9月第4週の市況

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2017/9/19 火

米国では、SP500,DOW,NASDAQの3指数がともに史上最高値を更新しSP500は2500を超えた。テクノロジー株のリバウンド、イールド上昇に伴い銀行株が値を上げたことが主な要因。欧州市場では、イングランド銀行の利上げ予測からポンドが上昇し、英国株式は軟化。ユーロ圏も銀行株に引きずられて市場は軟化


2017/9/20 水

米国では、Fedが9月ではなく12月に利上げに踏み切るのかに焦点が集まり、市場ではFedの会合に先走って金融株が上昇。主要3株式指数はいずれも上昇で、DOWは6日連続史上最高値を更新。通信関連では、T-MobileとSprintの合併話が判明し、いずれも6%前後の大幅な値上がり。欧州市場でも通信株を中心に値上がり

2017/9/21 木

米国ではFedが10月からバランスシートの縮小に動き、2017年中の利上げを予定とおりに行うとの見方を示し、米ドルと銀行株が上昇。債券は下落。一方で、アップルが値を下げ、消費財セクターも軟化して、SP500はなんとか史上最高値を更新。欧州市場はFedのコメント前で市場は様子見で横ばい。

2017/9/22 金

S&Pが中国の格付けをAA-からA+に1ノッチ引き下げたが市場には影響なし。米国市場は銅や鉄鉱石の値下がりや、アップルを中心としてテクノロジー株が下げたことから市場全体も軟化。日銀が緩和策を据え置いたことから日本円は2か月来の安値を付け、米ドル、米国債はまちまち。欧州では、Fedの利上げ示唆の影響から銀行株が値を上げたほか、コメルツ銀とUnitCredit、シーメンスとアルストムとの鉄道部門の合併などの話題で市場は上昇



9月第3週の市況

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2017/9/11 月

メキシコは地震の影響でペソ・株式ともに下落。米国ではハリケーンの影響でWTIが下落。産業用金属も値を下げる。株式市場はまちまち。欧州では、ECBが理事会で緩和策の縮小が必要と合意したと報じられ銀行株が値を上げる。

2017/9/12 火

週末に北朝鮮がミサイルを発射しなかったこと、ハリケーンイルマが予想以下の被害に落ち着きそうであることから欧米市場は急上昇。米国ではSP500は史上最高値を更新し、JPモルガンやトラベラーズといった金融株が強い。新iPhoneの発表を前にアップルも上昇。欧州では、ハノーバーリー、ミューニックリーなど再保険を中心に値を上げ、サンタンデールなどの銀行株も堅調

2017/9/13 水

市場の推進力は前日と同じでおとなしくしている北朝鮮と予想ほどの被害が出なかったハリケーンイルマ。米国ではSP500、DOW、NASDAQがともに史上最高値を更新。アップルはiPhoneの新商品をお披露目し、サプライヤーともども軟化。欧州でも5週間ぶりの高値となり、保険を中心とした金融株が堅調であったのは前日と同じ構造。フォルクスワーゲンがゼロ排気車の開発に200億ユーロを投じると報じられ株価は大きく上昇

2017/9/14 木

ダウとSP500は史上最高値を更新。CPIの数値が高いことが予想されFedの利上げにつながるとの憶測から米ドルが上昇。需要の伸びた原油も値を上げる。アップルの新型iPhoneの販売予想は予想以下でアップルのサプライヤーの株価が欧米市場で軟化。また、欧州ではアップルウォッチの影響で時計が売れなくなるとして時計メーカーの株価が軟化

2017/9/15 金

米国では8月のCPIが予想以上に上昇しイールドが上がり債券は値下がり。イングランド銀行が金利を据え置いたものの、将来の緩和策の規模縮小を示唆し英ポンドは上昇。英国市場のFTSEは値を下げる。原油価格の値上がりなどもあり、欧州市場は5週間来の高値。中国では、7月の小売り、工業生産、設備投資などの経済活動が鈍化。