資産運用を行う~その2

資産運用を行う

ファンドを探せ

幸いなことに、多くの運用会社は、データを提供してくれています。何のデータかといえば、基準価額と収益分配金のデータです。この2つがあれば、自分で、騰落率を計算し、期待リターン(平均的な騰落率)を計算することができます。騰落率は、次のようにして計算します。

ここで、Stはt日の基準価額を、Dtはt日の収益分配金を表します。式 1.1 は、1 日の騰落率の計算ですが、対数を使っていますので、複数の日にわたる期間の収益率は簡単に求めることができます。

基準価額と収益分配金のデータから、月次の騰落率のデータを作成する と、図1.18 のような情報を作り上げることができます。

図1.18 私たちが欲しいのは連続したデータ

資産運用を行う~その1

資産運用を行う

ファンドを探せ

次の作業は、期待リターン5%を満たしてくれるファンドを探すことです。ですが、知っておきたいことは、私たちの知りたい情報は、運用会社が提供してくれる資料には載っていないということです。

図1.17 に、通常のファンドのレポートに掲載されている“騰落率”と いう情報を載せてあります。騰落率は、現時点と1 ヵ月前の比較であったり、現時点と1 年前の比較であったりします。でも、私たちが知りたい情報は、『期待リターン』です。「長期的に考えて、平均すると、どのくらい資産が増えるのだろう」という情報が欲しいのです。しかし、そのような情報は運用会社から提供されていません。

図1.17 私たちの欲しい情報は
ファンドのレポートに載っていない