1月第3週の市況

2017/1/16    月

米国では銀行の決算が好調でバンクオブアメリカ、ウェルズファーゴなどの株価が上昇。企業物価指数が上昇し、イールドが上昇し国債は下落。NASDAQは史上最高値を更新したがダウは19900を割り込む。欧州では前日大きく値を下げたフィアットがリバウンドし、米国の銀行の好決算を受けて銀行株が堅調

2017/1/17    火

米国市場は祝日でお休み。トランプ氏が輸入車に対して関税を35%にすると発言したことから、欧州のBMWなど主要メーカーは軒並み下落。英国ではメイ首相のスピーチに注目が集まり、英ポンドはドルに対して下落。イタリアの格付けが引き下げられ、ドイツ国債は上昇したが、イタリア国債は下落

2017/1/18    水

政治的な動きが市場に影響をおよそびた1日となった。英国のメイ首相は、EUからの離脱について明言したことによりポンドは上昇。欧州市場では全体としては横ばいだったが、銀行株は上昇した銘柄と下落した銘柄が混在する市場となった。米国では、トランプ氏が薬価を攻撃ターゲットにすることを明言し製薬関連が値下がり、金融株も大きく値を下げた

2017/1/19    木

米国では、イエレン議長がFedは予想とおりの経済成長となったときには利上げすると発言し、10年国債のイールド上昇。NAFTA関連でメキシコペソ、カナダドルが下落。決算は堅調であったがゴールドマンサックス、シティなどの金融株が軟化。欧州では方向性のない市場となったがFTSEは昨日の下落からリバウンド

2017/1/20    金

トランプ政権で財務長官に就任予定のマヌーチン氏が米ドルが高すぎると発言、米ドルが下落。不動産と公益株、さらに、銀行株も下落。WTIは原油の在庫が減少したことから上昇。ユーロではインフレが上向かずECBは金利を据え置き。

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1月第2週の市況

2017/1/9    月

米国の12月の労働統計が公表され、就労人口の伸びは予想以下であったが、賃金上昇は予想以上で欧米市場は上昇。米国市場ではドル高が進み、債券は軟化。原油価格と金価格も低下。欧州市場でも米労働統計公表を境に上昇に転じた。金価格の下落から貴金属関連は軟化

2017/1/10    火

米国市場では原油生産が上昇し、イラクの輸出が増加する見通しとなったことから原油価格が下落し、エネルギー関連が軟化。武田薬品やユナイテッドヘルスケアなどが大型買収を公表。欧州ではイタリアの銀行などが軟化したがテクノロジー関連が堅調で穴埋め。英ポンドは2か月来の安値となりFTSEは史上最高値

2017/1/11    水

中国のPPIが上昇したことから資源価格が上昇。資源株のウェイトが高いFTSEは史上最高値を更新。英国では小売りも強い。米国では水曜日にトランプ氏がメディアのカンファレンスに出ると報じられ注目されるが、市場は横ばい。ヘルスケアと金融が上昇したが、不動産、エネルギーは軟調

2017/1/12    木

米国株式はトランプ氏の製薬会社批判もあり下落。トランプ発言からメキシコペソも下落。欧州でも製薬株は下落したが、英国市場は小売り関連がクリスマス関連の売り上げが堅調で上昇。FTSEは12日連続の上昇

2017/1/13    金

米国ではトランプ氏のカンファレンスに目新しい材料がなく、4半期決算に注目が移行。株とドルは下落。トランプ氏が製薬会社を批判したことから欧州の製薬会社が下落。欧州では、フィアットが米当局からディーゼルエンジン規制で告発され16%下落。BMW、ルノー、ダイムラーも2.6%以上の大幅な下落。欧州市場も株価下落。FTSEは資源株が堅調で上昇