10月第3週の市況

先週の市況はコチラ

2017/10/16    月

米国ではハリケーンの影響でガソリン価格が上昇しCPIが8か月来の大きな上昇となった。小売りがここ2年半のうちで最も伸びたことも株式市場に好影響。株価とドルは上昇し、イールドは低下。欧州では、Bayerがモンサント買収のため資産の一部をBASFに売却し値を上げた。DAXは史上最高値を更新したが、FTSEは史上最高値を更新した昨日から軟化

2017/10/17    火 

イラクとクルドの緊張が高まり原油価格が上昇、銅価格も3か月来の高値となる。イエレンFRB議長が金利の引き上げを示唆し、金利が上昇。JPモルガン、バンクオブアメリカといった大手行が値上がり。Netflix,アップルといったテクノロジー株も上昇。スペイン株は値を下げたがドイツ株は上昇し、欧州は全体で見れば横ばい

2017/10/18    水

米国ではトランプ大統領がタカ派のスタンフォード大のジョンテイラー氏を次期FRB議長にすると予想されておりダウは一時23000を超えた。上院でオバマケアに対する折衷案が示されヘルスケア関連が上昇。IBMやジョンソン&ジョンソンが値を上げ、ゴールドマンサックスやNetflixが値を下げた。欧州では中国での需要が堅調なダノンや教育関連のピアソンなどが値を上げたが市場全体としては値下がり

2017/10/19    木

米国株式の主要3指数はそろって史上最高値を更新。IBMは5年ぶりに売上高が増加。これまで公表された第3四半期決算で80%の企業が予想を超える利益となっている。米国とドイツの債券イールドは低下。サンタンデール、BBVA、Sabadellといったスペインの銀行は株価下落

2017/10/20    金

米国市場では安全資産であるスイスフラン、日本円、金などが値上がりする一方で、市場終了前にトランプ大統領が次期FRB議長にパウエル理事を充てるとのニュースが流れSP500は史上最高値をわずかに更新。欧州では、スペインのカタルーニャ地方の独立問題が膠着し、スペイン株は下落しイールド上昇。ユニリバーやKionなどの業績が芳しくなく株式市場は下落

 

10月第2週の市況

前週の市況はコチラ

2017/10/9 月

ロシアの報道が、北朝鮮が週末にミサイルの発射を企図していると報じ、米国市場ではVIX指数が上昇。労働統計では、ハリケーンの影響で2010年以降初めて新規雇用者数が減少に転じた。ただし、時間当たりの労働単価は上昇しているので金利引き上げには追い風。イールドは2.4%程度にまで上昇。欧州では、スペインの株価は軟化したが、地区の信頼感指数は上昇し市場全体としては上昇

2017/10/10 火

米国では債券市場は祝日でお休み。株式市場は薄商いの中、テクノロジー関連が値を上げたが、それ以上にヘルスケア関連が値を下げた。米国と緊張が高まったトルコリラは値下がり。欧州ではカタロニア問題が一段落となりスペイン市場はリバウンド、ドイツも株価が上昇

2017/10/11 水

米国ではウォルマートの株価にけん引され消費関連銘柄が上昇し、SP500、ダウ、NASDAQはいずれも史上最高値を更新。為替は、トランプ政権の税制改革に対する疑問符が付いたためにドル安。カタロニア地方の独立の動きが鈍化してユーロは上昇。スペインではサンタンデールなどの銀行株が軟化して市場全体も軟調

2017/10/12 木

米国市場ではFedでの利上げ議論が先送りされていたことが判明しイールドが下落。金融関連株が下落したが、不動産、公益株、消費関連が値を上げ、SP500、ダウ、NASDAQの主要3指数はともに史上最高値を更新。個別銘柄ではウォルマートやジョンソン&ジョンソンが堅調。欧州では、カタロニア地方の独立が先送りされスペイン株は上昇。欧州市場全体では横ばい

2017/10/13 金

米国ではJPモルガンやシティがクレジットカードの負債のための引当金を積み増し軟化、AT&Tは競争激化とハリケーンの影響で視聴者が低下し値を下げる。欧州では、HSBC、BNPパリバといった大手行が値を下げる一方、経営破たんに陥ったエアベルリンの買収含みで、ルフトハンザやイージージェットが値を上げる。