8月第1週の市況

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2017/7/31 月

米国では第2四半期のGDPが個人消費と設備投資にけん引されて2.6%の上昇となったが、アマゾン、スターバックスなどの大手銘柄の大幅な下落でSP500は値を下げる。ダウは史上最高値を更新。欧州ではテクノロジー株が値下がりしたほか、英国やドイツの輸出関連企業がユーロ高の影響を受けて値下がり

2017/8/1 火

中国の6月の工業指数が堅調で、WTIは50ドルを超え銅も2年来の高値を付け、鉄鉱石も上昇と資源価格が軒並み上昇する中、米国市場では株式、債券ともに下落。欧州市場では米国の食品医薬品局がタバコのニコチンを抑えることをメーカーに要求したばこ関連株が大幅に下落

2017/8/2 水

米国では、7月の自動車販売が6%程度下落し、ISM指数は予想を下回る結果になったが、ダウが史上最高値を更新。国債もドルも値上がり。欧州では、ロールスロイスが予想上回る決算となり11.6%値を上げたほか、Intertek Group,Direct Line,DSMなど個別企業の決算が好影響し市場は上昇。

2017/8/3 木

米国ではほとんどの株式が軟化したがアップルが大きく上昇しそのおかげでダウは史上最高値を更新。ユーロは依然としてドルに対して強い。欧州市場ではテクノロジー株がアップルにけん引されて上昇したが、資源関連株が軟化し、ソシエテ・ジェネラル、コメルツバンクが芳しくない決算を公表し銀行株も下落。市場全体も値を下げた

2017/8/4 金

米国では、特別検察官がロシア疑惑で大量の人を審査リストに載せていると報じられ、株式市場に負の影響を及ぼしたがダウはわずかに上昇し史上最高値を更新。明日の労働統計の公表を前に米ドルは対円で軟化。欧州ではエネルギー株が値を下げたが個別企業の決算が好調で市場全体は上昇。ただし、ドイツはシーメンスの決算が芳しくなく取り残される

 

7月第4週の市況

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2017/7/24 月

米国ではトランプ大統領に対する調査が注目を集めドルはユーロに対して2015年1月以来の大幅な安値になる。GEの通年予想が予想の下限付近となりそうということで値を下げたが、SP500、NASDAQは昨日の史上最高値からわずかに値を下げた。欧州ではユーロ高の影響で輸出関連を中心に値下がりが大きく、独仏の株式市場は2017年4月の水準に逆戻り

2017/7/25 火

米国ではアルファベットが広告収入が低調であったことから値を下げたが、銀行やテクノロジー株が堅調でNASDAQは史上最高値を更新。欧州ではPMI指数が芳しくなく、自動車関連は反トラスト法で検査が入り軒並み値を下げる。航空業界は、価格の下落からLCCを中心に値を下げた

2017/7/26 水

Googleの決算は低調であったが、キャタピラーやマクドナルドの決算が好調でSP500は史上最高値を更新。イールドが上昇したため銀行株も堅調であった。欧州市場では、ドイツの信頼感指数が予想を上回りユーロ高に。原油はサウジが生産を減少させ価格が上昇、銅価格も上昇しAntofagastaが上昇。

2017/7/27 木

Fedが予想とおり金利を据え置き、米国市場には影響を及ぼさず。金融関連株が値を下げたが、通信関連が強い。個別銘柄では、好決算となったAT&Tやボーイングが大きく値を上げ市場全体も上昇。欧州では、エネルギーや自動車関連で決算内容が好感され市場全体としても上昇

2017/7/28 金

米国の耐久財の受注は予想以上となりDOWは史上最高値を更新したが、インテルが値を上げたもののアマゾンが大きく値を下げ、下落したテクノロジー株中心のNASDAQは下落。米国市場ではボラティリティーの上昇により下落、債券も下落。米ドルは上昇。欧州では製薬会社のアストラゼネカが肺がんの薬で失敗したと報じられ15%以上の下落となった。BASFやドイチェバンクの決算も芳しくなくドイツ株式が下落