年金保険のしくみ

生命保険会社の人に、老後保障という言葉を投げかけると、年金保険という言葉がやまびこのように返ってきます。

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年金保険が老後保障のための保険であることは、保険のしくみを見ればわかります。年金保険では、老後の始まりは、年金受取り開始時期として設定されます。そして、毎月不足する生活費を補てんするためのお金が毎月の年金額受け取る期間は、あらかじめ決まった期間で設定することも、一生涯として設定することも可能です。

資金の運用については、通常の保険では、予定利率という形であらかじめ決められています。一部の保険では、運用利回りが変動するタイプのものもあります。

低金利の現在では、年金保険で自分の要望とおりの、受け取り開始時期、年金額、受取期間を設定すると、ビックリするくらい高い保険料になってしまうのが現実です。

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必要となる資金の計算

積み立てた資金を取り崩すことをイメージしてみましょう。大切な要素が4つ出てきます。

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最初にいつから老後(資金の取り崩しを行う期間)と考えるのかということです。それから、毎月どの程度お金が不足するのかということです。お金が足りなくなるから、事前に積立っておこうというのが老後保障の考え方ですね。

そして、あと何年生きるのかということも大切です。つまり、お金が足りなくなる期間はどの程度の長さなのかということです。そして最後に、準備したお金をどの程度の利回りで運用できるかということも大切です。この中で、一番不確定要素が強いのがあと何年生きるかということ。反対に、自分でコントロールしやすいのが、老後の始まりの時期と毎月の不足金額です。

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