全体としては低下。亜鉛やニッケルなどの金属価格も上昇。日本円は軟化。欧州ではバークレイズが大きく上昇し金融株を中心に市場は上昇

2016/8/10    水

イングランド銀行が国債の予定量まで国債を購入できなかったので英国債のイールド低下。ドイツではミュヘン再保険が利益を伸ばし大きく上昇。DAXも2015年以降の高値を更新。米国市場は材料に乏しく横ばい

2016/8/11    木

米国ではFedの利上げが2016年中にないのではとの観測から銀行株が軟化し、石油の在庫増から原油価格が下落、エネルギー関連が安い。日本や欧州の中央銀行が緩和策と債券購入を繰り返していることから米国債に人気が集まりイールド低下

2016/8/12    金

米国市場ではダウ、SP500、NASDAQの主要3指数がともに史上最高値を更新。生産国が価格を下支えすることで合意した原油はWTIが4%以上上昇。欧州市場も値を上げBrexitによる下落を回復

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8月第1週の市況

2016/8/1    月    

米国市場ではエクソンモービルが業績低下で値を下げるなどエネルギー関連が軟化したが、大型株のアルファベット、アマゾンが値を上げ、SP500は史上最高値を更新。欧州市場ではストレステストの公表を前に、イタリアや英国の銀行が上昇し市場全体をけん引

2016/8/2    火    

サウジが原油価格を引き下げ、原油価格が40ドルを切る状態となり、エネルギー関連が軟調。米国株式市場ではバイオ関連が堅調で、SP500は低下、NASDAQは上昇。欧州ではストレステストの結果を受けイタリアの銀行が大きく値を下げる

2016/8/3    水

米国市場では原油価格がさらに下落、自動車の販売実績も悪化して自動車株が軟化、貯蓄率は低下したが家計の購買は増加。欧州市場ではストレステストの最低ランクの12行の1つコメルツバンクをはじめ銀行株が大きく軟化。欧米市場ともに株安、政府が財政刺激策を打ち出した日本円が上昇

2016/8/4    木

米国市場では、金属価格が下落するものの、原油価格は40ドルに復帰し、エネルギー関連は上昇。ISMサービス指数は史上最高となった前月よりは低下。欧州市場ではHSBCが自社株買いを公表し値上がり、サムソンに一部を売却すると報じられたフィアット・クライスラーも上昇

2016/8/5    金

イングランド銀行が予想とおり金利を引き下げ景気刺激策を打ち出す。欧米市場に好影響、ポンドは値下がり。米国では原油価格は上昇したが金曜日の労働統計待ちで市場は横ばい。債券は値上がり。欧州ではシーメンスやAIVAなどの企業業績が好調で市場は上昇。

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