6月第2週の市況

先週の市況はコチラ

 

2018/6/4    月

米国では公表された労働統計が予想以上によく、また、失業率も3.8%と18年ぶりの低水準にまで下落した。アップル、アルファベット、マイクロソフトといったテクノロジー株がけん引して市場は上昇。欧州ではイタリアで連立政権が樹立され、政情不安が低減したことからイタリアの銀行株を中心に値上がり。ドイツ株式もリバウンドしたが、SUVの強化と電気・ハイブリット車開発に90億ユーロを投資すると公表したフィアット・クライスラーは4.5%値を下げた

2018/6/5    火

米国市場では原油価格が下落してエネルギー銘柄が値を下げたが、テクノロジー銘柄にけん引されて市場は上昇。アップルはカンファレンスでiOS12を公表し0.8%値を上げた。マイクロソフトはGitHub Incを買収してこちらも0.9%上昇。ボーイングはフランスの部品メーカーと提携を公表し上昇。一方で、バイオ関連は値を下げた。欧州市場でも株価は上昇。ソシエテ ジェネラルとウニクレディの合併の話がFTで報じられ、ドイッチェバンクも2日連続のリバウンドとなり銀行関連が堅調

2018/6/6    水

米国市場では昨日に引き続きテクノロジー株が堅調。ISMサービス指数も堅調に伸びていることから耐久消費財関連も上昇。しかし、投資家は公益株や消費財関連に流れたためにイールドが低下し、銀行株は値を下げた。NASDAQは2日連続で史上最高値を更新。欧州では、米国のテクノロジー株にけん引されて、ASM、SAP、Infineonといったテクノロジー関連が値を上げたが、イタリアの銀行を中心に銀行株が値を下げたために市場全体としては値下がり

2018/6/7    木

米国では4月の貿易赤字が案外少なく第2四半期の成長率に寄与するとみられ、イールドは2週間来の高値。金融株を中心に値上がり。NASDAQは3日連続で史上最高値を更新。TeslaはCEOが6月末までの生産の維持を表明し9.7%値上がり。欧州ではECB幹部が経済は順調にインフレ目標に向かっているとコメントし、債券購入プログラムの終えんの可能性が高まったとして、ユーロ高、イールド高。銀行株が堅調であったが、ロレアルほかの消費関連が弱く、市場は横ばい

2018/6/8    金

米国ではトランプ大統領がG7ミーティングを前に関税で強硬な姿勢を崩さず、国債が上昇。また、いわゆるディフェンシブと呼ばれる公益、消費財、通信などの銘柄が上昇。マイクとソフト、フェイスブックなどは値を下げ、NASDAQ、SP500は値下がり、ダウは値上がりとなった。欧州では、グッチの親会社KeringやルイビトンのLVMHなどの高級財銘柄が値を下げた。ECBのチーフエコノミストが債券購入プログラムの終了についてもっと明確にすると発言しイールドが上昇し、銀行株が値を上げたが、イタリアの銀行は格下げで値下がり

 

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6月第1週の市況

前週の市況はコチラ

2018/5/28    月

ロシアとサウジアラビアが原油の減産をやめる意向を示し、原油価格が値下がり。シェブロンは3.5%、エクソンモービルは1.9%と大きく値を下げダウとSP500は値下がり。イールドの低下により銀行株も軟化。ブロードコムやインテルが堅調であったことからNASDAQは値上がり。欧州市場ではイタリアに加えてスペインの選挙で政治的リスク拡大となり、両国市場では政情のバロメータである銀行株を中心に大きく値を下げる

2018/5/29    火

米国市場と英国市場は休日のためクローズ。欧州市場では、イタリアでユーロ懐疑主義者の経済相就任が否決され、イールドが低下、銀行株上昇。スペインでも、政権不安から値が下がっていた銀行株と公益株がリバウンド

2018/5/30    水

イタリアが連立政権の樹立に失敗し欧米市場に不安が拡散。米国市場では、安全資産への回避が見られイールドが下落。その一方で、イタリアがユーロから離脱する可能性もあり、銀行株は大きく下落。JPモルガンが4.3%、モルガンスタンレーが5.8%値を下げた。欧州市場では、イタリアの政情不安はスペインとポルトガルに飛び火し、イタリア、スペイン、ポルトガルの各国では5%前後下げる銀行株が多かった。

2018/5/31    木

イタリアでは5-Stear Movementが連立に参加するとのことで政情不安が緩和される。原油価格が上昇してエネルギー関連株が上昇。また、ADPレポートも堅調であったことから米国株式はリバウンドし、小型株中心のラッセル2000は史上最高値を更新。欧州ではイタリアの銀行がリバウンドし、スペインの銀行もリバウンド

2018/6/1    金

トランプ大統領がメキシコ、カナダ、EUからの関税引き上げを公表し、米国のみならず欧州の株価も下落。米国市場では原油や金の価格が下落し、国債のイールドも下落。ドイチェバンクの米国でのオペレーションがFedの監視対象になり、同株は7.1%下落し史上最安値となった。イタリアでは親ユーロ的な政権が誕生する見込みとなり不安は解消されたが、ドイツではティッセンクルップなどの鉄鋼関連やBMWなどの自動車銘柄が多くく値を下げ、DAXは1.4%の大幅な下落になった