11月第4週の市況

2018/11/19    月

米国市場では、トランプ大統領がG20で中国との取引を成立させる意向を示し株価は上昇。ただし、Fedのクラリダ副議長は世界経済の減速と利上げに中立的な見通しを示し、米ドルとイールドが低下。個別銘柄ではNordstromの決算が不調で値を下げ、半導体のNividiaは第4四半期の予想を引き下げ値下がり。欧州では株価はわずかに下落

2018/11/20    火

米国ではウォーストリートジャーナルが、AppleがiPhoneの注文を下方修正したと報じられ同株が4%の下落。その他、FB、Aplhabet、Netfliex、AmazonのいわゆるFAANG株が5%前後の大幅な下落となり市場は、不動産と公益株を除いて全面安。NY連銀のウィリアムズ議長が利上げに積極的な見方を示したのもマイナス要因。欧州市場ではアップルの下落のほかに、ルノーのゴーン会長が逮捕されたことにより、同株が6.4%の下落となり、市場全体も値を下げた

2018/11/21    水

米国市場では原油の世界的な供給が上昇したため原油価格が下落しエネルギー関連株も軟化。iPhoneの製造報道があったアップルは続落し4.8%値を下げる。その他、Targetが第3四半期決算が不調で10%以上値を下げ、Kohl’sの通年の収益予想が予想を下回ったことから9%以上値を下げるなど小売り関連が不振。欧州関連では、予算問題で紛糾しているイタリアの銀行が値を下げたほか、ドイッチェバンクが1500億ドルの不明な取引を報じられ5%近く下落。銀行株を中心に市場は軟化

2018/11/22    木

米国ではFedが新規失業保険給付者数の増加や耐久財受注の減少などを受けて金利引き上げ政策を緩和すると報じられ、米ドルが下落。エネルギー関連は原油価格の上昇によりリバウンド。テクノロージー株もリバウンドして市場は上昇。ただし、アップルは市場終了間際になりわずかなマイナスになった。欧州市場では、好調なアップルの動きに連動してオーストリアのAMSが9%以上値を上げるなどテクノロジー株が好調。イタリア問題では副首相が予算の見直しに言及し、イタリアの銀行株は上昇。市場全体も値を上げた

2018/11/23    金

米国市場は感謝祭の休日で休場。欧州市場では、英国がEUとBrxeitについての協議を行い、アイルランド国境問題も政治的レベルで合意され、そのため英ポンドとユーロは値上がりした。欧州株式市場は、鉱業関連株が軟化して、市場全体も値下がり。米中の貿易戦争の影響で銅価格が下落して英国のGentricaは9.2%下落。スウェーデンンのたばこメーカーMatchは、EU内での製品の販売が禁じられ4.1%下落するなど個別銘柄の下落が市場の値下がりにつながった

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11月第3週の市況

2018/11/12    月

米国では原油価格がさらに下落したこと、国内需要が落ち込み4か月連続で生産者物価指数と車の販売が下落し続けている中国経済の成長の鈍化を背景にして株式市場は軟調。イランへの制裁は日本、韓国などの8か国が除外され、原油価格は下落。欧州市場でも中国の影響を受けやすい高級品ブランド、Richemontが6.4%、Swatchが5.1%、Keringが3.5%などと値を下げ、ドイツのティッセンクルップは2018年の見通しを下方修正し10%近く値下がり。市場全体も下落

2018/11/13    火

米国ではアップルとゴールドマンサックスの軟化により市場は下落。アップルはiPhoneの見通しを落としたことから5%値を下げる。その影響から、フィラデルフィア半導体指数は4.4%値下がり。ゴールドマンサックスは、マレーシアの政府系ファンドのトラブルで支払った手数料のすべての返還を求められ、同株は7.5%下落。GEは、CEOが債務削減のために資産を売却すると発言し6.9%値下がり。欧州市場では、Banca Carigeが4億ユーロの債務の資本家を公表し値下がり。米国のFDAがメンソールタバコの禁止を検討し、ブリティッシュ・アメリカン・タバコは11%値下がり

2018/11/14    水

米国ではトランプ政権の経済アドバイザーであるクドロー氏が中国とのすべてのレベルにおける対話を行っていると発言。原油価格は下落を続けておりダウとSP500はわずかに値を下げた。欧州では米中対話を好感し、また、英国とEUでBrxietの草案がまとまったことから株式市場は上昇。英ポンドも上昇

2018/11/15    木

米国市場では、民主党が下院で主導権をとると銀行に関する規制が強化されるとみられて銀行株が値下がり。個別銘柄ではアップルが2.8%の下落となったが、原油価格がリバウンドし、消費者物価指数も予想とおりの上昇となったことがプラス要因。英国ではメイ首相がEUとのBrexit草案の受け入れを勧めているが反対意見があり、英国市場は軟化。中国の小売販売の統計が芳しくなく鉱業株が軟調

2018/11/16    金

米国では、米中が月末のG20まで貿易戦争をエスカレートさせないとみて、産業株やテクノロジー株を中心にリバウンド。原油と債券は値上がり。英国ではBrxit担当相が辞任することになりメイ政権に痛手。ポンドが下落して、英国債が上昇したが、株式については輸出銘柄中心の英国のFTSEは上昇。EU地域の株価は下落

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