必要保障額の考え方とライフプラン分析~その4

ライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」を使った必要保障額の求め方を説明していますが、必要保障額を考えるときに必要になる事項を解説しています。

106万円の壁やひとり親に対する市町村の給付金。全部、必要保障額の計算に影響します。

保育料の平均は~地域によりずいぶん異なる

教育費はいくらかかるのか?いろいろなところに載っていますが、幼稚園からしか載っていないことありませんか?

実はこれ、行政の区分の問題です。幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省の管轄なので統計が統一されていません

幼稚園から高校までであれば、文部科学省の「子供の学習費調査を参照にすればよいでしょう。

保育園の保育料は、小売物価統計調査を見れば数値に辿りつきます。この統計では、2歳児と5歳児の保育料を掲載してくれています。5歳児になると保育料がかなり下がるのですが、注目すべきは、地域によって保育料に差があることです。

特に、安いのは東京の特別区です。各種の補助が充実していて、出費が抑えられていることがよくわかります。近隣の川崎市や横浜市と比較してもその差は歴然としています。また、グラフには載っていませんが、東京都の八王子市なども横浜や川崎と同じレベルです。

5歳児に関しては大阪市が一番安くなっていますね。