ファンドの比較~その1

資産運用を行う

ファンドの比較

私たちは、最初に、「eMAXIS バランス(8 資産均等型)」を使って試 算をしたわけですが、「ほかのファンドであったらどうなっていたのだろ う?」と考えるのは普通の考えです。そこで、いくつかのファンドを比較 してみたいと思います。比較するファンドは、次の7 つのファンドです。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

三井住友・DC年金バランス50(標準型)

グローバル財産3分法ファンド(毎月決算型)

野村世界6 資産分散投信(分配コース)

SBI 資産設計オープン(資産成長型)

トレンド・アロケーション・オープン

しんきん3資産ファンド(毎月決算型)

これらのファンドには類似点があります。それは、どのファンドも、バランス型ファンドであるということ。日本の株式、外国の債券などの分類でひとまとめにして特徴がある“くくり”を資産(アセット)クラスといいます。複数の資産クラスに投資していることがバランス型ファンドの定義です。eMAXIS を含めた8 つのファンドは、いずれも、2 つ以上の資産クラスに同時に投資するバランス型ファンドであることが、共通の特徴 です。

資産運用を行う~その4

資産運用を行う

ファンドを探せ

表1.1.11 に計算した結果を示しましたが、このファンドの期待リター ンは4.1%です。私たちは、図1.16 の収支見通しを立てたとき、ファンドのリターンを5% と見積もっていました。そこで、リスクのある資産のリ ターンを4.1%と修正して、収支見通しを再計算することにしましょう。

計算の結果は、図1.19 に示すとおりです。資産残高は、それほど減少しないことがわかります。これはなぜかといえば、修正が5.0% から4.0% と小幅なものにとどまったこと、そして、資産運用をしている割合が、 全体の資産の20%にとどまっていることが原因です。いずれにしても、 eMAXISバランス(8 資産均等型)を使って、資産の一部を運用すれば、 余裕を持った生活が送れそうですね。

図1.19 支出を含めた将来の収支見通し~その7