投信会社の反応

Brexit(英国のEU離脱)から終末を挟みましたが、投信会社では臨時レポートを出しているところが少なくありません。

これ大切だと思います。基準価額だけだと何%下がりましたという情報になってしまいますが、少なくとも、

(1)どうして値下がりしたのか

願わくば

(2)これから先どうなりそうなのか

を、責任者(担当者より望ましい)がしっかり説明してくれると安心できます。

ざっとみたところ、これにしっかり対応してくれているのが、シュローダー・インベストメント・マネジメント、日本系では野村アセットマネジメントです。参考になると思います。

6月第4週の市況

2016/6/20 月 欧州市場では前日まで大幅に値下がりした銀行株が割安とみなされ大幅にリバウンド。米国ではiPhoneが中国当局に中国企業の特許を侵害したとして販売停止の処分を受けアップルが値下がり

2016/6/21 火 英国の国民投票でEU残留の可能性が高くなったことから欧米市場は上昇。欧州ではロイヤルバンクオブスコットランドが7%、ロイズが5.1%と英国の銀行が大きく上昇。旅行・レジャー株も好調。円、国債、金の安全資産は値下がり

2016/6/22 水 ECBのドラギ総裁はインフレの兆候があればすぐ動くと発言し、Fedのイエレン議長は議会の委員会で米国経済が安定成長に戻った中止していると発言。米国市場ではテクノロジー株を中心に上昇。欧州市場では資源株が軟化

2016/6/23 木 米国では、5月の住宅販売が好調であったが、英国の国民投票を前に市場は薄商い。欧州市場は、銀行と保険株がけん引して市場は上昇

2016/6/24 金 欧米市場では英国のEU離脱はないと判断。米国ではVEX指数が低下し、ポンドと銀行株が上昇。欧州でも銀行が強く、特に、債券イールドが低下したイタリアの銀行が恩恵を被る

※ 6月24日の市況は現地時間は6月23日(木)の市況が掲載されている

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