引き受け基準緩和型保険

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引き受け基準緩和型保険というタイプの医療保険が販売されるようになっています。通常の医療保険に加入できないような方でも加入できますというのが保険会社の訴求ポイントです。

しかし、ここでも思い出してほしいのは保険の原則です。通常の医療保険に加入してもらうと、保険会社の支払いが増えるため保険料を上げざるを得ないというのがこの保険の対象となる人です。

ですから、保険料は通常の医療保険より高額になっているのです。

現在主流となっている医療保険は、入院したら1日当たり〇円の給付金を受け取るタイプです。そして、1回の入院の支払い限度は60日が主流です。1日当たり5,000円の給付金を60日受け取るとして30万円。

引き受け基準緩和型保険の保険料を試算してみると、その保険料を貯金しておいた方がよいのではないかと考えられる場合も少なくありません

共済特有のしくみ

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共済は保険と言葉が違いますが、ほぼ同じ仕組みのものであると考えてよいでしょう。そして、一部の共済では、安い保険料(掛金)を維持するために、保障金額を年齢に応じて引き下げるというしくみが導入されています

共済の掛金は、月々1,000円程度に抑えて割安感を出す代わりに、高齢期になると保障される金額が4分の1以下になり、さらに、一定の年齢になると加入できないというしくみが導入されています。

このタイプの共済で気をつけていただきたいのは、高齢化がさらに進むと保障金額がさらに引き下げられる可能性があるということです。